2018年07月07日

今日の勉強会

 今日は月例の勉強会でした。
 参加者はTさん、Hさん、Iさんの御三方でした。
 まずTさん、今日は前回も拝見させていただいた平造の脇差を仕上げまで行った状態でご持参下さいました。
 ”刃が白くなってくれない”との事、確かに刃取り仕上げをしたにもかかわらず刃が白くないように見えます。
 かと言って刃が眠いわけでもなくむしろキブいくらいにしっかりした刃文です。
 つまり結論から言いますと地のほうがどんよりと白く沈んだ感じになっているために刃も白く見えない状態になっておりました。
 これにつきましても参加者一同で意見交換をさせていただきました。
 またHさんからご自身のご経験に基づくTさんへの助言もありました。
 このように勉強会の仲間同士で助言したりできるのは本当に素晴らしいものです。
 研磨の仕事は普段はとかく黙々と一人で行うものですから迷路に入りがちにもなります。
 そのような時に仲間からのちょっとして助言が解決の糸口になることもありますから今後も勉強会では相互に忌憚のない助言をし合えたらと思います。
 もう一振り、来年のコンクール出品候補の御刀もまだ未着手ながらご持参されました。
 一年先のコンクールに向けて準備を進めるという点でコンクールに対する情熱、真剣度は本当に感服いたしました。

 Hさんは去年のコンクール初出品に引き続き今年も入選したことから益々研磨に意欲的に取り組まれているご様子でした。
 本日もお子様の受診などで大変お忙し中、勉強会にご参加いただき、中名倉砥工程まで進めた御刀をご持参されました。
 ”少し工程を急ぎ過ぎたかも・・・”とは御本人の弁、たしかに砥目がやや乱れてしまった個所はありましたが改正砥の砥目はしっかり取れておりましたので丁寧に工程をこなして砥目を揃えれば更にスムーズに工程を進めることが出来ると思います。頑張って欲しいですね。

 鞘師のIさんは二か月振り御参加となりました。
 ここ最近は特に白鞘製作がお忙しいようで、忙しいにも拘らず良い材料の入手が難しくなってきたとお話されていました。
 確かにそうですね・・・、当工房でも研磨と同時に白鞘も製作するので全く同感です。
 また、材料のこと以外にも鞘専門職であるIさんは割り鞘など、鞘の修理全般も行うのでそれらにおいてもご自身のご経験談など参考になるお話をたくさん聞かせていただきました。
 
 本日は通常よりも少人数ではありましたがその分鑑識や技術面のみならず各々の刀職への考え方や取り組み方も話し合う事が出来て非常に有意義な時間を持つことが出来たと思います。

 次回は8月11日(土)開催いたします。
 
 
 
posted by togishi1 at 17:55| Comment(0) | 勉強会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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