2018年04月14日

今日の勉強会

 今日は30年度最初となる月例勉強会でした。
 一番乗りはいつも通りWさんでした。
 Wさんはコンクール出品予定の脇差を内曇砥まで進めてきました。
 地金の状態に対しての内曇砥の使い分けの必要性も本日再確認されまして、昼食後の午後の部からは仕上げ研磨の第一弾である下刃艶砥の実践にも熱心に取り組まれておりました。
 「私にとっては凄い充実した勉強会となりました」
 とはご本人の弁・・・。
 この調子で仕上げ工程もこなして是非研ぎ上げて出品に漕ぎ着けていただけたらと思います。

 KTさんはコンクール出品候補の御刀二振りをご持参されました。
 一振りは内曇砥までかけてこられ、もう一振りは古研ぎ状態ながら比較的健全で研ぎ上げればかなり良くなりそうな御品でした。
 私なりの感想も申し上げて出品するならどちらが良くてどのように進めていくかも参加者一同で参考にさせていただき意見交換もさせていただきました。
 また樋のある短刀もご持参されて参加者一同拝見させていただきました。
 
 Tさんもやはり同じくコンクール出品刀とご友人から研磨の御依頼され、ちょっと気になる点があるとの事でご相談されました。
 まずコンクール出品刀ですが出品用に白鞘も新調された御刀で、現状は人造細名倉砥まで進めてきました。
 内曇砥手前の細名倉砥でも硬い砥質の砥石ですと鍛接面など弱い個所は浮き出てきてしまうのでその辺の注意点を申しあげその対処法なども参加者一同で確認しました。
 是非素晴らしい研磨で出品されて昨年以上の結果を出せるよう願う次第です。
 ご友人から御依頼された御刀に関しては研ぐそばから錆びてしまうという現象に悩まれているようでした。
 もちろん地金といますか御刀そのものの素材に起因するものでしたのでその対処法の具体例などを申し上げ、参加者一同確認させていただきました。日本刀はもちろん鉄素材ですがその鉄にも様々なものがあることを認識しそれに対応するのも研師としては必要な技術ですね。

 久々に御参加くださったのはHさんでした。
 待望のお子様が誕生されたこともありここ数か月は勉強会もお休みでしたが、いつも以上に元気に今日もお越しくださいました。
 Hさんもコンクール出品に向けて非常に熱心に取り組まれており、本日も長い御刀と脇差の二振りの出品候補をご持参されました。
 脇差に関してはその状態から拭い成分と拭いの用い方に関して参加者一同で話し合いの機会ともなりました。長い御刀は大変しっかりした新々刀の御刀で必要な個所に改正砥をかけた状態でご持参されました。
 個人的には長いほうの御刀をコンクールに出せばかなり見応えのあるものとなる気がしました。
 是非頑張っていただきたいです。

 その他としては本日のテーマである”天然砥と人造砥の使い分け”に関して、他の職方への外注時も考慮に入れることなどを中心に話し合い、確認できました。

 次回は5月12日に開催いたします。
 平成30年度の勉強会もまだまだ始まったばかりです。当工房勉強会は特に年度別に区切ってカリキュラムを組んでいることはございませんのでいつからでもご参加可能です。ご興味のある方は是非お気軽にお問い合わせください。
 togishi@s6.dion.ne.jp
posted by togishi1 at 16:47| Comment(0) | 勉強会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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