2017年12月09日

今日の勉強会

 今日は今年最後となる月例勉強会でした。
 御参加はWさん、Hさん、IMさん、そして初参加となるSSさんでした。
 Wさんはいつも通り一番乗りで勉強会前の準備を手伝ってくれました。
 現在は中名倉砥での研ぎを慎重に練習されていてかなり砥目も縦方向に揃えることができるようになりました。
 横手を超えて切先側に入りこんでしまったことを悩んでおりましたがそれも肉置きの関係から瞬間的に入ってしまったものですのでそれを御理解いただき、実践もやっていただきました。
 Hさんは研磨コンクールで初出品初入選されたことで益々研磨に対してモチベーションが高まっているご様子で、本日もご友人から研磨を依頼された御刀と次回のコンクールに出品予定の短刀をご持参され意気込みを熱く語ってくださいました。Hさんは持ち前の明るい性格でいつも場を和ませてくださいますのでありがたい存在です。近々ジュニアも誕生予定ですのでそれも彼にとっては大いなるパワーになっていますね。来年も是非勉強会にご参加いただき交流を深めていきたいと思います。
 鞘師のIMさんは2か月振りのご参加になります。
 本日も直近製作された白鞘をご持参下さり皆さんに見せてくださいました。
 実際に抜き差しの具合などもさせていただきましたがスムーズで内部の掻き入れ、外面の仕上げいずれも本当に素晴らしい出来で良く研究されていますね!。私自身も研ぎと一緒に白鞘も製作することからIMさんから大いに学ばせていただきました。
 今回が初参加となるSSさんは研磨をこれから学んで行くために準備中で、ご自宅に研ぎ舟を設置したり砥石を買い揃えたりとかなり本格的で熱意が伝わってきました。 
 今日は準備されている砥石をご持参されてそれぞれの砥石についてご質問などをいただきました。
 ほとんどが天然砥石ですので中には日本刀の研磨には通常使わない砥石などもありましたが一つひとつの砥石についてその用法や特徴などを確認されておりました。
 道具の充実は職人仕事にとって欠かせないことでありますし良い道具と技術の調和が結果的に良い仕事に繋がるのは論を待たないでしょう。それらについても参加者一同で確認させていただく良い機会にもなりました。是非次回以降も引き続き御参加いただき素晴らしい日本刀の世界を一緒に楽しんでいけたらと思っております。
 さて今回は常連のMさんは用事で、Tさんはちょっと体調を崩されてお休みとなりましたが年明けとなる1月の勉強会ではまた元気にお会いできたらと思います。
 その1月の勉強会は13日(土)です。
 2018年も一緒に日本刀研磨を通して日本刀を一緒に勉強していく仲間、勉強会参加者を随時募集しますのでご興味のある方はお気軽にお問い合わせください。
 今年の勉強会にご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました!。来年もよろしくお願い申し上げます!。

 
posted by togishi1 at 22:56| Comment(0) | 勉強会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月02日

師走ですね

 一昨日(11月30日)、そして昨日(12月1日)と東京で研磨コンクールの勉強会及び表彰式に参加しておりました。ですので当工房としての実務再開は本日からで、当たり前ですがもう12月、師走なんですね・・・。
 年賀状の準備もボチボチしなきゃですしお世話になった地元の師匠や先輩にも暮れの御挨拶に行くための日程を組んだりとにかく気持ちばかり焦っています。
 気持ちが焦ると言えば前回のブログがfacebookとうまく連動出来ていなくてこの記事に関してもちょっと心配です。facebook側に404NOTFOUNDのエラーメッセージが出ますがクリックすればちゃんとこのブログにリンクできているという不思議な現象。
 たまたまなのか・・・。ちょっとテストの意味もあってこの記事書いています。
 もしだめならまた電話サポートに聞いてみようと思います。
 そして最終的に原因がわからないようだったらJimdoのサイト内ブログを作ってそれをメインにしようかなとも考えています。
 いずれにしてもブログもそうですが一つの区切りで来年1月から変更する点がありますので当工房のホームページの”お知らせ”のページやトップページの更新情報など、是非こまめにチェックしていただけるとありがたいです。
posted by togishi1 at 16:39| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月23日

今回の相撲界の事件について・・・

 ここ連日、テレビの報道番組では今回の相撲界の暴行事件について各局がコメンテーターを招いて放送していますね。
 国技でもある相撲で、そんな暴力事件があってはならないのは論を待たないでしょうが、結局どうなるのかも興味があります。私個人として(あくまで私個人の意見ですよ)は貴乃花親方の対応は正解な気もしますね。
 相撲協会としては被害届を取り下げてもらってなんとか懐柔策…と考えるかもですが日馬富士本人も認めていることだし後は警察に任せるべきだと思います。
 私は今は日本刀研師ですが研ぎを習い始めた20代前半は別の業界にいました(知っている人は多いと思いますが)。
 その20代前半のある正月の時期ですがその業界の先輩であるYと言う人間に”挨拶がない”、”生意気だ”という理由でウィスキーの瓶で殴られ額が切れたことがありました。警察に被害届を出そうとしましたが業界の関係者から止められて断念させられたことがありました。
 その数年後にこのYという人間は酔っぱらって宿舎で包丁を振りまわして自主退職していきましたが殴られた側としてはやはり恨みを根に持つつもりはなくてもやはり心の中では残るものです。
 どんなことがあっても暴力は絶対にダメ!
 ”可愛がり”?・・・、後輩や立場の弱い人間を殴ることがなんで”可愛がる”ことになるのかな?
 私をウィスキーの瓶で殴ったYという人間、新潟のほうでボランティア活動に参加しているようなことも後で聞きましたが私にとっては今でも心では許してあげたくても本能が許せない、もう関わりたくない存在です。
 暴力とはそういうものだと思います。
 何年かして私にも研師志望のお弟子さんが出来るかもしれませんし、もしそうなったら厳しいことは言うかもですが暴力は性格的に絶対にできないなあ・・・。
 暴力は他人を傷つけると同時に自分自身の人間性も傷つける憎むべき行為だと、今回の相撲界の事件で再認識いたしました。

 
posted by togishi1 at 20:15| Comment(0) | 思うこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月11日

今日の勉強会

 今日は月例勉強会でした。
 ご参加いただいたのはいつものWさん、Tさん、そしてMさんの御三方でした。
 まずいつも通り一番乗りはWさんでした。
 現在は脇差の中名倉砥工程を研磨しながら先日購入した刃艶を磨って裏打ち手前の段階までおこなってきました。
 吉野紙を漆で裏打ちする方法は以前にも一回やりましたが今回は実際に来年コンクールに出品する予定の作品に使用予定の刃艶の裏打ちでしたので実践手順を確認しながら御自身で裏打ち作業を行いました。
 全部の刃艶を裏打ちする時間はございませんでしたが後はご自宅で必要に応じて準備できると思いますから頑張って欲しいと思います。
 Tさんは今回はコンクールのほうで初出品、初入選で大変喜ばしい中でのご参加で私達研磨勉強会一同でお慶び申し上げました。御本人も入選できたことでまずは正直に嬉しいとの事、今後はさらに気持ちを引き締めて研磨を研究していきたいと熱く語っておりました。楽しみですね!
 また仕上げに使用する拭いに関しても課題であったヒケの処理に有効な材料と技法が見つかったことも今後の研磨に大きな進展があることでしょう。
 Mさんは今年のコンクールで努力賞を受賞しました!
 本当におめでとうございます!
 私達勉強会の仲間から受賞者が出たことは本当に慶ばしいことで勉強会のレベルアップにもつながりますね。本日はその出品刀のお話と本日のテーマである”過渡期の刀工と作品”に沿った御品をご持参下さり、参加者一同拝見させていただきました。
 本日はHさんが参加予定でしたが奥様が急遽体調を崩されたとの事で残念ながら不参加となってしまいました。お腹に赤ちゃんがいる奥様が急遽体調を崩されたと聞き、大変心配でしたが夕方には大事には至らなかったとの事と1週間ほどの入院で済むとの御報告をいただき一同ホッとしたところでした。
 さて次回の勉強会は12月9日(土)です。
 今年最後の勉強会となりますが初参加の方ももちろん募集中ですのでご興味のある方はお気軽に当工房にお問い合わせくださいませ。
posted by togishi1 at 19:06| Comment(0) | 勉強会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月08日

Jimdo桐生一周年セミナーに行ってきました。

 今日は午前中は千葉のお客様からお預かりしております御刀の刃取り作業を行い、”下刃”と言って刃取りのラインを決める工程を行いました。
 そして午後はホームページでお世話になっている”Jimdo桐生”の一周年記念セミナーに行ってきました。
 jimdo1.jpg
桐生市の地元でJimdoページを活用して仕事に生かしているという事から来賓としての参加となり、Jimdoによるページ作りの体験話などを皆さんの前ですることになりちょっと緊張もしましたが非常に有意義な時間を持つことが出来ました。
 jimdo2.jpg
 上の写真はセミナーが始まる前の会場の様子でまだ人も少ないですが時間になると20人からの参加者が集まりなかなかの賑やかさになりました。
 それにしても去年の9月でしたか、利用しているKDDI のホームページ公開サービスが今年の10月31日をもって終了することになり、ホームページからのご依頼にほとんど依存している当工房としては非常に慌ててしまったのを今でも覚えております。 
 代替え処置としてKDDIが用意したのが系列会社であるKDDIウェブコミュニケーションが提供しているJimdoというホームページサービスへの乗り換えでした。
 そしてKDDIで公開しているホームページに極力似たデザインのページをプロであるJimdoのスタッフに作成してもらいまして12月までは新旧両ページを並行して運用していましたがリダイレクト機能が12月に導入されたので旧URLからJimdoの新ページに自動遷移できるようになり、検索ランクも旧ページのものがそのまま反映されてまずはひと段落となりました。
 そのような経緯を本日皆さんの前でお話しさせていただきましたが、Jimdoにしてからお客様からのご依頼が一気に増えたのは明らかな事実で、今では本当に良かったと思っています。
 旧ページからの何年も変更していないサイト内ページもありますのでボチボチ書き換えてリニューアルもしなきゃなと思ったり、Jimdoだからこそ出来る機能もあるのでこれらも活用していきたいと思っております。
 あとはHTMLももちろんJimdoでも操作できますからそちらも勉強しながら微妙な文字の大きさや表の枠組みなんかも自在にできるようになりたいなと思っています・・・。

 それはともかく本当に今日は参加して良かったですし、益々愛刀家の皆様から可愛がっていただけるホームページを作っていきたいとモチベーションも上がりました。
 Jimdo桐生の金井先生、KDDIウェブコミュニケーションの古矢様、そして参加された皆様本当にありがとうざいました。そしてお疲れさまでした!

 
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2017年11月03日

地艶作り

jituya.jpg
 今年は秋をを通り越して夏から一気に冬になったかと思いましたが11月になってからは本来の秋らしさを取り戻し、今日あたりは逆に汗ばむくらいになりましたね。
 千葉のお客様からご依頼いただいた御刀も順調に研磨工程が進んでいることもあり、今日は午後から地艶作りを行いました。
 画像の上のタオルに乗せてあるものは天然荒砥で2mm平均の厚さに磨った”中山赤ピン”です。
 「ちょっと軟らか過ぎるかな・・・?」
 磨った感じではそう思いましたが一応この後更に粒度の細かい大村砥、そして青砥で表面を滑らかにして吉野紙を裏打ちする予定です。
 御刀の研磨作業と並行して何日かかけて作製します。

 画像に写っている下の二個の砥石は最近地艶用に購入したコッパです。
 左は一見、中山赤ピンみたいに見えますが、同じ中山でも”戸前”と言う層のものでかなり硬いです。
 右は”奥殿”(オクドと読みます)という鉱山の砥石です。乾いた感じで一見硬そうですが左の中山戸前よりは若干軟らかめです。
 京都の天然砥石は硬軟粒度様々なものがありまして、実際のところは使ってみないと何とも言えない点もありますが御刀との相性が抜群にマッチした時は驚くほどの研磨効果と結果が出せますからいつも最高の砥石を求めて準備しております。
 
 さてさて、本日磨った中山赤ピン、そしてこれから割って地艶を作る下二個の砥石はどうなりますか・・。
 使う日が今から楽しみでもあります。


 
posted by togishi1 at 20:13| Comment(0) | 砥石 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月26日

コンクール結果

 今年のコンクールの結果が本日届きました。
 今年も昨年同様に研磨、白銀(ハバキ)、鞘(白鞘)の3部門に出品し、いずれも入選することができました。
 今年は受賞することは出来ませんでしたが、特に研磨の部に出品した御刀に関しては仕上げ研磨で困難に直面して途中で出品刀を変更しようか悩んだり、どうしても気になって早朝から着手したりでしたが自分なりに精一杯研ぎ上げる事が出来ましたし、この御刀を通して普段常用している技法だけではなく技の選択肢も増やすことが出来たことは大きな収穫でした。
 ですので今回の出品刀には大感謝しています。
 11月には協会でコンクールの勉強会が行われるのでそこで先生方や先輩方ともお会いできるのも楽しみですし学ばせていただければと思っております。
 普段から親しくさせていただいている職人仲間の皆さんの中には今年も受賞された方もいらっしゃいます。
 心からお祝い申し上げます
posted by togishi1 at 20:57| Comment(0) | 研磨 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月20日

砥石を買いに・・・

  今日は刃艶用のコッパを買いに東京の並川商店に行ってきました!
 katakoppa.jpg
 これが今日買ってきましたコッパです。
 コッパというには勿体無いくらい形になっていてそのままでも使えそうですが一応コッパです。
 刃艶用のコッパは量としては既に十分持っているのですが、今回の目的は相当に硬い刃艶用コッパの購入でした。
 硬い刃艶の用途としては例えば内曇地砥のキツい止まり目を解したり、ガサ付きやすい地金の仕上げ研磨の際に、下地艶の前処理として潤いの維持として用いたり、ちょっとしたヒケの除去や横手筋切りなどにもその硬さに応じて必要になりますので当工房では多用するのですが、気付くとちょっと在庫が寂しくなっていました。
 それだけ今年はたくさんの御客様から御依頼もいただき本数も研がせていただいた証拠でもありますが同時に砥石を買いに行く余裕もここのところなかったので、今日思い切って買いに行けて良かったです!。
 さて、今日買った砥石、社長にいろいろ教えて頂きながら選んでみました。
 かなり硬いと思われるコッパを3個、中間程度のものを1個ですね。
 近いうちに割って漆で裏打ちしてみようと思います。
 それにしてもここのところの気温の変化、秋を通り越して冬になったような感じです。
 コッパを磨って裏打ちするのはさすがに冬場は厳しいので早く秋らしい陽気に戻って欲しいのですが・・・。
posted by togishi1 at 17:43| 砥石 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月14日

今日の勉強会

 今日は月例の勉強会でした。
 御参加されたのはWさん、Tさん、Mさん、Iさん、そしてIMさんでした。
 いつも通り一番乗りでのご参加はWさんでした。Wさんはここ最近ちょっと体調を崩されたとのことで研磨の練習が思うように出来なかったとの事でしたが現在研磨中の脇差の中名倉砥工程には本日も実践を交えて真剣に取り組まれておりました。特に縦軸方向に揃わねばならない砥目が時として乱れてしまう事に悩まれており、私も色々御提案させていただきましたがこの辺はある程度練習しかないと思います。きっと克服できるはずですので頑張って欲しいと思います。
 Tさんは今年コンクールに初出品も済ませたばかりで現在は以前も手掛けておりました糸直刃の古刀の仕上げ研磨に着手し、かねてからの課題でもあるヒケの原因究明を進めておりました。 
 細かいヒケが刀身全体を走ってしまう事から内曇砥からの砥石の効かせ方なども原因の一つでもありますのでそれの基準なども参加者全員で意見交換などもさせていただきました。
 ヒケが発見できる研磨環境ももちろん大事ですし、とにかく砥石を効かせる具体的な手順や方法などもTさんご自身を含めて参加者一同で確認させていただきました。
 Mさんは2か月振り位のご参加になりますでしょうか、本日も研磨された御刀をご持参されました。
 ほぼ仕上げで横手の筋切りを行う直前の御品でしたので間もなく完成ということですね。
 欲を言えば刃角、三つ角をもう少し強調したほうが良いかなとも思いましたのでそれをお伝えしつつ、切先のフクラの加減などについても意見交換を行う事も出来ました。
 Mさんの場合は最近大きな手術などもしたばかりで力も入れられないことから仕上げ研磨を中心として行っていらっしゃるとの事ですから是非この際仕上げ研磨について通常以上に研究を進められて極めていただければとも思いますし、応援する次第でもあります。
 Iさんは現在練習中の脇差をご持参下さいました。
 備水砥相当の砥石で研磨されてきましたが、肉置きの加減が思うように砥目として反映されないことに悩まれておりました。詳細に拝見させていただきますと確かに縞模様の肉置きも御苦心された跡が見れるのですが砥石自体の砥面形状なども改めて御提案させていただきました。
 本業がナイフメーカーでありますからちょっとした要領さえ掴めばすぐにマスターできることだと思います。頑張って欲しいですね。
 鞘師のIMさんも2か月振りのご参加ですね。
 本日は現在製作中の白鞘をご持参下さいました。
 製作中であることからまだ周囲を丸める前の板材を貼り合わせた状態でしたが抜き差しも滑らかで内部の掻き入れはさすが本職で、同じく白鞘を作る立場の私も非常に参考になりました。
 また反りに合わせた木取りやその為の御苦心話もお話しくださり、一同非常に感服し参考になりました。
 引き続き来月もご参加いただけるよう御願申し上げました。
 
 さてその他総合的なお話としてはやはり直近の研磨コンクールに関してとなりました。
 各々が思いを込めて研磨したものが最高レベルである中央でどのような評価を受けるかはやはり気になりますし不安と期待が入り混じり、話が尽きません。
 当工房勉強会のメンバーをはじめ関わりのある皆さんで良い結果が得られればと祈る次第です。
 次回の勉強会の頃は既に結果は出ている頃ですので楽しみですね。
 その次回は11月11日に開催予定です。
 なおいつもながら参加者は随時募集しておりますのでご興味のある方は是非お気軽にお問い合わせくださいませ!

posted by togishi1 at 19:06| Comment(0) | 勉強会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月02日

コンクール出品御刀を提出してきました!

 今年の研磨コンクールの出品作品を提出するために本日両国の新刀剣博物館に行ってきました!
sinhakubutsukan.jpg
 行きは新桐生駅から乗り北千住で日比谷線に乗り換えて秋葉原で総武線、そして両国という道のりでしたが帰りは両国の次の駅である浅草橋で都営浅草線に乗り換えて浅草に出て東武線で帰りました。なにぶんにも新博物館は初めてですから悩みますが帰りのほうが時間的には早いですね。うん、今後は当分この道のりで協会には行く事にします。
 で、新博物館ですが本当に綺麗で素晴らしいです!
 出来たてだから当たり前かもですが立地条件も非常に良いですし、来年以降の研修会諸々、ここで行われると考えると気分も新たにワクワクしてきました。
 さて肝心のコンクール出品作品ですが今年も研磨(鎬造の部)、鞘(白鞘)、白銀(ハバキ)の3部門です。
 そう、当工房の基本的な業務内容のものですね。
 特に今年の研磨の部に出品した作品は色々な意味で研磨しながら苦しかったし、しかし新たな発見もあり、同時に学ばせていただきました。今日も提出手続きをしながら何度も「ありがとう!」と感謝しました。
 白鞘、ハバキに関してもそれぞれ思いもあり書き連ねたら枚挙にいとまがないのでここでは割愛しますが、コンクール結果が出ましたらまたブログでご報告したいと思います。
 季節もすっかり秋らしくなり朝晩めっきり寒くもなってきましたね。当工房でも健康には留意して業務に励みたいと思います。
posted by togishi1 at 13:26| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月16日

今日の勉強会

 今日は月例の勉強会でした。
 ご参加されたのWさん、Iさん、Hさんの御三方でした。
 いつも通り一番乗りでお越しくださり会場の準備をしてくださったのはWさんでした。
 彼女は今、樋の中の中名倉砥相当の砥石目を次の工程に向けて磨き棒と言う硬い合金製の棒で磨き潰しながら仕上がり地の樋と平地のコントラストなどを学んでいらっしゃいます。
 今日の段階で表裏ほぼ磨きましたのであとは細かい磨きムラを直してから樋以外の個所を中名倉砥で研ぐ工程に移行できそうです。頑張って欲しいですね!
 
 Iさんは備水相当の砥石での整形研ぎの段階です。 
 ご自宅で練習中に、どうしても肉置きをが整わずその原因と対策が掴めないままのご参加となりました。
 砥面形状についても御不安を感じているようでしたのでそれの再確認と合わせてたくさんのご質問もいただきました。

 Hさんは今年の研磨コンクールに初出品に向けて目下気合いを入れて研磨中!
 一度は地艶まで進んだそうですがヒケだらけになってしまい内曇刃砥まで戻してご持参下さいました。
 刃砥にしてはかなり強い砥目ですので刃砥と言うよりは地砥に近い内曇砥を使われたようです。
 更に軟らかめの内曇砥を使って肌目(と言うよりも鍛接面)がギラギラ出るのを抑えた方がベターである事をお伝えしました。また地艶についてもヒケが入りにくい地艶の選択基準なども現物の御品をご覧いただき御確認いただきました。コンクールも良い結果が出ると良いですね!

 その他共通のテーマとしては採光に付いてですね。
 電球についても数種類ありますのでどれを使っているかなどをメインに参加者一同で意見交換をさせていただきました。
 採光に関しては研磨にかなり影響する要素ですので参加謝の皆さんと熱心に意見交換などを行う事が出来ました。

 次回は10月14日(土)開催予定です。
 ご参加ご希望の方、ご興味のある方はまずはお気軽に下記メールアドレスまでお問い合わせお願いいたします。
 togishi@s6.dion.ne.jp

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posted by togishi1 at 21:26| Comment(0) | 勉強会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月06日

巣板で・・・。

 今日は巣板での研磨行いました。
 巣板というのは砥石の名前と言いますか種類と申しましょうか、天然仕上げ砥石の一つです。
 当工房では格安研磨の際に、内曇砥の代用砥石として用いております。
 suita.JPG
 当工房のfacebookページでも現在御紹介しておりますが格安研磨ご依頼の御刀を研いでおりまして本日は大半の時間をこの巣板による研磨に費やしました。
 去年から使い始めたこの巣板、本当に抜群に良いです!
 人造細名倉の砥目はグングン取れてきますし、内曇砥よりは粒度が若干荒いものの格安研磨の仕上げで用いる人造地艶なら綺麗に砥目も消えてくれますね。
 「そんな良い砥石なら通常の美術研磨でも使えばよいのに・・・」
 そんな声も聞こえてきそうですが、確かに細名倉砥と内曇砥の間に軽く入れて砥工程をスムーズにする為に使う事もありましたが最近は専ら格安研磨用です。
 と言うのはやはり粒度が内曇砥よりは若干荒目ですので羽二重のような地金になり切らず、地金の組織が立って来ないので砥目に”力(リキ)”がないと申しましょうか・・・。
 またもちろん巣板でも硬軟様々ですが内曇砥のように硬軟別で使い分けても微調整は効かないように私自身これまでのテストと研究では感じました。
 (巣板を刃引き専用としてこの巣板の後に地砥として合砥などをチョイスするのも良いかも!)
 
 それにしても今日の御刀との相性が良かったのか、砥石に当てて引いた瞬間から真っ黒い砥汁が出て心地良い感触が伝わってきて嬉しくなりました。
 今月下旬から着手予定の脇差も格安研磨御依頼ですのでもちろんその時にも使う予定ですがまた抜群に合ってくれたらと期待もしています。

 
posted by togishi1 at 22:45| Comment(0) | 砥石 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月03日

9月になり・・・

 前回のブログからかなり経ってしまいました。
 時事問題などについて書きたいこともあって研磨しながら「よし!、今日こそはこの話題を書こう!」とか思ったりもするのですが夕方に住いのほうへ戻る頃は気持ちがトーンダウン・・・、そんなこんなで早9月になってしまいました。
 9月に入ってから急に秋の気配と言いますか朝晩涼しくもなりましたね。 
 今月中にはコンクール作品も仕上げなければなりませんのでその為にも先月からちょっと頑張って残業などもして頑張っております。
 さて今日から着手の御刀は格安研磨でご依頼いただいた古刀の御刀・・・。
 kakuyasukissaki.JPG
 ご覧の通り切先部です。
 料金は安いですが決して手抜きや雑に研ぐというわけではなく、格安研磨用の抜群に研磨力が強い人造砥を用いて効率化を図っております。
 特にこの切先部だけは使用する砥石こそ違いますが通常の美術研磨同様の手順で肉置きを整えて稜線も決めていきます。
 今週中には白鞘も含めて仕上げられればと思います。
 そしてこの御刀が終わったらボチボチ、コンクールの御刀にも着手したいと思います。

 話変わり、ここのところ隣国のミサイルの件で連日テレビでは専門家が解説したりしていますね。 
 今日は今日で6回目の核実験を行ったとか・・・。
 一体何をしたいのだろうか?イマイチよくわからないことが多いですが確実にやることがエスカレートしてきています。先日の北海道上空をミサイルが飛んだ時も、もし海ではなく失敗して住宅街にでも落ちて来たら・・・。
 核実験をして放射性物質が大量に漏れて偏西風に乗って日本に来るのでは?
 考えただけでもゾっとします。
 そして苛立ちを禁じ得ませんね。
 御刀とは直接関係ないですがこれ以上情勢が酷くならないように願うばかりです。

 
 
posted by togishi1 at 18:44| Comment(0) | 研磨 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月23日

親指の筋肉痛・・・。

 今日は久々に両手の親指が筋肉痛になりました・・・
 といいますのも昨日は早朝から刃取り”という仕上げ研磨工程を行っておりましたが非常に硬い刃でしかも高低のある互目刃ですので細かい微振動で、しかしある程度親指に力も入れて芯から砥石(刃取艶)を食わせなければ白く上がってくれない事から通常よりも親指を使いました。
 sanemori-shiagari.JPG
 刃取りとは刃紋を白く仕上げる謂わばお化粧ですが単に白くするだけではなく金肌拭いで一度沈んでしまった刃肌や刃中、刃縁の働きなども呼び起こす為の作業で、刃文の最終仕上げで仕上がりの品位が決まる重要な工程でもありますね。
 それにしても親指付け根がポキポキ鳴るし、久々の筋肉痛となりました。
 今夜一晩サロンパスでも貼りましょうかね・・・。

 
posted by togishi1 at 17:17| Comment(6) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月12日

今日の勉強会

 今日は月例勉強会でした。
 参加者はWさん、Tさん、Hさんの御三方でした。
 まずWさんですが、今日も一番乗りで工房に到着し、会場のセッティング準備を手伝ってくださいました。
 Wさん自身は現在、棟、樋の両脇のチリ部分の研磨を練習しておりますがどうしても蹴り気味になってしまうので研ぐ際のストロークの見直しなども御提案させていただき、また”切り”、”筋違い”、”大筋違い”、”タツ”それぞれの刀身への研磨効果と特徴及び注意点をお話させていただき、御確認いただきました。
 とりあえず今の砥工程である改正名倉砥をご自宅で復習していただき、次回あたりから中名倉砥にいければと思います。
 Tさんはコンクールに出品予定の現代刀を仕上げ研磨に着手した状態でご持参されました。
 どうしても細かいヒケが入ってしまう結果に悩まれておりました。 
 ご自宅の作業部屋では見えないヒケが当工房に持ってくると鮮明に見えてしまう(これは今までの参加者皆さんがおっしゃいますが・・・)との事で、一番深そうなヒケの個所をマーキングしてチェックされておりました。
 私からも照明環境(光源の種類等)を御提案させていただきましたので、Tさんの作業部屋での最適な光線の取り方などが見つかることを願っております。 
 また地艶についても一枚の大きさや張艶の際の切れ目の入れ方なども話し合って一同で意見交換をすることが出来ました。
 ヒケの原因と対策にはずっと悩まれていらっしゃるので改善されることを願い、また期待しております。
 数か月振りの久々の御参加となるのはHさんでした。
 最近、私生活のほうでもジュニアが近々生まれるとの事で研磨のほうもやる気満々の彼です。
 本日は内曇刃砥まで行った脇差と刃取りまで行った脇差の2振りをご持参されました。
 内曇刃砥まで行った脇差は止まり目が付てしまう事を悩まれておりましたが砥面の改善と面摺りについて御提案させていただきました。
 刃取りまで行った脇差に関してはご本人がおっしゃるように刃縁まで拾いきれていないので、刃取りの手順を再確認していただきました。
 また人造細名倉砥の砥目と思われる細かい線が無数に走っておりましたので砥石の効かせについて一同で話し合い意見交換をいたしました。
 それにしてもブラジルから日本に来て、今ではすっかり日本人になり切る覚悟をお持ちのようで感心します。研磨への情熱もその表れですね。

 本日はお盆とも重なり参加者が少人数でしたがその分お一人お一人の勉強具合も確認できて主催者であるわたしもかなり刺激を受けました。
 最近はご依頼件数も多くなり、ややもすると研磨作業に呑まれ気味でしたが本当の日本刀の楽しみ方や価値観を参加者皆さんから学ばせていただきました。
 これからも参加者相互にwin-winの関係で交流を深めていけたらと思っております。
 次回は9月16日に開催いたしますのでご興味のある方はまずは体験参加から一緒に日本刀を学びませんか!?お気軽にお問い合わせくださいませ。
 togishi@s6.dion.ne.jp または お問い合わせフォームから。
posted by togishi1 at 18:08| Comment(0) | 勉強会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月10日

目下練習中!

nikon.JPG
 今現在、ホームページと並行して日本刀研磨工房のfacebookページも立ち上げてビフォーアフター形式で当工房での研磨を御紹介させていただいてますが、やはりスマホカメラでの写真撮影にずっと限界を感じておりました。
 他の研師の方々の写真を見ると刃文から鍛え肌から鮮明に映っていて本当に素晴らしいです。
 「あそこまでは無理としても、自分ももう少し刃文や鍛え肌も見えるように撮影できたらfacebookページも見栄えするのになあ・・・」
 また研修会で先生が実際にデジタル一眼レフカメラで撮影の仕方も教えてくださったので研修会から帰ってきてすぐにデジタル一眼レフカメラを購入して、時間を見つけては説明書を読んだり、撮影の練習をしたりしています。
 カメラ操作は全くの門外漢どころか子供の頃から私が撮ると必ずピンボケするというくらい苦手ですから、案の定、練習とは言っても練習自体が苦戦中であります。💦
 スマホでの時は黒い布で略式のテントを作って照明にレジ袋被せて映り込みやハレーションを調整しましたが今はまず撮影場所を色々試している最中です(工場内だったり、住いのリビングなどなど・・・)。
 またフラッシュを使用したりしなかったりでもかなり変わりますね。
 とりあえずは接写モードのオート設定ですがシャッタースピードや絞り、感度などもマニュアル設定できるので結構ハマり出したら面白いかもしれません。
 それにしてもいつまでも苦戦してもいられないので次回アップ分からこのカメラで撮った画像を使用します。
 最初は見苦しいかもしれませんが何卒ご容赦いただければと思います。
posted by togishi1 at 12:22| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月21日

お電話でのお問い合わせの件

 当工房ホームページでも書かせていただいておりますが、当工房への研磨御依頼に関するお問い合わせは必ずメールもしくはお問い合わせフォームからお願いしております。 
 また現在非常にたくさんのご依頼を頂き、金庫に入り切らないほどにお預かりもしておりますが、これらは全て当工房の趣旨をご理解ご承諾下さってメールもしくはお問い合わせフォームからお申込みくださった真面目な御客様の大切な御刀です。
 実は本日も電話で問い合わせの電話が一件ありました。
 どうやら当工房のホームページを見ながら電話しているようでした。 
 名前も名乗らない電話の主の問い合わせ内容としては現代刀の短刀の刃が錆びたから自分で砥石を当てたら酷くなったので直して欲しいとの事・・・。
 昨日のブログでも書きましたが本日は後半の研修会用のハバキの土台製作で、電話が来たのが思い切りタイミング悪くロウ付けの真っ最中でした。
 ロウ付けの時はハバキ本体を”カラゲ線”で縛り、左手のヤットコでカラゲ線、右手はロウ付け部の区金が硼砂で浮いてこないように合金の耐熱棒でしっかり押さえているのでまさに両手が塞がっている状態でした。
 今日は本当にイライラしてしまいました。
 多分電話をかけてきたその人もこちらの感じの悪い態度で気付いたのではと思います。
 でも良く考えれば自分の研修用のハバキで良かった。お客様から御依頼のハバキでしたらまさにロウ付けは一発勝負ですから…。
 今日の人は上記のように当工房ホームページを見ながら電話をかけてきました。ですからメールやお問い合わせフォームからお問い合わせしようと思えば出来たはずでしょう。
 結局それが面倒で電話をかけてこられたのだと思うのですが本当に日中は研磨諸工作作業で殆ど電話に出られませんし上記のように僅かな時間でも両手が塞がっている時も度々あります。 
 よく研師は日本刀のお医者さんに喩えられたりもしますがオペ室に入った外科医がオペ中に電話に出られないのと同じで私も作業中は殆ど電話に出ることは出来ません。
 ですから本当に、お問い合わせの際は電話ではなくメールやお問い合わせフォームからお願いさせていただく次第です。
 なお、通常通りメールやお問い合わせフォームからご依頼いただき、正式に研磨御契約いただけた御客様には緊急連絡用に私の携帯電話番号をお知らせしており、上記のように出られない場合は手が空き次第出来るだけ早くコールバックさせていただきますのでよろしくお願い申し上げます。
 
 長くなりましたが私は子供の頃から今は亡き父親から電話の出方一つでも厳しく言われ、恥ずかしさから電話口でモジモジして名前も名乗らないでいればすぐにゲンコツが飛んできました。
 ですから個人的に電話のマナーにもこだわりを持っています。
 それは即ち、真っ先に自分が何処の誰であるかを名乗ること、こちらから電話した場合、相手に今電話しても大丈夫であったかのご都合の確認をすること・・等々、これらは言われるまでもなく最低限のマナーです。
 今日の人もそうでしたが殆どのお電話でのお問い合わせの人はこちらがお名前を聞くまで名乗りません。
 名前もわからないで高額な取引となる日本刀の研磨諸工作のお話をするのはあり得ないことです。
 
 当工房では今後もたくさんの御客様との御縁を大切にしていきたいと考えておりますので当工房へのお問い合わせはお電話はご遠慮いただき、ホームページにも記してありますように必ずメールもしくはお問い合わせフォームからお願い申し上げます。
 
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2017年07月20日

研修会の準備など・・・

 連日の猛暑ですが今月は24日からの29日までの研磨研修会があるので通常よりも一日の作業時間を増やして頑張ってきました。昨日、研ぎ上がった御刀がこの写真の御刀で、本日お客様の元にも無事にお届けできて大変ご満足もいただけました。
shiagari1.JPG
 日本刀研磨工房のfacebookページにもアップしましたので詳しくはそちらをご覧いただくとして、今日からは研修の準備です。
 私の場合はお客様の大切な御刀は極力持ち出したくないので研修には毎年自分の所有刀を持っていきます。
 今年は仕上げ研ぎがテーマの年ですので内曇砥まで引いた状態で持っていきます。
 一昨年と同じ脇差ですが内曇刃砥に戻してから地砥を引き終えました。
 ちょっとテストで先日京都で購入した内曇刃砥も面付けをしたので試してみました。
 4本試しましたが基本的に砥質的には全て合格、ただ筋などでちょっと避けて使わなければならないなど使いやすさに差が出ましたが1本は大当たりでした。やはり蓮華系の内曇が私的には相性が良いようです。
 さて明日は研修後半のハバキの部に持っていくハバキの土台作りをやります。
 ちなみに当工房仕事再開は7月31日からです。

 
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2017年07月08日

今日の勉強会

 今日は月例の研磨勉強会でした。
 一番乗りはいつも通りWさんでした。そしていつも通り会場となる工房内の掃除や準備を手伝ってくださいました。Wさんはここ最近は棟の研磨に悪戦苦闘中・・・、なかなか角度が定まらず棟の面を砥石で捉えて安定させる要領がまだ掴めていないようでした。棟は狭い面積の中で角度を保って砥がないと庵面に当てるどころかすぐ棟角を蹴ってしまいがちですから技術的には非常に難しいと思います。
 でもめげずに必死に覚えようとする姿勢は素晴らしいと感じました。
 Tさんはいつもの現代刀をご持参されました。前回、仕上げまで行ってきましたが刃が付いていない個所が数か所あったためにそれを修正する多目的で一度備水砥に戻してから改正名倉砥までかけてきました。
 日本刀と言うのは神がかった逸話が語られるほど斬れ味が重要な要素であることは論を俟たない事実です。
 つまり切れるからこそ日本刀であり切れない状態に刃が引かれていては日本刀の価値も半減してしまいますのでまずその辺からお話をさせていただき、刃を立てる(付ける)為の研ぎ方をご説明しながら刃が付いた状態とはどう言う状態かを実践を含めてお話しさせていただきました。
 Mさんは前回はやはり体調が思わしくなかったことから急遽ご欠席となりましたが本日はお元気ご参加くださり、お顔の色も良く参加者一同、ホッと一安心でした。
 本日は上手く研げたらコンクールにも出してみたいという皆焼の短刀をご持参されました。
 以前にも拝見させていただいた御品ですが大変出来の良い短刀ですので研ぎ上げればかなり期待できる作品だと思いました。どうぞ御身体にはご留意されてご無理にない範囲で頑張って欲しいですね。
 前回もご参加くださった鞘師のIMさんが今日もお越しくださいました。
 今日はご自身が普段使われている鞘ノミと横掻きの小刀をご持参されそれぞれの道具についてご説明くださいました。さすがに専門の鞘師さんだけあって手入れの良く行き届いた道具類は素晴らしく、特に鞘ノミの反り具合へのこだわりをかなり詳しくお話しくださいました。 
 私自身も研磨の際に同時に白鞘は製作いたしますから非常に勉強になりましたし、心から感謝いたします。
 
 本日はご参加できなかったメンバーの方々からもいろいろな形でご連絡を頂いたりもしました。
 仲間から気にかけて頂けることは本当に嬉しいしありがたいですね! 
 日本刀研磨工房の勉強会ではいつも素晴らしい仲間になってくれるメンバーを募集しております!
 日本刀の鑑定や日本刀の職人仕事などにご興味のある方は体験参加という形からご参加もいただけますのでお気軽にお問い合わせくださいませ。次回は8月12日(土)開催です!
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2017年07月04日

ふれあい里親の申し込みとN君のこと

 7月に入り連日猛暑でさすがに当工房でもエアコンを毎日つけての研磨作業です💦。
 私自身はさほど汗かきではないほうですがそれでも研磨しながら額に汗ばんで、大切なお客様の御刀にだけは汗が付着しないように細心の注意を払って作業にあたっています。これは私なりのちょっとしたプロとしての自負心と言いますかこだわりでもあります。
 さて、今回も里親登録をしていることから”ふれあい里親”の封書が児童相談所から来て早速申し込みました。
fureai29.JPG
 ここのところ”該当児童なし”ということで申し込んでも施設のお子さんがお泊りに来ることがなく、ちょっと寂しいというのも本音ですが今回はどうでしょうか・・・。
 我が家にお泊りに来られるお子さんが居れば、もちろん喜んでお引き受けしたいと考えております。
 さてふれあい里親と言うとすぐ思いつくのは以前にも何回かこのブログにも書きましたN君です。
 里親登録をして最初にお泊りに来たのが当時5年生だったN君、その後も何回もふれあい里親ではお泊りに来ておりまして知的障害者の生活支援寮に入っている時も月一ペースで遊びに来ておりました。
 しかし約1年半ほど前に最後に電話がきてから音信不通となってしまい、彼の携帯電話は「現在使われておりません」のアナウンスが流れるようになってしまいました。
 もう21歳にもなるし、元気で日雇い労働でもしているのならそれで良いかなと思っておりましたがやはり気になって、何か彼の情報が入っているか元々居た生活支援寮の担当だった先生に電話したところ大変残念な事実を知りました。
 N君は知的障害と同時にADHDという障害も持っているのですがそのADHDの症状が酷くなり定職を持つどころか入院しているとの事でした。個人情報も関わってくるので生活支援寮側もどの病院に入院しているとかも知ることは出来ないとのこと。また「今はもう柿沼さんと会えるような状態ではないし会わないほうが良いと思います」とまで言われてしまいました。それほどADHDの症状が酷くなってしまったようです。 
 一応担当の先生から教えて頂いた市の障害者支援センターにも電話したところ全く同じ回答で、病院側のほうで個人情報的な事は家族以外は行政機関にすら教えてくれないそうです。
 心配ではありますが家族ではない私にはここまでが知る限界ですしN君の症状が酷くならないことを祈るしかないようです。
 それにしてもまだ21歳、最後にLINEをくれた時、「今年は彼女を作るのが目標なんです!」って書いてきましたが、そうですよね・・・、本来ならガールフレンドが出来たり、友達と遊んだり、また大人としての振る舞いなども社会人として学んでいったりと、人生で一番楽しい時期のはずなのに・・・。
 こちらからは連絡する術はないのでとりあえずは生活支援寮の先生や支援センターの担当者の方に、もしN君から連絡があったら私のほうにも連絡するように伝言して欲しい旨を伝えましたがちょっと無理かな・・・。
 何とかしてあげたい気持ちばかり募っております。💧
 
posted by togishi1 at 17:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 里親 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする