2020年08月07日

コンクール結果通知来る!

 2020年度現代刀職展の審査結果通知が本日届きました!。
 おかげさまで努力賞をいただくことが出来ました。
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 今年は研磨部門の鎬造の部一本に絞ってエントリーしましたが、出品してから「地金の処理、やり直したほうが良かったかな?」、「刃取りのライン取りは拾い過ぎたのではないかな?」・・・等々、自分なりに精一杯研いだものの考えることもまた多くて入選止まりも覚悟しておりましたが、なんとか努力賞を頂けてホッとしております。
 親しくさせていただいている研師仲間の皆さんはもっと上の賞を受賞しているので私もまだまだ努力しなければとも思いますがまずは結果には素直に喜びたいと思います。

 「おっと、いけない!・・・、”人は人、自分は自分”が座右の銘ではないか・・・」
 知っている人は知っていると思いますが数年前までは競走の人生でした。
 私にとってはコンクールは人と競うものではなく自分の技術を磨くもの、勉強の為ですし謂わば試験のようなもの・・・。
 コンクールでの受賞を励みにして当工房にご依頼くださるお客様の御刀の研磨に全力で取り組みたいと思っております。

 
posted by togishi1 at 16:28| カテゴリ無し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年08月01日

盆棚

 今日から8月ですね!
 九州から関西はもう梅雨明けもしたようですね。
 それにしても今年の梅雨は本当に毎日降り続きました。
 さて昨年9月に母が亡くなりまして今年我が家は新盆を迎えます。
 今日業者の方が来て盆棚を設置してくれました。
 bondana.jpg
 なかなか良い感じです。
 13日にお寺に盆迎え、14日か15日にご住職が来てお経をあげてくれて16日に送り盆・・・。
 そして30日は一周忌法要もありスケジュールがいつもの月以上に埋まってきていますがその分今月は暑さに負けずに研磨の仕事をフル加速で頑張りたいと思います。

 
 
 
posted by togishi1 at 18:04| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年07月24日

今日は内曇砥

 7月に入ってからは猛ダッシュで研磨しております。
 2月、3月に結構たくさんご依頼をいただいておりましたので一日の作業時間を大幅に増やして頑張っています。
 今のところお知らせした納期目安ギリギリで行けそうですのでもうひと踏ん張りしたいと思っております。
 さて今日は内曇砥の作業でした。
 最初に軟らかい砥質の刃砥を引いてから非常に硬い砥質の地砥を引くわけですが今回の脇差はフクレなどもあってちょっと一筋縄ではいかない様子・・・。
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 そんなことからちょっと寝かしておいた地砥をチョイスして引いてみました。
 そしたら抜群に合ってくれて心地よい研ぎ感とともに写真のような砥汁が出てきました。
 地砥の場合、その硬い砥質から砥汁が出ないようですと地金にヒキツレを生じたり、また逆に軟らかめですとベットリしてしまい肌が起きませんので選択が微妙です。その目安の一つが砥汁ですが、こんな感じの粉っぽい黒い粒子の砥汁が出れば可としております。
 久々に寝かしておいた地砥がバッチリ合ってくれて本当に嬉しくなりブログ記事に書くことにしました。
  
 さてここ数日、新型コロナの感染拡大が顕著になってまいりました。
 本当に怖い感染症だと思います。
 この4連休も充分警戒して過ごしたいものですね。
 
posted by togishi1 at 18:15| Comment(0) | 砥石 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年07月01日

研修無事終了!

 6月25日から参加していました研磨技術等研修会、30日までの前後半合わせて6日間を無事に受講し帰宅しました。
 kenshu20-2.jpg
 そしてこれが聴講証書です 
 今年は新型コロナの影響で受講者も例年よりも少なかったのですが前半の研磨の部、後半の外装の部ともに無鑑査の講師の先生による素晴らしい研修でした。
 講師の先生方、協会の担当職員の方々に心から感謝したいと思います。
 さて当工房では今日からまた通常の業務です。
 研修期間中、1週間は通常作業をお休みいただきましたので作業時間も増やして頑張りたいと思います。
 
posted by togishi1 at 05:48| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月24日

研修会へ

 
 明日25日から30日まで研磨技術研修会に参加になります。
 前半は研磨の部、後半は鞘の部となります。
 もう15年前に特別研修生まで修了しましたので前後半ともに聴講生としての参加です。
 特別研修生を修了したからといって技術の追求と修練に終わりはないですし、まだまだ勉強しなければならないので毎年参加している次第です。
 しかし昨年は母の病状が思わしくなかったことから参加を見送りましたので2年ぶりとなりますね。
 今年は今年で新型コロナの感染拡大で研修会自体の開催も心配でしたが緊急事態宣言も解除になり研修会開催という事でホッとしました。
 そんなことから今日は朝から道具類を軽トラに積み込みました。
kenshu20.jpg
 ”忘れ物は無し!”という事であとは研修で使う御刀と着替えなどを入れたスーツケースを入れて完了です。
 実のある研修にしてきたいと思います。

 さて、ここ数日は研磨のご依頼をいただくことが集中しております(ありがとうございます!)。
 さすがに4月、5月はちょっと不安になるくらいご依頼も少なかったのですが新型コロナが落ち着いてきて県を跨いだ移動も自粛解除となったことなどもあるのでしょうか、小柄小刀パックや鏃などの小さなものから定寸の御刀まで、またいつもご贔屓くださるお客様から初めてのお客様までご依頼くださり心から感謝しております。
 
posted by togishi1 at 10:57| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月19日

ハバキの色上げ

 本格的な梅雨の季節になりましたね!。
 今日あたりは朝からずっと雨が降っていて何ともスッキリしないものですね。
 さてそんな中、ここ数日手がけていた脇差が研ぎ上がり、研磨と同時にご依頼いただいたハバキの色上げを今日行いました。
 ハバキの色上げはタンパンと緑青という薬品で煮込んで着色をする古来からの方法で行います。
 ただ単に薬品を入れた水溶液で煮るというのではなくその下準備として十分な脱脂、そして梅酢と大根おろしに漬けたりと結構手間がかかります。下の写真がそれです。
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 そして当工房既定の濃度にした薬液で煮込みます。ちなみに鍋は純銅製で内側に錫メッキしていないものです。
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 充分良い色になりましたら中和作業をして色上げ完成です!。
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 今回もなかなか良い感じで色が上がりましたね。
 ハバキ本体の製作は下地研磨の中間で行いますが、そのあと白鞘製作もあり、鞘合わせの段階で擦れることから色上げは刀身の研磨が完了して納品直前にいつも行っております。
 本日もこの色上げを終えてから梱包して無事発送することが出来ました。
 ハバキ製作は当工房でも大変重要な仕事です。そしてこれまでコンクールでも努力賞を頂いたりもしましたのでご依頼をいただいた時は意欲的に取り組んでいます。
 研磨をご用命の際は是非当工房のハバキも同時にご依頼いただけると幸いです。



 
 
posted by togishi1 at 19:04| Comment(0) | ハバキ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月04日

去年の今日は・・・

 新型コロナウィルスの感染拡大で不安な気持ちの毎日ですがあっという間に6月に入りました。
 さて今日という日、去年の今日は母が桐生厚生病院から東邦病院の緩和ケア病棟に転院した日です。
 膵臓癌は他の臓器にも転移しており、また年齢的に手術も放射線治療も抗がん剤も使えない、つまり手の施しようがないということで緩和ケア病棟のある東邦病院に転院した次第です。
 結局母はここで9月3日に亡くなるまでのちょうど3ヶ月間過ごすことになりました。
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 今日、緩和ケア病棟隣のコンビニに寄ったついでに外観写真を撮りました。
 病室はカーテンが開いているので既に他の患者さんが入っているようです。
 そういえば母が亡くなってからしばらくはこの病室の見える道路も通れなかったな・・・。
 数か月経って通れるようになってからも母の居た病室にカーテンが閉まっているとちょっと安心したりもしました。
 他の患者さんが入るということは母と最期まで過ごした空間が消えてしまうような寂しさがあったからです。
 しかしこうして実際に他の患者さんが入っていることを知るとむしろ吹っ切れて、母との記憶が蘇ってきて今この部屋に入っている患者さんとご家族を心の中で応援したい気持ちにもなりました。
 
 さて話はがらりと変わります。
 今現在刃取りという仕上げ作業を行っています。
 刃文を白く修正する仕上げの工程です。
 実はここ最近この刃取りでちょっとスランプと言いますかちょっと嫌な現象に悩まされておりました。
 かなり微妙な現象ですので人に見せても「えっ?どこの事?」って言われるくらいのものですが私は非常に悩まされましてこれまでのやり方での刃取りを躊躇してしまったり、積極的に”攻め”の仕事が出来ないでおりました。
 そこで親しくしていている研師の友人に先日LINEで相談したところ、私が知らなかった技術というか解決法を教えていただきました。
 これが見事的中!。教えてもらった通りにやりましたら問題だった現象が全く起きず実に気持ちよく刃取りが出来ました。
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 写真は”下刃”と言って刃取りのラインを決めて大まかに刃取りをした段階です。この後、刃中を均して刃縁の暈しも行います。
 
 そういえば2年前でしたが先反りの強い大薙刀の白鞘製作でちょっと困ってしまった時も鞘師の友人がいろいろ心配してくれてお父さん(お父さんも鞘師)にも聞いてくれて、そのアドバイスのおかげで無事にお客様に納品することが出来ました。
 本当に同業の友人は大切ですし助けて貰っていますね。ここに改めて感謝です。

 
posted by togishi1 at 17:14| Comment(0) | 思うこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年05月15日

車庫完成!感謝。

 3月19日から始まった当工房の車庫工事、ついに昨日の転落防止柵及び手摺り設置をもって完了しました!。
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 工事開始当初は当然ながら現状の庭先を削り取る工事ですから荒々しくもあり長年親しんだ景色がなくなっていくことに寂しさも覚えたのが正直なところでした。
 しかしながら毎日工事が入るのが当たり前になり、そして徐々に形になっていくのを見るのが次第に楽しみになってきました。
 連休前に大方のコンクリート打設が完了,そして連休直後に階段と車庫のコンクリート部に手すり及び柵の工事が行われて無事に完了しました!。
 本当に嬉しいですし、当初想像していた以上の出来栄えに感無量です。
 工事に携わって下さった皆様に心から感謝いたします。
 ありがとうございました!。
 そしてこのような工事を実現できたこと、これは現実問題として当工房に研磨ご依頼いただいたお客様のおかげでもあります。
 当工房はお客様によって大きく育てていただいている証でもありますね。本当にありがとうございます!。
 さてさて完成してしまうともう工事に入ることもないのでその点がちょっと寂しさを感じるのですが、これまで以上にお客様お一人お一人との絆を大切に頑張っていく所存です。
 ”新型コロナになんか負けずに研磨道まっしぐら!”
 そのつもりでおりますので今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

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2020年05月04日

去年の今日は・・・

 5月に入り本来ならゴールデンウィーク真っ只中のはずですが今年は新型コロナウィルスで気が重くなる毎日となってしまっております。
 もっとも、当工房では毎年、ゴールデンウィーク中もカレンダー通りに休むことはまずなく通常通り研磨の仕事をしているのですが、それにしても今年は自粛という事で家の前の車の交通量も格段に少ないですね。
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 さて先日のブログにも書きましたが工場のベランダに水道流し台を新設しましたので早速使っております。
 今現在短刀の仕上げ研ぎをやっているので艶磨りですね。
 平造り短刀で棒樋に添樋、護摩箸の彫もあるので今回は張地艶を何枚か磨り、準備をいたしました。
 今までは庭先の水道まで行って艶磨りを行っていましたがベランダに水道があるというのは本当に便利ですね。大満足です。
 さて艶を磨りながら思ったのは去年の5月4日の事・・・、母が緊急入院となった日です。
 去年のゴールデンウィークは10連休でしたが連休に入ってからの母は日毎にお腹が膨らんでしまい、
「もしかしたら腹水?」
 そう思い当番医に連絡して急遽受診、その時点で私だけ呼ばれて医師から「癌だと考えてください」と告げられ、その足で市内の桐生厚生病院に入院となりました。
 厚生病院でも緊急で検査が行われその時点で余命3ヶ月程度と言われました。
 年齢が年齢(88歳)で既に重度の糖尿病という事で通院もしていたので、なんとなくもう長くはないと感じていましたがそれでも医師からハッキリ言われるとショックでしたね。
 この去年の5月4日から母が亡くなる9月3日まで研ぎの仕事の合間に毎日朝晩二回の病院通いとなりました。
 今日は新しい水道流し台で艶を磨りながら去年のこの一日をボンヤリとですが思い出しておりました。
posted by togishi1 at 21:55| Comment(0) | 思うこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年04月28日

完成間近!

 先月19日から始まった当工房の車庫工事、昨日、地面にセメントを流し込んで現在乾燥中です。
 carport.jpg
 今回の主たる目的は庭を半分ほど削り取って車一台入るスペースを作ることでしたが同時に不均等ピッチだった階段も作り替え玄関までセメントにしました。そしてこのセメントの下には水道管を通してあり工場のベランダまで水道を引きます(30日に工事予定)。これで研ぎの仕事も益々やりやすくなります。
 さて毎日研ぎの仕事をしながら目の前の工事を見てきましたが現場の職人さんの仕事は本当に凄い!。重機を用いて元々の塀を荒々しく解体したり、余分な土砂を削ったりという荒仕事からこの写真のように墨付けした通り寸分の狂いもない平面にセメントを仕上げていく繊細な作業まで完璧にこなしていらっしゃいました。御刀に喩えたらタタラ製鉄から研磨までやってしまうという感じでしょうか・・・、本当に感心しました。
 職種は全く異なりますが職人目線で全く感服し、見習いたいと思った次第です。

 さて上記の水道の工事、階段周りの転落防止柵などが残っていますが間もなく完成です!。
 
 
posted by togishi1 at 20:51| カテゴリ無し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年04月08日

灌仏会

 ”灌仏会”、今日はお釈迦様の誕生日です!。
 日本人の多くは仏教なのに何故かお釈迦様の誕生日である灌仏会はあまり有名ではないですね。
 というか、キリストの誕生日を祝うクリスマスのほうが圧倒的という事なのかも・・・。
 そのようなわけで部屋のサイドボードに入っていた通称”お釈迦君”に登場願いました。
oshakakun.jpg
 そう、誕生仏です。
 お釈迦様はルンビニーの園で摩耶夫人の右脇下から生まれてすぐに”天上天下唯我独尊”と発したというのが有名ですね。
 右脇下から生まれたとか、生まれてすぐに”天上天下唯我独尊”云々というのは後世の作り話だとしても世界三大宗教の教祖であるお釈迦様の誕生日はもっと知られてお祝いされても良いようにも思いますが・・・。
 個人的にこの右手を挙げている姿とか、なんだか愛らしくお気に入りです。
 昨日、新型コロナの事で非常事態宣言が発表されたばかりではございますが、この”お釈迦君”に灌仏会のお祝いと一緒に一日も早い新型コロナの終息をお祈りした次第です。
posted by togishi1 at 17:58| Comment(0) | カテゴリ無し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年04月06日

桜咲く春

連日のように報道される新型コロナの感染拡大、本当にウンザリしますよね。
当工房では仕事柄殆ど外出はしないのが当たり前ですがそれでもやはり自粛と言われるとストレスは溜まりますね。
そこで”お預かり証”を投函しに近所のポストまで行ったついでに写真をパチリ・・・。
sakura.jpg
近所の新桐生駅前の桜坂です。
既に満開を過ぎ散り始めて葉も出てきておりますが花は見るだけでも春の訪れを感じることを実感しますね。
さて2月にはかなりたくさんのご依頼をいただきましたのでコロナには充分気を付けつつ少しピッチも上げて頑張ろうと思います。
posted by togishi1 at 07:32| Comment(0) | カテゴリ無し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年03月26日

今年の確定申告

 新型コロナウィルスが猛威を振るい、東京都では週末の外出自粛要請まで出ました。
 本当に怖い感染症ですね・・・。
 さて、確定申告書が出来上がってきました。
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 ん・・・?去年よりも税金が増えてしまっているではないか!!
 という事で税理士の先生に聞いたら3年前だか一昨年だかの収入が効いてしまっている模様・・・。
 必要経費もバッチリかけてきたし、書類を見るとそれももちろんきちんと計上されての申告ですから仕方ない。
 ま、新型コロナが拡大している昨今ですが病気をすることなく、健康で研磨の仕事に集中できた事、一社会人として研師として納税できることを幸せに感じて今年もより一層、仕事を頑張るしかないですね・・・。

 そして新型コロナ、早く終息することを切に願っています・・・。
posted by togishi1 at 16:45| カテゴリ無し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年03月11日

今年初の艶磨り・・・

 
 今日は予報通りポカポカの春らしい陽気で過ごしやすい一日でしたね。
 昨日短刀が研ぎ上がり発送いたしましたので今日は休務・・・、このポカポカ陽気でさて何をしたかというと今年初の艶磨りとなりました。
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 これは”地艶”と言いまして鳴滝砥という京都の天然砥石を砥石の層に沿って薄く割り、荒砥で約3mm程度まで薄く磨ったものです。
 地艶は仕上げ研磨で最も重要な工程で、地金の鍛え肌や地沸えなどの地の働きを引き出します。
 本日は”下地艶"用の比較的軟らかめの砥石を磨りました。
 さて、何故今年初かと言いますと、当工房では艶磨り作業は庭先の水道蛇口元に大きな荒砥を据えて行いますのでさすがに冬場はキツいからです。今年は暖冬なのでまだ良いですが例年冬場は水道が凍って水が出ないこともしばしばですし・・・。
 「ボチボチ艶も磨らなきゃ」と考えていた矢先にこのポカポカ陽気で絶好の艶磨り日和となりました。
 今年も例年通り秋口までは休務のたびに刃艶だったり地艶だったり、艶磨りを行う予定です。
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 あれ!?、なんだか指がヒリヒリすると思ったら今日の艶磨りで指も磨っていました!(笑)
posted by togishi1 at 21:17| Comment(0) | 砥石 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年02月29日

今月はご依頼多数…ありがとうございます!

 新型コロナの感染拡大で連日不安なニュースばかりですね。
 来週からは公立学校も休校になるようですしイベントなど催しも軒並み中止で経済への影響も懸念されています。
 ここ1,2週間が瀬戸際とか言われておりますし、なんとか早期に終息してほしいものです。
mask1.jpg
 さて今日、母の部屋の掃除をしていたらマスクの束が出てきました。
 そういえば母はよくマスクを買いだめしていたのを思い出しました。
 ちょうど今はどこに行ってもマスクが売っていないので使わせてもらいましょう・・・。

 さてさて今日で2月も終わりですが、今月は記録的な件数の研磨ご依頼をいただきました。
 毎年1,2回、何故かご依頼が集中する時があるのですが今月がそれでした。
 登録審査の関係?」保存鑑定?・・・、いえいえご依頼くださったお客様はネットオークションで初めて入手したとか、家から刀が出てきて登録も終わったので研師を探していたとか、何年かぶりにご依頼くださったリピーターのお客様だったりなど実に様々です。
 そしてここ4日間連続でお預かり証を作成してそれぞれのお客様に郵送となりました。
 ここに改めて当工房にご依頼くださったお客様にお礼申し上げます。ありがとうございました!。
 ちょっとピッチを上げて頑張って研磨していきますので3月からもどうぞよろしくお願い申し上げます。

 
posted by togishi1 at 21:52| Comment(0) | 思うこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年02月15日

今日の勉強会

 
 今日は月例の勉強会の日でした。
 参加されたのはWさん、Yさん、KTさん、Fさん、Tさん、SSさんと体験参加のIさんでした。
 まずはWさん、前回に引き続き刃取りです。現在は一番難しい切先周りの刃取りをじっくり行いました。
 かなり要領も掴んでこられたようで黙々と作業をしながらも順調な様子がうかがわれました。
 残る課題としては刃取りの輪郭の定め方をさらに煮詰めて美しいライン取りを研究されると良いと思われます。
 
 Yさんは内曇地砥まで行った状態でご持参されました。
 今のところまだ地砥の引き方に研究の余地ありで、ヒケが付いてしまったり、そのヒケが斜めに走っていたりしておりました。
 これは砥石が効いていない証拠でもありますので使用された地砥を拝見させていただき、ヒケが付く原因とその見方、砥石の直し方をご説明させていただきました。また地砥の次の工程である仕上げ研磨のやり方もダイジェスト的にご説明させていただきました。
 あとはとにかく練習あるのみ!頑張って欲しいですね。

 KTさんは内曇地砥でヒッキレが入ってしまったとの事で名倉に戻してから拭いまで研ぎ進めてこられました。
 Yさん同様に使用した地砥をご持参されてそのヒッキレの原因がどこにあるか参加者一同で意見交換などを行いました。
 肌が良く出ているなかなか良い地金の脇差ですので次は刃取りまで進めてご持参いただければと思います。
 
 Fさんは備水砥相当の砥工程を引き続き行ってご持参されました。
 鎬地に無駄肉が付き縞模様状になってしまうのはかなり改善されたご様子で良かったです。
 ただ鎬地の無駄肉は取れたものの砥当たりが一定せず地ムラになってしまっているのでもう一歩踏み込んで鎬地の研磨をされれば鎬筋もしっかり立ってくると思われます。頑張って欲しいですね。

 Tさんは以前にコンクールに出品した御刀を拭い、そして刃取りまで研ぎ直してご持参されました。
 以前にかなり悩まれたヒケはほとんど解消され、拭いを差しても地金が良い感じで青黒くなっておりました。
 後はやはり刃取りが課題ですね・・・。
 それと横手上の”ハチマキ”が残ってしまう事など・・・。
 それらについて対処法などをお話しさせていただきました。
 なかなか難しい課題ですので私を含めて参加者一同学ばせていただきました。

 SSさんはこれから練習を始めるという薄錆身の脇差をご持参されました。
 最初に研ぎ始めるにはなかなか手強そうな脇差ですが頑張って本来の輝きを取り戻してほしいですね。

 本日体験参加だったIさんは実は御刀の研磨ご依頼のご相談でお越しになられました。
 日本刀の研磨にもご興味をお持ちとの事で今日は神奈川県からいらっしゃいました。
 短い時間でしたが大変熱心に耳を傾けて下さり心よりお礼申し上げます。

 さて次回は3月21日に開催いたします。
 当工房研磨勉強会では研磨を通して日本刀を一緒に学びたい方を随時募集しております。
 ご興味のある方はお気軽にお問い合わせくださいませ。

 
 
posted by togishi1 at 20:15| Comment(0) | 勉強会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年02月09日

高い!

 連日、テレビでは新型コロナウィルス肺炎のことでもちきりですね。
 そして日ごとに感染者が増えています。
 それに伴って本当にマスクが店頭から消えました。
 Amazonで買うことが出来ましたが通常の3倍の価格・・・、本当に高いです!。
 それがこのマスクです。👇

 mask.jpg
 
 テレビで報道されていることがテレビの中だけの話ではなく実際に身近な問題であることを思い知らされますね。
 さて話は変わりここ数日は新規の研磨の御依頼が集中しております。
 登録審査日の関係なのでしょうか?不思議と集中するときは集中しますね。
 しかし全くお問い合わせのメールも来ない時もたまにありますからお仕事を頂けるのは本当に感謝です!。
 届いたこのマスクで完全防備、健康に留意して御依頼いただいた研磨の仕事を確実にこなさねば!。
 
 それにしてもテレビで専門家の先生が言うにはまだまだ序章に過ぎず、本格的なピークは4月から5月頃なんだとか・・・、皆様も充分お気をつけてくださいませ。
posted by togishi1 at 20:02| Comment(0) | 思うこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年01月22日

力がある砥石

 2020年になってから最初の大仕事となった滋賀県のお客様からご依頼いただいた御刀も本日下地研磨の大詰め、内曇砥まで来ました!。
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 ご覧のように平地いっぱいに鎬地まで達するほどに広がる飛び焼きがあります。(内曇刃砥まで終えた状態)
 焼き自体は決して硬くはなくむしろ軟らかく粘りのある刃味で実際に非常に鋭い刃となりました。
 ただこれだけ焼きの面積がありますとさすがに砥石の効きは遅いので当工房所有の中でもトップクラスに位置する”力がある”内曇刃砥の出番となりました。
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 ”力がある”とは”研磨力”のことですが今回使ったこの3丁は特に抜群の研磨力がある刃砥であります。
 どの御刀を研いでもサクサクとした好感触、しかしながら巣板砥のような荒さはなく羽二重のようなきめの細かい砥目になりますので今回のような皆焼には最適と言えるでしょう。
 普通の研磨力程度の砥石ですと無理に効かせようとするあまり地金にヒキツレを起こさせて裂けてしまったり刃の谷や飛び焼きと飛び焼きの間の地部を凹ませてしまったりしますが研磨力のある刃砥なら見る見る間に滑らかでしっとりした潤いも出てまいります。
 今回の皆焼のような御刀にも柔軟に対応するために、そして大切なお客様の為に今ある”力がある砥石”は大切に、そして今年も良い砥石を求めていかねばと今日の作業をしながら感じました。
posted by togishi1 at 17:50| Comment(0) | 砥石 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年01月18日

今日の勉強会

 今日は月例の勉強会でした。

 一番乗りはWさん、会場の掃除なども手伝ってくれました。
 今現在、刃取り作業を進めていますがなかなか思うように刃を拾えないとの事でしたが本日の作業で少し感触をつかみ光が見えてきたとの事、その調子でじっくり取り組んで欲しいですね。

 石川県から5時間かけてご参加のYさん、前回同様内曇砥による研磨を練習中です。
 引き方がまだ不完全な点もあってヒケが入ってしまったり、地砥での研ぎムラがモヤモヤと出てしまったりと課題はありますが非常に熱心に取り組んでいる姿勢に参加者一同感心していました。
 きっとそう遠くない将来、まずは一振り研ぎ上げることが出来ると思いますので頑張って欲しいです。

 Fさんは引き続き備水砥による研磨です。
 平肉に関してはかなり整ってきましたが鎬地を真っ平らに研ぐにはもう少し研究の余地がありそうです。
 砥石の面直しの方法も含めて実際に私の研ぎ方をご覧いただきました。
 
 SSさんは本日は聴講のみでしたが他の参加者との意見交換も熱心で、ご質問などもいただきました。
 次回も是非ご参加いただければと思います。
 
 現在、当工房のすぐ近所に野鍛冶の仕事場を準備中なのはSさんで、今日もそのご報告で飛び入り参加してくださいました。
 研修医としての顔を持つSさんは野鍛冶になる夢の実現に向けて着々と歩み始めているようで嬉しい限りですね。

 今回のテーマはヒケと備水砥ですからそれぞれYさん、Fさんのところでもお話ししましたがヒケについては地艶、刃艶での原因と対策法も意見交換ができました。
 備水砥に関しては整形という事も含めてその根本にある鑑識についてお話しさせていただきました。
 その他としては点錆の除去法にも触れて大変内容の濃い勉強会となりました。

 次回は2月15日(土)に開催いたします。
 当工房勉強会では随時一緒に学べる参加者を募集しております。
 日本刀の鑑定と研磨ご興味のある方は是非お気軽にお問い合わせくださいませ。

 
posted by togishi1 at 16:06| Comment(0) | 勉強会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年12月31日

2019年を振り返り・・・

 早いもので2019年も大晦日になりました。
 当工房での研磨作業は昨日で仕事納めとさせていただき、本日は1年間お世話になった研ぎ船や桶、踏まえ木、砥台などを洗ったりと、掃除や整理をしました。nenmatsu2019.jpg
 それにしても今年は自分なりに大変な一年でした。
 なんと言っても母が亡くなったことが大きかったです。
 5月の連休中に緊急入院してその後緩和ケア病棟に転院・・・、日ごとに衰弱していく姿を目の当たりにしながらもとにかく看病で無我夢中でしたから悲しみを感じることなく慌ただしく49日の法要まで駆け抜けたという感じですね。
 仕事面では例年通り全国のお客様からご依頼いただき、またご依頼件数も年々増えておりますので順調そのものでした。
 ただ、お客様の中で4月には、研ぎ上がってからお金がなかったのか逆切れしてきた人、11月にはお金がないから支払いを1か月待って欲しいという人(結局自己破産債務者でした)がいたりもして、いろいろな意味で勉強させていただきました。
 お客様と言えば丁度母が亡くなった時に着手していた御刀のお客様ですがご霊前にと、お花を送ってくださいました。本当に今でも感謝しています。
 11月からは勉強会も再開できましたし新しい仲間も迎える事ができました。
 総じて例年以上にアップダウンの激しい一年でした。
 さて、ある占いによると私の場合、今年までは大殺界でしたが来年からは運気も上がっていくとの事、あまり占いは信じないほうですが良い占いなら信じますかね。
 皆様にとりましても2020年が良い年となりますように・・・。
posted by togishi1 at 12:08| カテゴリ無し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする