2011年12月26日

ちょっと思うこと・・・

 今年は研修会の仲間を中心とした刀剣職人の方々に本当に親切にしていただきお世話になった一年でした。
 コンクール出品刀を今日引き取りに行きまして、自宅に帰ってからしばし見直して御指導いただいた先生方にも本当に感謝の気持ちで目頭が熱くなりました。
 皆さん同業者と言えどもその前に仲間であり、その中で自分も生かされているのだと今更ながらに感謝しっぱなしです。
 
 同業者がいるから自分も生かされる、そしてお客様を敬い与えられた仕事に精をだす。
 常に感謝の気持ちを持ってまもなく来る2012年も私は過ごしたいと思います。

 
 
 
posted by togishi1 at 18:14| 日本刀 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月20日

博物館へ

 今日は東京に用事があり、早々に済ませてから代々木の刀剣博物館に行ってきました。
 展示は特別重要刀剣指定品でした。
 さすがに特重指定だけあって名刀ばかりで素晴らしかったです。
 菊御作の太刀や粟田口、祐定や虎徹・・・、良いですね。
 特に蟹の爪と言われる刃を焼くのが特徴である祐定は当たり前ですが見事な蟹の爪刃になっていて感心しました。

 日本刀の勉強をするために、最も基本で最も大切なこと、それは出来るだけ多くの名刀を見る事だと私は信じています。五箇伝別の鑑定においても、名刀ほど分かりやすく、その通りの作風になっていますしね。

 興奮冷めやらぬまま電車にのり帰路に付きました。
 本当に良い勉強になりました!。

 
posted by togishi1 at 22:57| 日本刀 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月17日

今日の勉強会

 今日は月例の勉強会でした。
 参加者はいつものKさん、そして久しぶりの参加となるJさんでした。
 
 Kさんは御自身が製作したハバキを御持参されましたので、それについての特に祐乗ヤスリについての技法を主として、不整なナカゴへの対応法等を確認しました。
 今後は白鞘製作も一通りやってみたいとのことで、白鞘製作手順からはじまり、必要な道具について熱心にご質問などをいただきました。
 
 刀身の研磨と言う場合、どうしても初心のうちは平面的な視野になりがちですが、ハバキや白鞘製作は刀身の断面形状をかなり意識した仕事になることから、研磨作業の際にもかなり立体的な視野で進めることが出来るはずです。
 頑張って欲しいものです。

 Jさんは中名倉まで終えた脇差を御持参なされました。
 小鎬の形状や位置を正す方法をかなり具体的に習得なされてきました。
 今後の課題は切先内の肉置きの研究ですね。
 でもJさんはKさんと同様、熱心ですのできっと早い時期にマスターされることと楽しみにしています。

 参加者の皆さんも日々研究されているので最近の勉強会はかなり高度なテクニックについても議論できるようになったのは嬉しい限りです。
 しかし、今日は秘伝だと思っていたものが明日は当然のように工程の一つに組み込まれる、そんな具合に研磨技術は格段に進歩しているものであることを確認できた今日の勉強会でした。


 
posted by togishi1 at 19:40| 日本刀 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月10日

ソウル買出し


100408_1755~01.jpg 今週の7日から9日は韓国はソウルに買出しに行きました。
 最近は北京の道具街がお気に入りでしたが、突然ですが久しぶりにソウルにも行こうかと思い立った次第です。
 場所は乙支路3街(ウルチロサムガ)で地下鉄2号線の乙支路3街と乙支路4街の中間辺りです。
業務用の床張り素材や照明、電動工具やゴム素材など、専門店が軒を連ね,見て廻るだけでも飽きないです。ここではハバキ製作に使えそうな道具をいくつか購入しました。
 価格は日本よりも断然安いですが、北京よりは高いかな・・・。

seoul2.jpg
 この通りから一歩裏に入ると小さな町工場がズラッと並んでいました。
 旋盤で部品を削りだしたり、酸素バーナーで分厚い鉄板を切って加工したり・・。
 コンパスでケガキした円形ライン通りに実に綺麗に鉄板をバーナーで切り抜く技は芸術的でお見事でした。
 分野は違っても同じ職人として尊敬してしまう技でした。
 韓国経済が発展したのはこんな縁の下の力持ちがいるからなんだと思いました。


samsoon.jpg

 ついでに以前のブログにも書いた”私の名前はキムサムスン”の階段にも行ってきました。
 それにしても行方不明になった韓流ファンの邦人女性、まだ見つからないのでしょうか。心配です。


posted by togishi1 at 20:26| 日本刀 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月06日

最近買った刀剣図鑑


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つい先日購入した面白い刀剣図鑑をご紹介いたします。
 「中国刀剣武具 台湾篇」です。
 この図鑑は中華民国国立歴史博物館刊行で、台湾の原住民、台湾部族の刀剣を豊富な写真と図解で解説してあります。
 台湾の古い刀剣類と言うのは私たちはあまり馴染みがないですし、私も興味が薄かったのですが、こうして見てみますと特色ある形状の中にも各時代、理論的に発展したもののようです。
 
 それと、ちょっと興味を持ったのは、鞘の彫刻や構造が一見、アイヌのマキリ(アイヌ民族の伝統小刀)にも共通すると言うか、似ています。
 日本列島を挟んで北と南で似通った様式と言うのも何だか不思議に思いました。

 ちょっと台湾に飛んで、実物を見てみたいと思ってしまいました・・・。
posted by togishi1 at 21:27| 日本刀 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月20日

ネットオークションで


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 最近ネットーオークションで購入した短刀です。
 特集のページでも書いてますが、私は登録証が不要なくらいの小振りの短刀が大好きです。
 この短刀も13.6cmとなかなか好みのサイズでウォッチリストに入れてずっと狙っていました。
 ちょっと遅いですが自分自身へのお年玉のつもりで入手しました。
 
 ネットオークションはホント便利ですね。
 自分好みの刀が出ているか見るのは勿論ですが、
現在の刀剣相場(実勢価格)もわかるので勉強になります。また、刀以外にも仕事で使う道具なども結構買いました。
 今ではネットオークションは生活の一部となっております。

 さて、今回の短刀、古研ぎ状態ですが互目刃がしっかりしており、疵も無く真面目な作品です。
 おそらく江戸期武家のご婦人用だと思いますが、嫁ぐ娘に持たせた守り刀なのか、その時父娘がどんな気持ちでどんな会話があったのか・・・などと想像してみるのも楽しいですね。
 
posted by togishi1 at 20:44| 日本刀 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする