2017年06月17日

本日の勉強会

 本日は月例の勉強会でした。
 参加者はWさん、Iさん、そして久々の参加となるSさんとIMさんでした。
 まずいつも通り一番乗りはWさんでした。
 Wさんは本日の勉強会テーマである棟の研磨にチャレンジしました。
 今までも小刀や短刀の研磨はしてきましたが本格的な脇差の、そして棟の研磨というと初めてでもありやや戸惑っていましたが持ち前のチャレンジ精神で臨んでいらっしゃいました。
 棟は狭い面積ですし角度もありますから正確に当てていくというのは慣れないとかなり難しいのは確かです。
 棟の高さなども鑑定の要素にもなりますからとにかく練習して正確に研げるように頑張って欲しいですね。
 Iさんは製作された脇差用の白鞘2本と前回錆身でお持ちいただいた研磨用の脇差をご持参されました。
 白鞘に関しては専用の道具をお持ちでないことと鞘に関する基礎的な理解が少ない中、頑張って作ってきましたが後述する鞘師のIMさんからのアドバイスなども受けて熱心に学ばれておりました。
 研磨練習用の脇差は今回は荒錆を大村砥で落として刃紋が見える状態にまでしてご持参されました。
 とりあえずはしっかり刃紋があったので一安心、これから刃毀れも除去しながら完全に錆も落として整形に入る予定です。研磨も白鞘作りもまずは十分な知識と道具の準備が必要ですのでじっくりと取り組まれることをお勧めしました。
 久々の御参加はSさんです。
 現在も医大生として勉学の傍ら野鍛冶修行と多忙の中、本日はご参加くださいました。
 Sさんがお話くださる鍛冶修行での様々なお話は本当に興味深く、分野を超えても職人として改めて気付かされることや学ばせていただくことがあります。医師免許の国家試験に向けての学業もラストスパートだそうですがそちらも是非頑張っていただき、また息抜きついでに勉強会にもご参加いただければと思います。
 IMさんは元々は警察官でその当時からのお付き合いですからかれこれ15年くらいになるでしょうか。
 以前も数回、勉強会にもご参加くださったことがあります。
 現在は鞘師としてご活躍中でコンクールなどにも出品されています。
 本日は製作された白鞘完成品と掻き入れの参考品として貼り合わせ前の白鞘などを数点ご持参下さいました。
 上記Iさんへのアドバイスもして頂き、また私自身も研磨と同時に白鞘も製作することから学ばせていただきました。今後もご都合の許す限り、また勉強会にご参加いただけるようお願いもさせていただきました。

 本日はメンバーも内容も通常とは趣を変えて新鮮な感じの勉強会でした。
 次回は本日ご都合でご参加できなかった常連メンバーさんも加えてまた有意義で楽しい刀剣談義に花を咲かせたいと思います。
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2017年06月12日

砥石の買い出しと寺社巡り

 今年も毎年恒例となりました内曇砥の買い出しに行ってまいりました。
 ishiharatoishi.JPG
 京都は嵯峨樒原にある石原砥石工業さんです。
 この門構えをくぐるとこれまた大きく立派な歴史を感じさせるお屋敷があり、その奥に内曇砥の工場と事務所があります。
 さて今回は買う砥石は刃砥に限定にして価格はともかく、予め決めておきました砥質の条件に適合するものだけを求める事にしておりました。
 そして買ってきたのが下の写真の砥石です。
uchigumorito2017.jpg
 内曇砥は研師が蒲鉾型に丸めることから表面はノミでハツったままの状態で売られています。
 ですので見ただけではわかりませんが、水を付けさせてもらって筋の有無や色合い、硬さなどを確認して条件に合いそうな砥石を選びました。
 もっとも、最終的には実際に購入して自分なりの砥面に整えた上で使用してみないとわからない点もありますから、それが天然砥石の難しいところですね。
 また私の場合は刃砥は刃砥でも通常の刃砥よりも硬めの砥質が好みですがなかなか巡り合えないものです。
 今回の砥石、撮影前にもう一度水洗いもしながら細かい点も確認しましたが見た目的には合格なんですがね…。今から楽しみではあります。

 さて例年ですと宿泊地である奈良に直行が多いのですが最近、夫婦で寺社を参拝して御朱印をいただくことに凝っておりまして久々に金閣寺と銀閣寺に参拝してから奈良に移動しました。
 奈良のホテルにチェックインしてすぐにこれまた東大寺に行き大仏様に一年ぶりに参拝し御朱印をいただきました。
 翌日はチェックアウト前に春日大社、チェックアウト後は今年は唐招提寺に行きました。
toushoudaiji.JPG
 この写真は唐招提寺の境内です。
 唐招提寺は何度も来日に失敗し、失明しながらも苦難の末にやっと日本に来て仏教の普及に努めた唐の帰化僧、鑑真和上のお寺で結構有名ですが観光客でゴミゴミもしていないのでゆったりと参拝できて本当に良かったです!。
 毎年ながら1泊2日の内曇砥買い出し旅行ですが砥石を買う以外にも寺社巡りが結構楽しみになっています。清水寺、平安神宮は以前一度行きましたがまた行ってみたいですし、まだ行ったことがない有名なお寺や神社がまだまだあります。あっ、日本刀の大和伝にゆかりの当麻寺にも是非行ってみたいですね。
posted by togishi1 at 20:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 砥石 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月05日

お電話でのお問い合わせの件で・・・

 今年も早いものでもう6月に突入しましたね。
 当工房ではパソコンを立ち上げての事務は午前8時から住居のほうで行っておりますが研磨作業は早朝4時半から行っております。
 病院勤務の妻(看護師)との時間のやりくりからして、この4時半に工場入りしての研磨は結構リズムが合っている気がします。
 さて、今日はここのところ増えておりますお電話でのお問い合わせに関してお願いがてら書かせていただくことにしました。
 ホームページのほうにも書かせていただきましたが当工房では基本的に通常のお問い合わせはメールもしくはお問い合わせフォームからお願いしております。
 これには理由がありまして、まずは仕上げ研磨の微妙な工程では電話機を持つ時間さえない工程があります(これは研師の方なら御理解いただけると思います)。また当工房では白鞘製作も行っておりますので素早くこなさなければならないソクイ(ご飯粒を練って作る糊)による接着もあり、ハバキ製作では完全に両手がふさがるロウ付け作業もあります。
 このような作業中には作業最優先ですのでまず電話には出られません。
 次に当工房では御客様の大切な御刀を決して安いとは言えない研磨諸工作料金で承ることから安易な口約束による誤解やトラブルは絶対にあってはならない事をモットーとしておりますので当工房、御客様双方にしっかり記録として残る電子メール文書による連絡を重視しております。
 電子メール文書は法的にも有効な証拠にもなりますので万が一の場合にも最初に取り交わした料金や契約事項に関しても確認できます。
 以上のことから今後はお電話によるお問い合わせはご遠慮いただき、真剣に研磨をご検討の御客様におかれましてはメールもしくはお問い合わせフォームからお願いいたします。
 通常は当日中に御返信しておりますので今のところメールもしくはお問い合わせフォームからお問い合わせくださった真面目な御客様に関しては100%御成約いただけております。

 話は逸れますがつい先日、工房の電話が鳴り出ますと、
「日本刀の研磨を頼みたいんだけどサ、長距離電話しているからコールバックしてくんない?電話番号は090・・・」
 そこまで言ったところでこちらが
「すいません、匿名でのお電話によるお問い合わせは受けられませんし、コールバックもしません」
て申し上げたら、
「偉そうに言うな!バカ!」
 と電話が切れました。
 こういう非常識な事がありますので電話番号の公開もちょっと考えてしまったのですが、法律的(特定商取引)にはやはり公開しなければなりませんし、もう少し様子を見てから判断させていただく予定です。
 なお、研磨御依頼いただいた御客様には緊急連絡用として私の携帯電話番号をお知らせしておりますので必要に応じてお電話いただいて構いません。上記のように手が放せなくて出られない場合はすぐにかけ直します(まさにコールバック…笑)。

 今現在、お預かりしている御刀の御客様は皆様真面目な方で当工房とも良いお付き合いをさせていただけておりここに改めて感謝申し上げます。
 今後も当工房の趣旨を御理解いただける御客様からのたくさんのご依頼を心からお願いする次第です。

 
 
posted by togishi1 at 18:02| Comment(0) | TrackBack(0) | お知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月13日

今日の勉強会

 今日は月例の勉強会でした。
 参加されたのはMさん、Tさん、Wさん、Iさんの4名でした。
 いつも通り朝一番で来て会場の清掃、準備から手伝ってくれたのはWさんでした。
 現在も脇差の樋の研磨をじっくり行っています。また樋用の磨き棒自体の磨きも色々試されたりして研究されています。
「樋の研ぎが大好き!”樋研ぎ3年”どころか”樋研ぎ10年”でもやっていたい!」とはご本人の弁・・・。
 いやいやその調子で今後は平地や切先も研ぎながら日本刀の知識と研磨技術の向上を目指して欲しいです。

 Tさんは前回同様に現代刀と古刀、そして本日のテーマである”研磨計画の立て方”の参考刀として未着手の平造り脇差をご持参されました。
 現代刀は刃取りでのライン取りや刃中の働きの現し方にかなり御苦心されたようでした。
 沸出来で相州伝を狙った現代刀ですから地刃ともに硬く砥石の効きも遅いので大変かもしれませんが私なりの研磨ペースの配分や研磨の要領をお伝えしました。古刀に関しては糸直刃で刃取りが思うようにいかないという事でしたのでやはり糸直刃用の刃取艶の作り方をお伝えし御理解いただきました。また古刀特有のしっとりした落ち着いた肌合いについてもお話させていただきました。研磨計画の立て方の参考刀としてご持参いただいた平造脇差は既に研ぎ減りが進んでいて棟には荒錆が発生していたり、平地には深い擦れ傷が入っていたりもしてそれらを吟味しながらどのような手順で研磨を進めていくかについて参加者で意見交換することが出来ました。まさに参考刀という意味で最適な御品でした。
 
 Mさんは体調もだいぶ回復されて研ぎのほうも進めていらっしゃるようで本当に良かったです。
 本日は差込拭いを差した状態の御刀をご持参されました。
 差し込みが非常に上手く成功した個所とそうではない個所とあり、今後はこのムラが課題となりそうですが原因と思われる事項を参加者で確認することも出来、差し込み仕上げを研究していく良い機会ともなりました。なお差し込み研磨に関しては今後も勉強会のテーマとして取り上げていきたいと考えております。

 Iさんは今回は元服刀と思われる小太刀をご持参されました。やはり未着手で現状は赤錆が噴き出している状態で上記Tさんの脇差同様に研磨計画の立て方の参考品として恰好の材料となる御品でした。仕上げるまでには大変御苦労も付きまとうかもしれませんが頑張って美しく仕上げていただければと思います。

 今回も少人数ながら和気藹々で内容の濃い勉強会になりました。参加者の皆さんには御礼申し上げます。
 美しい日本刀を共に学ぶことが出来る仲間がいるという事は本当に素晴らしいですし喜びでもあります。
 当工房勉強会では新しい仲間も常時募集しておりますのでご興味のある方はどうぞお気軽にお問い合わせくださいませ。次回は6月17日開催です。
 
 
posted by togishi1 at 20:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 勉強会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月11日

イボタ

 注文していた”イボタ”が届きました!
ibota.JPG
 イボタは日本刀の研磨では主に仕上げ研磨で用いるもので、具体的には鎬地と棟を磨棒で擦って金属光沢を付ける際に、磨き棒の滑りを良くする為に使います。
 ibota2.JPG
 一般的には写真左のように10グラムほどに小分けされて小売りされているものを右のように晒で包んでタンポ状にして打粉のように刀身に打って用います。
 では、イボタとは何かと言いますと”イボタの木”に寄生するカイガラムシが分泌する蝋分で、工業的にはこれを精製して蝋燭の原料にしたり、ふすまや箪笥抽斗の滑り剤に用います。
 当工房では上記のように御刀の鎬地や棟の磨きの際に使うほかに白鞘の艶出しや目釘作製にも使いますから欠かせないアイテムでもあります。
 この一袋で500グラム入りです。小分けされたものを購入するよりもはるかに格安ですから当工房のようにイボタを多用する仕事には助かりますね。
 日本刀研磨には砥石以外にもこんな脇役的な道具も使う事、今回のイボタ購入を機にちょっとご紹介の為に載せてみました。
posted by togishi1 at 17:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 道具 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月05日

子供の日、鯉のぼり

 今日は5月5日の子供の日ですね!子供の日といえばすぐ思い浮かぶのは”鯉のぼり”ではないでしょうか。
 koinobori.JPG
 でもここ数年、鯉のぼりが泳いでいる子供の日ってあまりない事に気付きました。というか気になっていました。まるで鯉のぼり禁止条例でも施行されたかのようです。
 私が子供の頃は一か月前からあちらこちらで鯉のぼりが春の大空に泳ぎ出していましたし私個人的に鯉のぼりにはとても思い出というか子供の頃の大きな記憶があります。
 小学4年生の頃、日本刀に興味を持つ直前くらいですが鯉のぼりが大好きでした。
 私の生家の裏が”新○金○”という工場の若社長の住まいでその御宅にも当時小学低学年の子供が居たこともあり子供の日が近づくとそれは大きな鯉のぼりを上げ、それを間近で見ることが出来ました。
 子供ながらに「あんな鯉のぼり欲しいな」と毎日眺めたりたまには鯉のぼりの上げ下ろしを見たりしました。
 ”欲しいなら自分で作ろう!」と母親に要らない晒生地を貰い、油性マジックで書いてから手縫いで縫って、鯉のぼりの口も針金を入れられるようにして可愛いサイズの鯉のぼりをたくさん作りました。
 当時から凝り性でしたから、
”吹き流しは一番上で一番長くなくてはいけない”、
”鯉のぼりは上から黒、赤、青、赤、緑、の順”、
などのこだわりから始まり、最初は洗濯バサミでロープに挟んでいましたが缶詰の蓋を四角く切って本式のロープ固定金具を自作したり、最後はポールの先の風車も自作を試みました。
 それ以外にも色々こだわりがありまして思い出していたらキリがないのですが、そんな子供の日の思い出の鯉のぼりが今、街から消えつつあるんですね。
 写真はやっと見つけた桐生市内のとある保育園の鯉のぼりです。
 この写真が撮れなければこの記事も諦めるところでした。
 kogatanaginhabaki.JPG
 さて子供の日という事で無理やりこじつけになるかもですが今日は小刀の銀ハバキ製作を行いました。
 通常の長い御刀のハバキからみたら”子供”みたいに可愛らしいサイズのハバキです。
 小柄小刀は本来が小柄に差し込み、脇差や短刀外装鞘の差し裏小柄櫃に入れておくものでハバキというものは付かないのですが小刀も長い御刀同様にハバキ、そして白鞘を作って大切に保管していきたいという方が非常に増えてまいりました。ご希望があっても重ねが薄すぎたりして物理的に製作できない場合もありますが御客様のご要望にはできる限りお応えしたいので当工房でもいろいろ研究しております。
 この小柄小刀は残りのゴールデンウィークも明日からラストスパートで白鞘製作、下地研磨完了の予定でいきたいと思っています。
posted by togishi1 at 18:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 思うこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月01日

5月になり・・・忙しい一日

 今日から5月ですね!
 研ぎ場の曇りガラス越しに入ってくる日差しも冬のそれとは明らかに異なり早くも初夏を感じるほどです。
 さて世間ではゴールデンウィークですが当工房は休日は無関係で頑張ってます。
 kogatana-shirasaya1.JPG
 今は神奈川のお客様からお預かりしております小柄小刀4本の内、研磨パック御依頼の2本に着手しており本日は白鞘外面の仕上げまで行い完了しました。
 また午前中は勉強会メンバーのWさんが習いに来たり,地元の師匠が立ち寄ったり、午後はかねてから約束しておりました御客様の来訪などでなかなかに賑やかな一日でした。
 あっ、そうそう新しい御客様から短刀が届いたりもして先ほど正式に御依頼をいただきました。ありがとうございます!
 ついこないだ年末に新しい研ぎ舟製作して新年を迎えたかと思えばあっという間に4月の新年度、そしてたくさん御依頼をいただいたその4月も終わり今日から5月・・・。月日の流れが早いです。
 でも今日みたいに好きな御刀の事、研磨のことで来客があったり、仕事に追われるのは本当に幸せなことだと今つくづく思いこのブログを書いています。
 この調子で今月も頑張っていこうと思います。

 
posted by togishi1 at 22:25| 思うこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月18日

中山赤ピン

 ついこないだまでは朝、工房に入って真っ先にストーブに点火するのが当たり前でしたが今日は初夏を思わせるほどの陽気で気温がぐんぐん上がり汗ばむほどになりました。 
 ボチボチ、エアコンのフィルターも掃除しないとな・・・、と考えました。
 さて今日も砥石の紹介です。
nakayama2.JPG
nakayama1.JPG
 これは”中山”の赤ピンという砥石で当工房では仕上げの”下地艶”工程で使う事が多いです。
 中山というのは京都の仕上げ砥石が産出される坑道の名称で赤ピンというのはその行動から産出される砥石の種類と言いますかその色合いが赤っぽい事からそう呼ばれているようです。
 当工房で使用しているこの赤ピン、粒度は非常に細かいものの研磨力は抜群で目詰まりすることも少なく、本当に良い仕事をしてくれるので助かっています。
 当工房では”下○○”と言われる工程、例えば下地研磨、下刃艶、下ナルメ、下磨き…等々、が本当に大切であると考えております。当然下地艶と言われる工程が地金の処理では非常に重要な位置を占めていると信じておりますので研磨力が抜群で肌の調整も思い通りにできるこの赤ピンを十二分にかけた上で”上地艶”に移行します。上地艶については後日お話しするとして、今現在着手している御刀の下地艶でもこの赤ピンが大活躍してくれました。
 中山の赤ピンだったら下地艶にすべて良いのか?・・・。私の場合はこのプラケースに入っている分しかまだ試していないのでわかりませんが、コッパだけならまだ他にあるので別のコッパも擦って試したいですね。
 おっと、その前に刃艶の裏打ちもしなきゃです。研師の仕事って御刀研ぐ以外の準備も結構あるものです。
posted by togishi1 at 22:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 砥石 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月08日

今日の勉強会

 今日は月例の勉強会でした。
 新年度初となる本日の勉強会にご参加くださったのはWさん、Tさん、Iさんの御三方でした。
 まずWさんはいつも通り一番乗りで開始前から準備などもお手伝いくださりました。
 現在は脇差の樋内の研磨(改正砥)と短刀の仕上げ研磨を並行して学んでいます。
 「樋の研ぎは楽しい!」とは本人の弁で樋の中の薄錆もほとんど取れてきました。
 平地に関しては最近お伝えした新しい研磨法に少々戸惑いながらも熱心に取り組まれておりました。
 
 Tさんは毎回ご持参される現代刀と古刀の二振りを御持参されました。 
 二振りとも仕上げ研磨をやり直して来ましたが特に現代刀のほうは刃取り、地金の色調は格段に進歩されました。残る課題としては刃取りの構成と切先ナルメでしょうか・・・、これらも鑑定に基づいた正しい研磨法を習得していく事で益々改善されていくことでしょう。

 Iさんは練習中の短刀にかなり苦戦されたご様子でした。
 また刃紋の有無の確認をされるためにナイフメイキングの処理法でしょうか?そういう状態で本日はお持ちになられました。 
 元々がかなり赤錆に覆われた状態の御品だったことから研磨計画を立てるためのヒントに乏しい為練習とは言っても未経験からの日本刀の研ぎ練習には負担が大きいのは事実だったようで、とりあえずはこの短刀は一旦休止し別の研磨刀をお探しになるとのことでした。Iさんにとってふさわしい御刀と御縁がありますこと願う次第です。

 冒頭でも書きましたように本日が本年度最初の勉強会となりましたことから初心に帰るという意味合いもあり鑑識鑑定について、また研磨技術や心構えに関しても基礎的な事から見直してお話しさせていただきながら参加者間で確認しあう事が出来ました。
 また、”研磨”と言う言葉から一般刃物と混同されたり、鑑識鑑定抜きで研磨技術のみ先行しまう傾向もありますがそれらについても必要な時に見直していきたいと思います。
 
 勉強会では29年度も同好の士を大募集です。刀剣女子ブームですので女性も大歓迎です。
 ご興味のある方は初めは”体験参加”からお気軽にご参加くださいませ!
 お問い合わせ、お申込みは→ togishi@s6.dion.ne.jp
posted by togishi1 at 19:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 勉強会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月05日

伊予砥

 新年度になって最初のブログになります。 
 今日は本当に春らしいポカポカ陽気でした。
 「お花見がてらドライブにでも行きたいなあ!」と一瞬思ったりもしますが、自分の場合はやはりお花見よりも工房での研磨作業のほうが断然好きですし、ありがたいことに御依頼もたくさんいただいておりますから今日も早朝から研ぎ台に乗りました。
 お昼休みに先日ネットで購入した”伊予砥”を撮影しましたので御紹介します。↓↓↓
iyodo.JPG
 伊予砥は名前の通り伊予、つまり愛媛県で採掘される天然砥石で粒度的には日本刀の研ぎでは荒いほうの部類に入ると思います。かなり前ですが本星の伊予砥を持っていてお気に入りで使っていましたが良い砥石ほど使用頻度も多いので終わってしまい、それからは備水砥を使っています。 
 たまたまネットで売りに出ていたので購入した次第で、本日自己所有の脇差で試し研ぎをしてみました。
 備水砥よりも硬い感触ながら嫌な反発感はなく砥石が喰ってくれる感触で、
「おー!、やはり良いね!」
でした
 研磨力で言ったら人造砥やセラミック系砥石には到底及ばないのですがサクサクとした天然砥特有の研ぎ感は非常に心地よいものですし古刀の切先周りの薄錆除去や微調整には伊予砥はやはり欠かせないと思いました。
 これから時間を見つけて砥面の面摺りを本格的に行って出来るだけ早い時期に実践投入したいと思います。
posted by togishi1 at 21:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 砥石 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月27日

残念、刃紋がない・・・

 今現在今月最後の仕事として名古屋の御客様から御依頼いただいた小刀研磨パック3口を行っておりまして本日下地の最終段階である内曇砥を完了しました。
 長い御刀でも同様ですがこの内曇砥まで来ますと地金の鍛え肌、刃紋の形状がかなり鮮明に、具体的に見えてまいります。
 が、しかし今回お預かりした3本のうちの1本が全く刃紋が見えませんでした。
masayuki.JPG
 刃紋は見えないものの完全に焼きが入っていないというわけではなく捲れは多いながらもなんとか刃は付きます。
 また、全面に焼きが入っている”丸焼き”というものとも違いますね。
 完全に焼きが入っていない状態ですと薄い小刀では研ぎながら簡単に曲がってしまうのですが曲がることはないので弱いながらも焼き自体はあるはず、でも刃紋が見えてこない・・・。
 そういえば小柄に合わせるためと思われますがナカゴは磨られて光っていますが焼け身特有のブツブツの朽ち込みも見られるので恐らく何らかの要因で火を被ってしまったのかもしれませんね。
 ちなみに通常は下の写真のように刃紋が見えてきます(今回同時にお預かりした別の小刀です)。
kanemoto1.JPG
 いずれにしても明日、仕上げを行いますのでお客様にご納得いただける最善の状態に仕上げてお納めしたいと考えております。

 
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2017年03月18日

静嘉堂文庫美術館へ

seikadou.JPGseikadou2.JPG
 今日はかねてから是非行ってみたいと思っておりました”静嘉堂文庫美術館”に行ってきました!
 今現在”超・日本刀入門〜名刀でわかる・名刀で知る”という展示をやっております。
(3月20日まで)
 ”長船長光”の太刀を筆頭に国宝や重文の御刀がずらりと展示され、本当に素晴らしい名刀展でした!。
 私個人的には大磨り上げ無銘の”号「後家兼光」”の御刀が実に素晴らしい見事な御品に思えて見とれてしまいました。
 日頃は、同じ日本刀の仕事ではありますが錆びたり曇ったり、または姿が崩れたりしている御刀をいかにして本来の輝きを取り戻せるか考えて研ぎ舟に乗って仕事をしていますが本日は久々に純粋に日本刀の地金の美しさを客観的な視点で見ることが出来た気がします。
 日本刀を研ぐという仕事はそれ自体が能動的であり主観的な立場から研ぎを判断してご依頼下さったお客様にご納得いただくという面が強いのが事実です。
 ややもすると独りよがりで独善的な判断に陥る可能性もないとは言えませんから時々こうして博物館や美術館に足を運んで純粋な視点で御刀そのものを鑑賞するように心掛けています。
 それにしても本当に名品は素晴らしい!もし一振りでもこれらの名刀を購入することが出来て手元にあったら(完全に夢のまた夢ですが)それこそ朝から晩まで眺めてしまい、仕事に手が付かなくなってしまう事でしょう。
 いやあ、実に素晴らしい一日となりました。

 
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2017年03月11日

今日の勉強会

 まず、今日で東日本大震災から丸6年ですね。
 多くの方が被害に遭われてお亡くなりになりました。ここに追悼の意を表し黙祷をささげたいと思います。 
 また、まだまだ帰宅できずに依然として仮設住宅での生活を余儀なくされている方もおられますので心から御見舞申し上げます。
 さて今日は月例勉強会でした。
 今日は初参加の方がお二人、そして体調を崩されてしばらく勉強会をお休みされていたMさんが久々にお越しになられて大変にぎやかな勉強会となりました。

 まずそのMさんですがまだ体調は本調子ではないものの研磨したい気持ちがどうしても高まったとのことで末相州の鎧通し短刀を内曇砥までかけてご持参されました。
 護摩箸と素剣の彫刻のある御品で皆焼の刃紋が実に美しい御品でした。
 今年の秋のコンクールに出品出来たらとの事で今から意欲満々で非常に楽しみですね。
 Wさんは前回からの短刀の仕上げ研ぎと最近入手された錆身脇差の樋の研磨を実習を兼ねて行いました。
 最近はご自宅での研場も工夫されて用意しますます研磨と鑑識の学びに意欲的に取り組まれております。
 頑張って欲しいですね。
 Tさんは前回に引き続き現代刀と時代刀の二振りを仕上げまで行った状態でご持参されました。
 御自身もお話しされておりましたが地刃の色が思うように出ず悩まれておりました。
 実際に白研ぎのような感じになってしまっておりましたので参加者全員で原因について意見交換などを行いました。とりあえず地艶が原因かなという事で新たに鳴滝砥を用意して研磨し直してみるという事になりました。仕上げ研磨においては御刀の働きや鍛えなど細かい個所を引き出す為に充分に砥石も吟味しなくてはなりませんし御刀の素性自体を研究しておかなくてはなりませんのでその点もTさんの御刀を通して一同で確認することが出来ました。きっと次回は良い色合いになるものと期待しています。
 Hさんは最近結婚式を挙げて新婚旅行にも行かれてきたとの事、本当におめでとうございます。
 本日はその結婚式で差した前差しとなる短刀を研磨してご持参されました。
 ご本人も言われているように刃取りが刃縁まで届いていない箇所がありそのためか刃が白く見えずにぼやけた印象になっておりましたが刃取りさえ刃縁までしっかり拾えば刃も冴え地とのコントラストも良くなりかなり良くなるはずです。頑張って欲しいですね。
 Iさんは鎬造りの短刀を中名倉砥まで行いご持参されました。 
 切先周りの決め所、つまりは刃角や小鎬など細かい個所がまだ手馴れないこともあって御苦労されたようですのでこれらを修正されればさらに先に進むことが出来るでしょう。
 冒頭にも書きましたが本日は二名の方(いずれも神奈川県在住)が初参加でお越しになられました。 
 お一人目はSFさん。
 研磨の経験などはないもののネットオークションで購入された残欠を何とか御自身で研げないものかと本日ご相談も兼ねてご参加となりました。
 まだまだこれから砥石などの道具も揃えていくことになりますが熱心にメモも取られておりましたので準備も進めていかれることを願っております。
 もうお一人はKYさん。
 ネットオークションを中心に御刀を落札されてはコレクションされていらっしゃるとの事、今回は研ぎにもご興味があるとのことで研磨予定の脇差もご持参されでのご参加となりました。 
 日本刀をコレクション、研究されていく中でも研磨を体験することで格段に視野は広がると思いますので是非チャレンジいただければと思います。
 そしてお二人とも今後も勉強会の仲間としてご参加いただけたらと思います。

 本日はテーマの外にも研磨をする際の心構えについてもお話しさせていただきました。
 それは日本刀を研ぐという事は大事な文化財を扱うという自覚を持つことであります。
 つまりいくらお金を出して購入したとしてもそれはあくまでも長い歴史の中で手元に置いてお預かりしているという気持ちを持つ事です。
 自分が生まれる何百年も前に製作され、自分が死んでからも人から人へと受け継がれて残っていくものですから研ぎの練習材料だと軽んじてぶっ壊しても構わないなどと言う考えは絶対に抱いてはならないわけで、これに関しては当工房勉強会の絶対的方針としてご参加いただく方にはお守りいただきたい旨をお話しさせていただきました。
 どんなに錆びて崩れてしまっている御刀でも必ず綺麗にして本来の輝きを取り戻したいという決意があってこそ研磨は成功するものだと私は信じておりますし、同じ気持ちを持つ仲間と今後も勉強会で集えたらと思っております。
 新年度となる次回は4月8日(土)です。ご参加お待ちしております!

 
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2017年02月27日

朴材来る!

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 23日に材木屋さんで購入した朴丸太材が製材されて当工房に届きました!
 当工房では届いた材料をAランクからⅮランクまで大まかに4段階に分けておりますが今回は23枚中,
Aランク3枚,Bランク9枚、Cランク7枚、Dランク4枚でした。
 まあまあというところでしょうか。
 ”ミカン割り”と呼ばれる柾目重視の挽き方で製材してもらいましたので柾目か追い柾のみで板目は皆無ですから例えばCランクでも短刀としてならAランクで使えるとかもあり、そういう意味では全部使える材料でした。
 これでしばらくは(2年くらいは)白鞘材料の心配はないですが砥石同様に朴材にも常にアンテナは張っていなければと思っております。
 余談ですが古いⅮランクの材料でも使って道具箱でも作ろうかなと今は考えております。
 んん・・・?でもDランクでも塗り鞘だったら使えますね・・・。


 
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2017年02月26日

PCの不具合が直りました!

 2月に入ってから普段使っているPCがどうにも不安定でした。
 具体的に言いますと電源ボタンを押しても起動しない(これはかなり焦ります!)、シャットダウンしようとしてもデスクトップ画面からスタート画面に行けない、Outlook2016が起動せずエラーメッセージが出る、GoogleChromeが途中でフリーズ、IEでも”接続中”のままいつまで経っても接続できないなどなど・・・。
 購入したのが2年半前、Windows10の無償ダウンロードで以前のPCがダメになったのがきっかけですから買い替えるにはちょっと早過ぎるし、その前に普通に使っていてこの不具合はとにかくおかしいという事で加入しているKDDIの”安心トータルサポート”に電話しました。
 最初にパソコン内のチェックを遠隔操作で見てもらってGoogleChromeの再インストールなどをしてもらってからバッテリーの放電を指示通りに行いその日は様子を見ることにしました。
 電源系やOutlook2016の不具合は直りましたが翌朝またGoogleChromeはフリーズしてしまいました。
 「やはり諦めてパソコン買い替えるしかないかな・・・」
 悶々とした気持ちでとにかく日中は研磨の仕事を行い、夕方また電話しまして次の一手としてルーターの初期化と言うのを遠隔操作でやってもらいました。
router.JPG
 右の白い機械がルーター、左の黒い機械はモデムですがこの白いほうのルーターを初期化して工場出荷時の状態にしたとの事でしたが、それ以来は全くフリーズせずサクサク動いています。
 雰囲気的にも直りましたね・・・(良かった!)
 当工房ではインターネットでホームページを立ち上げ、御客様とは電子メールによる連絡をメインにしていますからパソコンは本当に大切な商売道具です。今回のような不具合は本当に困るのですが、安心トータルサポートに入っていて本当に良かったとつくづく思いました。
 この安心トータルサポートはもちろん月々有料ですがとにかく待ち時間はなく繋がりますし専門のオペレーターが遠隔操作でPCをチェックしてくれるので本当にありがたいですね。感謝です!。
 でももうちょっと自分でもパソコンに詳しくなりたいなとも今回も改めて思った次第です。

 
posted by togishi1 at 23:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 思うこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月23日

材木屋へ

marumoichi.JPG
 一昨日ですが久々に材木屋さんから良さそうな朴の丸太が入ったから見に来ないかと電話があり、本日行ってきました。
 昨年10月から業務拡張したこともあって白鞘製作数も増え、在庫の白鞘材もかなり減っても来ましたから良いものなら購入したいと思いました。
 実際に現場で見ると断面は真円に近く目が詰んでいて癖のない良さそうな丸太でした。
 長さも4m30cmあり、半分に切っても刀の白鞘には充分な長さが取れるので即決で決めました。
 週明けの27日月曜日に当工房に届けてもらう事になりました。
 それにしてもホント何年振りの丸太購入になりますかね・・・。
 最近は特に良い朴材が少ないと聞くようになりましたが今回の材料が是非良い材料でご依頼くださるお客様の御刀の白鞘材料に充分使えるものであることを願う次第です。
 届きましたらまたブログに書きたいと思います。

posted by togishi1 at 20:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 白鞘 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月11日

今日の勉強会

 今日は月例勉強会でした。
 御参加されたのはWさん、Tさん、Iさんの御三方でした。
 まずWさん、引き続き短刀の研磨ですが細名倉砥まで進めてご持参されました。
 前回からかなり練習されたようで砥目も細かく整い尖り互目の刃紋も鮮明に現れてまいりました。
 ご本人も研ぎ進める中で次第に刃紋が鮮明になってくる事から益々研磨に惹き込まれたご様子でした。
 本日は実地も含めて細名倉砥の研ぎ方のおさらいと内曇砥の引き方をお伝えしました。
 またWさんが研磨している短刀について簡単にその素性などもお話しさせていただきました。

 Tさんは前回に引き続き現代刀と古刀の二振りをご持参されました。
 ヒケに関してはかなり改善され現代刀のほうは下刃艶まで行ってきました。
 刃中にまだ内曇砥の強い止まり目が残っている個所もありましたのでそれの確認の仕方なども参加者間で確認しあいました。また二振りともやや硬い地砥を使われたようで肌が裂け気味になってしまっておりましたので肌が裂けてしまった状態というのがどういう状態かを確認しそれの対処法なども意見交換を行う事が出来ました。
 古刀のほうは刃紋がほとんど見えないのですが確実に刃は立っており俗に言う”刃が眠い”という状態です。
 どのように研ぎ進めればよいかもご質問いただきながらその技法と注意点もお話しさせていただきました。
 沸え出来の刃紋の刃中には砂流しも走り中々健全な現代刀、刃紋がほとんど見えない古刀と、作風で言えば対極をなす御品ですからTさんにとりましてもよい勉強になることでしょう。

 Iさんは鎬造りの短刀を備水砥相当の人造砥で研いでご持参されました。
 錆身の状態からどこをどのように研げば良いか暗中模索の中、研がれたとの事でしたので砥石を当てる前にしなければならない下準備の事や研ぎの順番、また砥目が刀身の現状の何を示すかという事などもお伝えし、参加者間でも再確認となりました。 

 共通項目としては本日のテーマでもありました仕上げ研磨について、主に刃艶の選択やアク水の作用と用法について情報交換なども行いました。
 本日は鑑識のほうがちょっと後回し気味で、細かい研磨技術に関する事が主になってしまいましたが内容の濃い勉強会になったと思います。
 次回は3月11日に開催いたします。 
 本日、用事などで参加できなかった方々もいらっしゃいましたが次回は元気に御参加いただけることを楽しみにしております。また新規参加者も引き続き募集しておりますのでよろしくお願い申し上げます。

 
 
posted by togishi1 at 23:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 勉強会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月10日

ホームページの修正を・・・

 ここのところ研磨業務に没頭していてホームページのほうはトップページのみ確認していたのですがそろそろ”お知らせ”や”Q&A”のページも更新しなきゃとサブページを開いたら凄い事に。。。
 なんだか変なところで改行されていたりスペースが入って語句がとんでもなく離れてしまったりで非常に見苦しい状態になっておりました。
 どれくらいの期間、この見苦しい状態になっていたのか・・・、原因は何かはちょっとわかりませんがいずれにしましても見苦しい改行とかの見え方になっていたと思いますのでホームページに来てくださったお客様には本当に申し訳なく思い、この場を借りてお詫び申し上げます。
 とりあえずはまだ完ぺきではないものの修正はしましたが早いうちに原因を見つけて同様のことが起きないように調整していきたいと思います。
 そう言えば旧ページでも例えば空港とかのインターネットコーナーで見るとかなり酷い見え方をしていたのでJimdoの方に相談したところ、手動改行はしないほうが良いようなことを言われたのを思い出しました。
 それ以外にも原因があるかもしれませんが今月15日にはまたセミナーに参加するのでそこで先生に聞いてみようと思います。
 それにしてもパソコンと言いますかインターネットと言うのはホントに難しい・・・、でも仕事では不可欠な”商売道具”でもありますので失敗も自分の肥やしにして勉強していきたいと思います。
 それとホームページはブラウザによっても見え方が違ってしまったりもするらしいですが、もし変な改行や不具合等が確認されましたらお知らせいただけると本当にありがたいです。
 どうぞよろしくお願い申し上げます!
 
posted by togishi1 at 19:53| Comment(0) | TrackBack(0) | ホームページ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月27日

銅板が来る

douban.JPG
 注文しておりました銅板が来ました。
 日本刀研磨工房だからと言って銅剣を作るわけではないです(笑)。
 これはハバキを作るための材料です。
 ちょうど作業の順番的に銅ハバキを作ることになりましたが材料の在庫がもうあと二個分になっていて急遽注文しました。 
 寸法は500mm×30mm×4mmを2本です。
 そう言えば昨年の10月から業務拡張をお知らせしていたこともあってか、たくさんの研磨御依頼をいただき、ほとんどの御客様から同時注文で銅ハバキの製作御依頼もいただきました(ありがとうございます!)。
 昨秋のコンクールで銅一重ハバキで努力賞を頂けたことから刀剣美術誌を見た方からの御問い合わせも数件頂きました。
 当工房ではハバキ製作は研磨御依頼時に同時注文のみ承っておりハバキ単品では現在のところ承っておりませんが今の調子で研磨御依頼と同時に銅ハバキの御依頼をいただければもう一回くらい銅板を注文しなきゃかなとも思っております。
 研磨御依頼の際には是非当工房の銅ハバキの同時注文も御検討いただけたら幸いです。
 よろしくお願い申しあげます。

 ※ ちょうど作ったばかりの銅ハバキ(色上げ前)がありましたので銅板と一緒に撮影しました。

 
posted by togishi1 at 21:12| Comment(0) | TrackBack(0) | ハバキ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月21日

今回は”張地艶”で・・・。

 日本刀研磨工房のfacebookページに錆身状態で掲載しました小脇差、今日から仕上げ研磨に着手となりました。
 下刃艶はいつも通り刃中の均しですのですんなり出来ましたが問題は地艶でした・・・。
 当工房では通常は”砕き地艶”と言いまして鳴滝砥を薄くして細かく割り砕いたものを用いて地金を研磨し、鍛え肌を美しく整えるのですが今回はどうにもこうにも思うようにならず硬軟、厚薄、粒の大小などいろいろ変えてもダメで、しまいにはヒケまで付き始めました。
 そこで張地艶で行う事にしました・・・。(下の写真)
harizuya1.JPG
 張地艶は刃艶同様に和紙を漆で裏打ちしたものですがベタ一枚で使用する刃艶とは違い、和紙を張った状態で切れ目を入れて平肉に順応するようにします。
 今回は張地艶にして大正解でした。
 砕き地艶で付いたヒケもみるみる取れて、靄が立ち込めたようなカブった個所も晴れていきました。
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 今回の小脇差の地金は鍛え割れもあり、巣が喰ったように口が開いた弱く粗い地金ですが、以前にも同様な地金の時に張地艶で行ったことを思い出しました。
 砕きだと荒れた地金の中に粒が落ち込んで親指の中で踊ってしまうのだろうか?、張艶だと和紙と漆の分、硬さが微妙に変わるのだろうか?
 今回は張地艶のほうが格段に良くなりましたが別の御刀だと肌が伏さってしまったこともありましたので興味は尽きないですし、今後は更にデータもとり、研究を進めて明確な答えを出したいと思っております。
 さて明日は日曜日ですが当工房では休日返上で明日も仕上げ研磨の続きです。
 仕上がりましたら日本刀研磨工房facebookページに載せたいと思います。

 
posted by togishi1 at 21:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 研磨 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする