2018年02月10日

今日の勉強会

 今日が月例の勉強会でした。
 久々の参加となったのはKTさんでいつも一番乗りのWさんとほぼ同時間にいらっしゃいました。
 そのKTさんは細名倉砥までかけた状態の脇差をご持参されました。
 細名倉砥はかなり練習されたようで砥目も揃ってきました。
 ただ、差し表側の鎬地幅にまだ不整が残っておりましてこれの修正の可否とその判断基準などをお話しさせていただき参加者一同で拝見させていただきました。
 Wさんは中名倉砥工程を完了し、コンクール出品用に白鞘も新調しましたので本日から細名倉砥を開始となりました。
 樋のある脇差ですのでまずは樋の中を研磨する砥石の整備からスタート、樋の形状にあった砥石作りを改めてご確認いただきました。
 Wさんは"樋の研磨は大好き!"とご自身が言うくらいですからすぐに要領も得てマスター出来ると思います。
 頑張って欲しいですね。
 Tさんは昨年のコンクールに初出品されてから益々意欲的に取り組まれて、今現在は居合仲間からの研磨依頼を受けた御刀を研磨中で、本日もほぼ仕上がりに近い状態でご持参されました。
 刃取りのライン取りに苦戦されておりましたので私なりのラインの取り方をお話もさせていただきました。
 また、切先のナルメで”ハチマキ”が出来てしまうことについてもその原因と対策について意見交換することが出来ました。
 Tさんとは刃取りとかナルメについて突っ込んだお話ができるようにもなりました事からもわかりますように御自身もかなり研究もされて、上達もしましたので今後もこの調子で頑張って欲しいですね。
 Sさんは研磨の下地整形で鎬の線が立たないことに苦慮されておりましたので実践、実習を交えて私なりの考えをお話しさせていただきました。
 鎬造りの刀身には鎬線、横手線、三つ角等々・・・、刀身を構成するために立てなければならない大事なポイントがあり、これらが鑑定上も非常に重要な要素になります。
 これらを”立てる”ためには線ではなく”面”を整えることです。
 つまり鎬地は真平に、平地は時代なりの肉置きに整えなければなりませんし、面を整えることで自然と稜線が”立ってくる”ことをお伝えもし参加者一同で確認いたしました。
 
 その他としては研磨にとって大事な砥石について各々が疑問に思っていることや具体的な使用法を意見交換をすることが出来ました。
 とにかく研磨にとって大切なことは鑑識が優先でそれを如何に研磨に反映させていけるか、その為に如何に研磨技術を学び道具選びをしていくかについても話し合う事が出来て、内容の濃い勉強会になったと思います。
 次回は3月10日(土)です。今年度最後の勉強会ですので節目ともなります。
 御参加者は随時募集しておりますのでお気軽に当工房に御問い合わせください。

 日本刀研磨工房 togishi@s6.dion.ne.jp

 
posted by togishi1 at 18:39| Comment(0) | 勉強会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。