2019年12月03日

今日は張艶で・・・

 師走に入り益々冷え込みが厳しくなってまいりました。
 夏場だったらちょっと早起きしたついでに工場に入って一仕事と言うのもありなんですがそうもいきませんね。
 先月末から着手している御刀、今日から仕上げ研磨に着手です。
 hari.jpg
 写真は地艶の工程です。
 今回は張り地艶で行いました。(真ん中の茶色いのが張り地艶です)
 今回の御刀のように肌が非常に詰んで無地風、非常に硬い鉄質の場合、これまでの経験から張り艶のほうが纏まりも良くスムーズにいくことが多いので今回もそうしました。
 ”張り地艶”と言うのは刃艶と同じように吉野紙を漆で裏打ちしたもので、刀身の肉置きに順応するように格子状の切れ目を入れて用います。
 どうして今回のような御刀だと張り地艶のほうがスムーズにいくのか・・・?、吉野紙と漆で固めてある分、刀身への圧力が増すのだろうか?それとも他の要因で研磨力が増すのだろうか?・・・。言葉ではうまく説明できない何か作用がありますね・・・。
 同じ鳴滝木っ端から作った地艶でも砕き艶と張り艶だと全く別の石のように感じるのも不思議です。
 という事で今回も時間はかかりましたが地艶もほぼ完了しました。
 今週中の研ぎ上がりを目指したいと思います。
posted by togishi1 at 21:57| Comment(0) | 砥石 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。