2019年11月16日

勉強会再始動!

 今日は約一年振りとなる当工房主催の”日本刀と研磨の勉強会”でした。
 再開初日という事でこれまでのメンバー、そして初参加となる方などもご参加頂き大変盛況な勉強会となりました。

 常連メンバーから、まずはWさん。
 現在は平造り短刀で刃取り作業を猛特訓中!。
 1昨年、彼女が研磨コンクールで入選した作品は差し込み研ぎと言う仕上げで出品したものでしたが次回は化粧研ぎで刃取り仕上げをしたものでコンクール出品を目指しています。
 なかなか思うように刃取りが出来ず悩ましいとは彼女の弁・・・、刃艶の選択と厚さ、砥汁の使用などアドバイスさせていただきました。

 Tさんはコンクール出品刀と内曇砥までかけた御刀をご持参され拝見させていただきました。
 Wさん同様に刃取りで研究の余地ありですのでWさん同様の事項をお伝えしました。率直な感想として、バッチリ刃取りし過ぎて”奴の額”になっているので暈しをマスターすれば飛躍的に良くなる気がしました。
 それと細かいヒケに関しては内曇砥の効かせ具合に課題が残りますので研究を進めていただければと思います。
 
 鞘師のIさんはお昼からの急用が入ってしまった中にも拘らずご参加くださいました。
 ご所有されている御刀を二振りをご持参され私たちに見せてくださいました。
 一振りは大志津極めの御刀で互目丁子の刃中には金筋、砂流しなどの美しい働きがあるまさに名刀、そしてもう一振りは鎌倉初期と思われる古雅な御刀で小切先、磨り上げてなお腰反りで美しい曲線美の姿はこれまた名刀で来月の審査に出されるとの事、楽しみでなりませんね!。きっと良い結果になるでしょう。

 今回飛び入り参加となったのはSさんです。今年から研修医として市内の病院に勤務するお医者様です。
 当工房勉強会に参加したころはまだ医学部の学生でしたが同時に当工房の近所の打刃物鍛冶の小黒金物店で鍛冶修行もされてそちらもすでにプロとしてもやっていける腕前です。是非今後も勉強会にご参加いただきたいと願っております。

 KTさんも久々にご参加となりました。
 本日は内曇刃砥までかけた脇差をご持参されました。
 実はこのKTさんの刃砥は抜群だと以前から思っております。
 非常に効きの良い砥石で軟らかい刃砥ながら肌も十分に出ております。さらに効かせることを意識されれば仕上げ研磨において刃艶や地艶の許容範囲も広がっていくのではないかと思われます。

 Fさんは定期の勉強会は本日が初参加となります。
 しかしながら定期勉強会休止した直後に勉強会ご参加をご希望されておりましたことから、これまで何回も個別勉強会ということでお越しいただきました。
 現在は下地研磨である備水砥工程を練習中です。特に切先周りの研磨で行き詰ってしまっていたご様子でしたが確かに本日拝見したところかなりご苦労されたのが砥目からも見て取れました。
 砥汁の出具合とそれを基準とした研磨法、手の角度や位置など基本となる事項をお伝えしましたところみるみるうちに理想的な形に整っていきました。Fさん、かなり才能ありで期待できますよ!。どうぞ自己流に走らず正道を追及されて美しい日本刀の研磨をこれからも一緒に極めて行きたいと思いました。

 Yさんは北陸は石川県からご参加くださいました。
 日本刀が好きで数振りご所有との事、ご自身の手で愛刀を綺麗に仕上げたいとの思いから当工房の勉強会への参加をご希望されました。
 予め必要な砥石や道具などをお伝えしたうえでご準備いただき、本日お越しいただきました。
 研磨は全く初心者とのことですからまずは構えからお伝えしましたがご本人の熱意は相当なものですのできっと上達も早いと思います。
 これからも引き続きご参加されて一緒に研磨を通して日本刀を学べたらと願っております。

 ご参加くださった皆様、本当にありがとうございました!
 来月以降も開催していきますので引き続きよろしくお願い申し上げます。

 また今後も一緒に学べる刀友、勉強会新規メンバーは随時募集しております。
 お気軽にお問い合わせください!。

 日本刀研磨工房
 togishi@s6.dion.ne.jp


 
 
posted by togishi1 at 17:55| 勉強会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする