2017年10月26日

コンクール結果

 今年のコンクールの結果が本日届きました。
 今年も昨年同様に研磨、白銀(ハバキ)、鞘(白鞘)の3部門に出品し、いずれも入選することができました。
 今年は受賞することは出来ませんでしたが、特に研磨の部に出品した御刀に関しては仕上げ研磨で困難に直面して途中で出品刀を変更しようか悩んだり、どうしても気になって早朝から着手したりでしたが自分なりに精一杯研ぎ上げる事が出来ましたし、この御刀を通して普段常用している技法だけではなく技の選択肢も増やすことが出来たことは大きな収穫でした。
 ですので今回の出品刀には大感謝しています。
 11月には協会でコンクールの勉強会が行われるのでそこで先生方や先輩方ともお会いできるのも楽しみですし学ばせていただければと思っております。
 普段から親しくさせていただいている職人仲間の皆さんの中には今年も受賞された方もいらっしゃいます。
 心からお祝い申し上げます
posted by togishi1 at 20:57| Comment(0) | 研磨 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月20日

砥石を買いに・・・

  今日は刃艶用のコッパを買いに東京の並川商店に行ってきました!
 katakoppa.jpg
 これが今日買ってきましたコッパです。
 コッパというには勿体無いくらい形になっていてそのままでも使えそうですが一応コッパです。
 刃艶用のコッパは量としては既に十分持っているのですが、今回の目的は相当に硬い刃艶用コッパの購入でした。
 硬い刃艶の用途としては例えば内曇地砥のキツい止まり目を解したり、ガサ付きやすい地金の仕上げ研磨の際に、下地艶の前処理として潤いの維持として用いたり、ちょっとしたヒケの除去や横手筋切りなどにもその硬さに応じて必要になりますので当工房では多用するのですが、気付くとちょっと在庫が寂しくなっていました。
 それだけ今年はたくさんの御客様から御依頼もいただき本数も研がせていただいた証拠でもありますが同時に砥石を買いに行く余裕もここのところなかったので、今日思い切って買いに行けて良かったです!。
 さて、今日買った砥石、社長にいろいろ教えて頂きながら選んでみました。
 かなり硬いと思われるコッパを3個、中間程度のものを1個ですね。
 近いうちに割って漆で裏打ちしてみようと思います。
 それにしてもここのところの気温の変化、秋を通り越して冬になったような感じです。
 コッパを磨って裏打ちするのはさすがに冬場は厳しいので早く秋らしい陽気に戻って欲しいのですが・・・。
posted by togishi1 at 17:43| 砥石 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月14日

今日の勉強会

 今日は月例の勉強会でした。
 御参加されたのはWさん、Tさん、Mさん、Iさん、そしてIMさんでした。
 いつも通り一番乗りでのご参加はWさんでした。Wさんはここ最近ちょっと体調を崩されたとのことで研磨の練習が思うように出来なかったとの事でしたが現在研磨中の脇差の中名倉砥工程には本日も実践を交えて真剣に取り組まれておりました。特に縦軸方向に揃わねばならない砥目が時として乱れてしまう事に悩まれており、私も色々御提案させていただきましたがこの辺はある程度練習しかないと思います。きっと克服できるはずですので頑張って欲しいと思います。
 Tさんは今年コンクールに初出品も済ませたばかりで現在は以前も手掛けておりました糸直刃の古刀の仕上げ研磨に着手し、かねてからの課題でもあるヒケの原因究明を進めておりました。 
 細かいヒケが刀身全体を走ってしまう事から内曇砥からの砥石の効かせ方なども原因の一つでもありますのでそれの基準なども参加者全員で意見交換などもさせていただきました。
 ヒケが発見できる研磨環境ももちろん大事ですし、とにかく砥石を効かせる具体的な手順や方法などもTさんご自身を含めて参加者一同で確認させていただきました。
 Mさんは2か月振り位のご参加になりますでしょうか、本日も研磨された御刀をご持参されました。
 ほぼ仕上げで横手の筋切りを行う直前の御品でしたので間もなく完成ということですね。
 欲を言えば刃角、三つ角をもう少し強調したほうが良いかなとも思いましたのでそれをお伝えしつつ、切先のフクラの加減などについても意見交換を行う事も出来ました。
 Mさんの場合は最近大きな手術などもしたばかりで力も入れられないことから仕上げ研磨を中心として行っていらっしゃるとの事ですから是非この際仕上げ研磨について通常以上に研究を進められて極めていただければとも思いますし、応援する次第でもあります。
 Iさんは現在練習中の脇差をご持参下さいました。
 備水砥相当の砥石で研磨されてきましたが、肉置きの加減が思うように砥目として反映されないことに悩まれておりました。詳細に拝見させていただきますと確かに縞模様の肉置きも御苦心された跡が見れるのですが砥石自体の砥面形状なども改めて御提案させていただきました。
 本業がナイフメーカーでありますからちょっとした要領さえ掴めばすぐにマスターできることだと思います。頑張って欲しいですね。
 鞘師のIMさんも2か月振りのご参加ですね。
 本日は現在製作中の白鞘をご持参下さいました。
 製作中であることからまだ周囲を丸める前の板材を貼り合わせた状態でしたが抜き差しも滑らかで内部の掻き入れはさすが本職で、同じく白鞘を作る立場の私も非常に参考になりました。
 また反りに合わせた木取りやその為の御苦心話もお話しくださり、一同非常に感服し参考になりました。
 引き続き来月もご参加いただけるよう御願申し上げました。
 
 さてその他総合的なお話としてはやはり直近の研磨コンクールに関してとなりました。
 各々が思いを込めて研磨したものが最高レベルである中央でどのような評価を受けるかはやはり気になりますし不安と期待が入り混じり、話が尽きません。
 当工房勉強会のメンバーをはじめ関わりのある皆さんで良い結果が得られればと祈る次第です。
 次回の勉強会の頃は既に結果は出ている頃ですので楽しみですね。
 その次回は11月11日に開催予定です。
 なおいつもながら参加者は随時募集しておりますのでご興味のある方は是非お気軽にお問い合わせくださいませ!

posted by togishi1 at 19:06| Comment(0) | 勉強会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月02日

コンクール出品御刀を提出してきました!

 今年の研磨コンクールの出品作品を提出するために本日両国の新刀剣博物館に行ってきました!
sinhakubutsukan.jpg
 行きは新桐生駅から乗り北千住で日比谷線に乗り換えて秋葉原で総武線、そして両国という道のりでしたが帰りは両国の次の駅である浅草橋で都営浅草線に乗り換えて浅草に出て東武線で帰りました。なにぶんにも新博物館は初めてですから悩みますが帰りのほうが時間的には早いですね。うん、今後は当分この道のりで協会には行く事にします。
 で、新博物館ですが本当に綺麗で素晴らしいです!
 出来たてだから当たり前かもですが立地条件も非常に良いですし、来年以降の研修会諸々、ここで行われると考えると気分も新たにワクワクしてきました。
 さて肝心のコンクール出品作品ですが今年も研磨(鎬造の部)、鞘(白鞘)、白銀(ハバキ)の3部門です。
 そう、当工房の基本的な業務内容のものですね。
 特に今年の研磨の部に出品した作品は色々な意味で研磨しながら苦しかったし、しかし新たな発見もあり、同時に学ばせていただきました。今日も提出手続きをしながら何度も「ありがとう!」と感謝しました。
 白鞘、ハバキに関してもそれぞれ思いもあり書き連ねたら枚挙にいとまがないのでここでは割愛しますが、コンクール結果が出ましたらまたブログでご報告したいと思います。
 季節もすっかり秋らしくなり朝晩めっきり寒くもなってきましたね。当工房でも健康には留意して業務に励みたいと思います。
posted by togishi1 at 13:26| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする