2020年10月19日

コッパ割り

 猛暑だった今年の夏がまるでなかったかのようにここ数日は冷え込みが厳しくなってきましたね。
 当工房でも土曜日からストーブを出しました。
 これからは寒くなっていく一方ですから、今の時期にやれることはやっておきましょう・・という事で今日は早めに研磨作業が終わったので地艶用のコッパ割りを行いました。
koppawari.jpg
 コッパというのは天然砥石の原石から砥石の形に切り出し、加工する際に出る不定形や規格外の部位の事で日本刀研磨ではこのコッパを層に沿って割ってからさらに砥石で擦り、紙のように薄くしたものを地艶として用います。
 和紙を漆で裏打ちして格子状に細かい切れ目を入れる”張り地艶”と和紙は裏打ちせずに割り砕く”砕き地艶”とがありまして当工房では大体半々づつ用意して御刀の状態で使い分けております。
 今年は研磨ご依頼をたくさんいただいたことから特に軟らかめの地艶の消費量が多かったので本日も軟らかめと思われるコッパをチョイスして割りました。
 実際は使ってみないと砥石の良し悪し、合う合わないは分からないですし御刀によっても違ってきますが長年やっているとコッパ割りの段階で割れ方や感触で何となくわかりますね・・・。
 
 さてコッパを割るまでは屋内でやれますが砥石で薄く擦るのは庭先の水道で水をかけながら行いますので今年はこれが最後のコッパ割り、艶作りになりますね。
 明日からは内曇砥に入る脇差を現在研磨中ですので今日割ったコッパを早速導入したいと予定しております。
posted by togishi1 at 17:34| Comment(0) | 砥石 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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