2018年08月11日

今日の勉強会

 連日、厳しい猛暑の日々が続いております。
 当工房を御贔屓くださるお客様、そしてこのブログを読んでくださる皆様方におかれましてはくれぐれも熱中症にはご注意いただきたく存じます。
 さて本日は月例勉強会でした。
 参加者はWさん、Hさんの御二方でした。
 まずWさん、本日は磨きヘラによる下磨きを行いました(以下の写真↓)。
benkyokai-migaki.jpg
 磨きヘラは本日のテーマでもありました”研磨に用いる様々な道具”の代表的なものの一つでこれにより棟と鎬地に金属光沢を付け、刃の白さとのコントラストにより刀身に一際美観を添える目的で用います。
 これまで樋の中や樋の両サイドである”チリ”をヘラではなく磨き棒で磨いていたWさんにとって、磨きヘラはまだ扱い慣れていないようで
「磨き棒のほうが磨きやすいですね・・・
との事。とにかく練習しかないですから頑張って欲しいと思います。

 Hさんは金肌拭いまで完了した御刀をご持参されました。
 大変腕を上げられて丁寧な仕事をされており細かい鍛え肌も引き出して美しい地金に仕上げてありました。
 ただ欲を言えば若干の拭いムラでしょうか、色ムラがありまして、これはご本人もその原因を気にされておりました。
 普通に見たのでは気付かない程度のものではありますが完全な研磨を目指すHさんの心構えには頭が下がる思いがしました。

 さて本日ご参加の御二方は先日の研磨コンクールでも入選し益々モチベーションが上がっていらっしゃるようです。
 御二方のモチベーションを私もいただき、明日から着手する御刀に全力を注ぎたいと思います。

 次回の勉強会は9月8日(土)です。
 
posted by togishi1 at 18:38| Comment(0) | 勉強会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年08月04日

研修から帰ってきました!

kenshusho.jpg
 7月30日からの研磨・外装技術研修会が本日最終日で帰ってまいりました!。
 今年の研修会は参加するにあたり、例年以上に参加条件が厳しくなり、前後半とも例年の半数の人数でまさに少数精鋭での受講となりました。
 ですので参加者のほとんどが私にとって既知の気心の知れたプロの職人さんでしたし初参加の方も研修会の意義をご理解されている方々でしたのですぐに旧知の友人のように親しくさせていただけました。
 また講師の先生方も毎年一流の無鑑査の先生がご指導くださいますが、今年は研磨の部は講師の先生が入れ替わり久々に各研磨流派特有の研磨法を意識する機会に接することが出来て新鮮でもありました。
 またこれは毎年のことですが今更ながら新しい発見、新たに学ぶこともあり、非常に有意義な前半(研磨の部)でした。

 後半の外装の部は数年ぶりに白鞘の部に参加しました。
 ここでも私が通常行っている製作法ではなく別の技法での手順を学ぶことが出来ました。
 具体的な木取り、そして外面の整形時の測定法、それに使用する最適な鉋等々・・・、私的には技術面で飽和状態を感じていましたが今回の白鞘の研修を通じて階段を一つ昇れたような気もして非常に内容の濃い受講が出来ました。

 写真は前後半それぞれの”聴講証書”です。
 参加するにも事前から様々な手配を必要としますし、年一回とはいえ非常に勉強になりますからまさに重みのある聴講証書です。
 額縁に入れて住いのリビングに掛けたいと思います。

 さて明日は早速白鞘製作です。今回の研修を生かしていくつもりです。
 最後になりますが講師の先生方、一緒に研修会に参加して励ましあってくださった参加者の皆さん、刀剣協会の方々に心から感謝しております。
 ありがとうございました!


posted by togishi1 at 19:09| Comment(0) | 思うこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする