2019年12月31日

2019年を振り返り・・・

 早いもので2019年も大晦日になりました。
 当工房での研磨作業は昨日で仕事納めとさせていただき、本日は1年間お世話になった研ぎ船や桶、踏まえ木、砥台などを洗ったりと、掃除や整理をしました。nenmatsu2019.jpg
 それにしても今年は自分なりに大変な一年でした。
 なんと言っても母が亡くなったことが大きかったです。
 5月の連休中に緊急入院してその後緩和ケア病棟に転院・・・、日ごとに衰弱していく姿を目の当たりにしながらもとにかく看病で無我夢中でしたから悲しみを感じることなく慌ただしく49日の法要まで駆け抜けたという感じですね。
 仕事面では例年通り全国のお客様からご依頼いただき、またご依頼件数も年々増えておりますので順調そのものでした。
 ただ、お客様の中で4月には、研ぎ上がってからお金がなかったのか逆切れしてきた人、11月にはお金がないから支払いを1か月待って欲しいという人(結局自己破産債務者でした)がいたりもして、いろいろな意味で勉強させていただきました。
 お客様と言えば丁度母が亡くなった時に着手していた御刀のお客様ですがご霊前にと、お花を送ってくださいました。本当に今でも感謝しています。
 11月からは勉強会も再開できましたし新しい仲間も迎える事ができました。
 総じて例年以上にアップダウンの激しい一年でした。
 さて、ある占いによると私の場合、今年までは大殺界でしたが来年からは運気も上がっていくとの事、あまり占いは信じないほうですが良い占いなら信じますかね。
 皆様にとりましても2020年が良い年となりますように・・・。
posted by togishi1 at 12:08| カテゴリ無し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年12月25日

メリークリスマス

 2019年,もう年末になってまいりまして今日はクリスマスですね。
 我が家は臨済宗でバリバリの仏教ですが毎年クリスマスは気になりますしブログに書いています。
 写真も掲載したいのですが年々ネタもなくなり、何とか思いついたクリスマスっぽいのがこの手帳です。techou.jpg
 来年使う予定の手帳です。
 個人的に西洋の宗教画が好きで時々美術館などにも見に行きますがその一環として丁度お気に入りの絵画の手帳があったので来年に供えて購入したものです。
 クリスマスはイエスキリストがの生誕をお祝いするものですから雰囲気だけは出るでしょうか・・・。
 毎年の事ながらクリスマスツリーはもちろん、クリスマスケーキもない我が家のクリスマスですが、先日Yさんに修理していただいて抜群に音色が復活したオルガンで”きよしこの夜”他讃美歌数曲を弾いてみました。
sanbika.jpg
 よし、これで今年のクリスマスも終了!。
 残り少なくなった2019年、ラストスパートで頑張りたいと思います。
posted by togishi1 at 18:04| Comment(0) | 思うこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年12月21日

今日の勉強会

 今日は月例勉強会の日でした。
 再開して二回目となる本日の勉強会、参加者以下の通りです。

 まずいつものように一番乗りで会場の掃除と準備を手伝ってくれたのはWさん。
 つい先日も習いに来ましたが現在刃取りの練習中・・・。
 なかなか思うように刃取りのライン取りが定まらずまた刃艶を効かせられずご苦労されておりました。
 刃艶を押さえる親指の立て方や動かす方向に難ありですのでこれらの修正をお勧めした上で現代最新の刃取り技法についてもお試しいただきました。ご本人もこの方法ならコツさえ掴めばやりやすいかもと、好感触の様子でした。

 前回が初参加のYさん、その後もご自宅で研ぎ船をはじめとして研磨環境の整備を進められると同時に内曇砥の引き方を猛練習されたとの事。
 細かい研ぎムラはありますが砥石と刀身の相性の問題もありますので今後は選択できる砥石の充実がまずは第一の課題かもしれません。
 引き続き頑張って欲しいですね!。

 KTさんは前回同様に地艶から拭いにかけた状態でご持参されました。
 肌の出具合にムラがあったり肌が裂けてしまったりもあるのでご本人も悩まれておりましたがこればかりは地艶までの解釈の違いも研師それぞれというお話もさせていただき、現状の対処法のいくつかをご紹介させていただきました。
 KTさんは砥石自体は非常に良いものを所有されておりますのでいろいろ試されることも可能です。さらに御研究を進めていかれたらと願っています。

 Fさんは2週間前に一度ご持参されて本日さらに研ぎ進めてまいりました。
 まだかなり地肉が落ちてしまい、逆に刃肉が付き過ぎてしまっており刃先の蹴りも見られましたので部分部分でご説明させていただきました
 また砥石目が表す現状の肉置きについてもご説明させていただきました。 
 一見研ぎやすいと考えがちな脇差でも細かい部分で言えば肉置きなども相当時間もかけて取り組まなければならないケースも多々あります。
 Fさんの脇差もまた然りですからじっくり研究されながら研いでいかれたらと思います。

 約1年半ぶりにご参加いただいたのはSSさん。
 本日はご購入されたという内曇砥や刃艶などをご持参されてそれの可否と今後の御使用法などのご質問をいただきました。
 SSさんは腰痛の手術もされて今は完全回復との事、再開した当勉強会と一緒に今後も研究を進めて行ければと願っております。

 本日が初参加のAさん、本日は刃艶を施した状態の鵜の首造りの脇差、そしてナカゴの赤錆落としの資料品としての短刀をご持参くださいました。
 まず刃艶を施した脇差ですが砥石の効きがまだ不十分の個所に艶ヒケが出てしまっていることをお伝えしご本人もご確認されました。
 今回の脇差の場合は古研ぎを研ぎ戻す目的での刃艶ですので一見滑らかに見えても芯から効いてこないことも考えられます。また鎬の際など効きにくい個所が特にヒケが付きやすいこともお伝えしご確認いただきました。
 ナカゴの赤錆落としに関してはその技法と道具についてご説明させていただき実践でやっていただきました。
 どの程度まで行えばよいかの見極めが難しいところではありますが考えられる目安などもお伝えし参加者一同で意見交換もさせていただきました。
 
 その他の項目といたしましては今回テーマで掲げました”内曇砥”についての総括、そして同じく今回テーマの”曲がり直し”についてその道具(修正器)についてご説明させていただきました。

 年明けの1月は18日に勉強会を開催いたします。
 新規メンバーも随時募集しておりますので共に学びたい方はもちろん、ご興味を抱かれた方は是非お気軽にお問い合わせくださいませ!。


 

 

 
posted by togishi1 at 20:08| Comment(0) | 勉強会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年12月03日

今日は張艶で・・・

 師走に入り益々冷え込みが厳しくなってまいりました。
 夏場だったらちょっと早起きしたついでに工場に入って一仕事と言うのもありなんですがそうもいきませんね。
 先月末から着手している御刀、今日から仕上げ研磨に着手です。
 hari.jpg
 写真は地艶の工程です。
 今回は張り地艶で行いました。(真ん中の茶色いのが張り地艶です)
 今回の御刀のように肌が非常に詰んで無地風、非常に硬い鉄質の場合、これまでの経験から張り艶のほうが纏まりも良くスムーズにいくことが多いので今回もそうしました。
 ”張り地艶”と言うのは刃艶と同じように吉野紙を漆で裏打ちしたもので、刀身の肉置きに順応するように格子状の切れ目を入れて用います。
 どうして今回のような御刀だと張り地艶のほうがスムーズにいくのか・・・?、吉野紙と漆で固めてある分、刀身への圧力が増すのだろうか?それとも他の要因で研磨力が増すのだろうか?・・・。言葉ではうまく説明できない何か作用がありますね・・・。
 同じ鳴滝木っ端から作った地艶でも砕き艶と張り艶だと全く別の石のように感じるのも不思議です。
 という事で今回も時間はかかりましたが地艶もほぼ完了しました。
 今週中の研ぎ上がりを目指したいと思います。
posted by togishi1 at 21:57| Comment(0) | 砥石 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする