2021年02月04日

内曇地砥の選択で・・・

 Facebookページのほうにも掲載させていただいている鵜の首造りの小振りの短刀、今日は下地研磨の最終工程である内曇砥に着手となりました。
 いつも通り刃砥で細名倉砥の目を除去し刃中の働きや刃肌も存分に現れて美しい滑らかな潤いが出てきて、「よし、これで次は地砥だ」と最近特に気に入って使っている地砥でちょっと引いてみると・・・、
 「あれ?硬すぎたか?」
 肌が起きるのを通り越して大肌が裂けたようにバサバサになりかけてしまいました。
 「もうちょい軟らかめので」→「いやいや軟らか過ぎた」→「う〜ん・・・もうちょっと!」・・・。
 こんな感じで砥石棚から次々に内曇地砥を引っ張り出しては交換しながら頭の中で呟く。
kumori1.jpg
 杢目肌が比較的詰んだ鍛えなのでこれを引き出すべく硬めの地砥を使う予定でしたが結局は中間位の硬さの地砥で落ち着きました。

 kumori2.jpg
 その砥石がこれです↑。
 しばらく使わなかった(何年かぶり)砥石ですがこの短刀にはバッチリの砥質で研ぎながらも好感触でした。
 御刀と内曇砥の適合性は硬さや粒度だけではなくその他いろいろな物理的な要素が絡んでくると思いますが、数年間しばらく使わなかったということは数年前に試したときはイマイチだったという事で、その砥石が今度は抜群にあったりもするのですから今更ながら不思議な気持ちになりますし面白さを感じます。
 さて明日は仕上げ研磨、今回の短刀は特にデリケートな地金ですから地艶もまた幾種類か試して最適なものを選びたいと思います。
posted by togishi1 at 22:34| Comment(0) | 砥石 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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