2017年01月27日

銅板が来る

douban.JPG
 注文しておりました銅板が来ました。
 日本刀研磨工房だからと言って銅剣を作るわけではないです(笑)。
 これはハバキを作るための材料です。
 ちょうど作業の順番的に銅ハバキを作ることになりましたが材料の在庫がもうあと二個分になっていて急遽注文しました。 
 寸法は500mm×30mm×4mmを2本です。
 そう言えば昨年の10月から業務拡張をお知らせしていたこともあってか、たくさんの研磨御依頼をいただき、ほとんどの御客様から同時注文で銅ハバキの製作御依頼もいただきました(ありがとうございます!)。
 昨秋のコンクールで銅一重ハバキで努力賞を頂けたことから刀剣美術誌を見た方からの御問い合わせも数件頂きました。
 当工房ではハバキ製作は研磨御依頼時に同時注文のみ承っておりハバキ単品では現在のところ承っておりませんが今の調子で研磨御依頼と同時に銅ハバキの御依頼をいただければもう一回くらい銅板を注文しなきゃかなとも思っております。
 研磨御依頼の際には是非当工房の銅ハバキの同時注文も御検討いただけたら幸いです。
 よろしくお願い申しあげます。

 ※ ちょうど作ったばかりの銅ハバキ(色上げ前)がありましたので銅板と一緒に撮影しました。

 
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2016年04月22日

銀地金が届く

 注文していた銀地金が今日届きました!
ginjigane.JPG
 当工房ホームページのお知らせページでも書きました通り、今まで銀ハバキは時価とさせていただいておりましたがここ最近かなり銀の価格相場が落ち着いてきたので固定価格に戻すことにし、それに伴って週初めに銀地金を注文していました。
 合計15枚の地金ですが既に銀ハバキでの御依頼もいただいているのでこの地金をさっそく使用する予定です。
 それにしても2011年4月頃は銀相場が高騰しており、安い相場の時に買った地金も払底しつつあったのでどうしたものかと思っておりましたが何とか凌いで、今回銀地金を購入出来て本当に良かったです。
 当工房の主業務はもちろん研磨ですが、ハバキ製作も重要な仕事です。
 お客様のご希望とご期待にお応えすべく今後も銀相場とにらめっこしながらストックを心がけたいと思っております。
 研磨御依頼の際は是非当工房の銀ハバキも合わせてご検討くださいませ。

 
 
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2015年08月05日

色上げ・・・。

 8月に入ってから連日の猛暑日でさすがに当工房もクーラーの中で研磨をしています。
 今日は午前中に福岡のお客様からお預かりしている脇差の仕上げ研磨を行い、ひと段落ついたところで午後からはハバキの色上げを行いました。
 iroage1.jpg
 ハバキの色上げは硫酸銅と塩基性炭酸銅などの薬品でハバキを煮込んで着色していく古来からの方法です。
 ただ、硫酸銅は劇薬ですから猛暑でも室内で行うことはできませんので工房のベランダでいつも行っています。
 スマホのタイマー機能をセットして煮え立つ鍋の前で火加減を調整したり、ハバキ表面に色ムラが出ていないかなど時々チェックしながらの作業ですので結構汗だくにはなりますがさほど苦痛は感じません。
 やはり作業に集中しているというのもあるでしょうし、次第に深い味わいある色に変わっていくハバキを見ているのは楽しいからでしょうね。すっかり猛暑を忘れるほどでした。
 そしてほぼ納得できる色合いに仕上がりました↓。
iroage2.jpg
 最近は研磨と同時にハバキ製作を御依頼されるお客様が多くなってきました。
 本当にありがたく感じておりますとともに研磨同様ハバキのほうも益々研究して、お客様に喜んでいただけたらと思っています。
 
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2014年03月08日

銀二重ハバキ

ginfutaehabaki.jpg
 昨日から銀二重ハバキの製作を行っていまして本日午後完成いたしました。
 画像は完成してすぐにお客様への御報告メール用に撮影したものです。
 銀一重ハバキは比較的頻繁に御依頼を頂きますが銀二重ハバキの御依頼はホント久し振りでしたのでやや慎重になりながらも完成できました。
 銀と言う素材は銅に比べて遥かに軟らかいですから加工しやすく、またロウ付けも酸洗いしなくてもできるので作業性は良いですし、銅のように緑青を吹かないので刀身への影響も少ないです。
 ただ、軟らかいゆえに強度面と言う点ではやはり銅ハバキのほうが勝っているのは確かですね。
 特に銀二重ハバキの上貝を作る時はいつも思います。
 さて、銀ハバキについてですが既に”お知らせ”ページに書かせて頂きましたように4月から”時価”とさせて頂くことになりました。
 銀地金相場価格が安い時期に購入してストックしておりました材料がほぼ払底しましたので4月以降はその時点での銀相場に応じてとなります。
 なお銅ハバキについては現行価格のままですので何卒宜しくお願いいたします。
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2014年02月24日

金メッキ

mekki.jpg
 ここのところ純金メッキを色々研究しています。
 特に銅ハバキへのメッキですね。
 メッキと言うとクロームメッキに代表されるように現代化学工業的なイメージがありますが、歴史は非常に古くエジプトのピラミッドの時代の装身具に既に使われ、日本では奈良の大仏が当時は金メッキが施されていたのは有名な話ですね。
 ただ、当時のメッキ(鍍金)は水銀アマルガム(純金を水銀に溶かしたもの)を対象物に塗り、熱して水銀を蒸発させて純金をメッキすると言う方法ですから非常に有害でした。
 都が平城京から平安京に遷都したのも実は奈良の大仏のメッキの毒(水銀中毒)の為と言う説もあるくらいです。
 現代は有毒な成分を使うことなく、手軽に出来るメッキ装置も彫金関係のほうではありまして、私もそれを使用しています。
 ハバキなどの小さなものですと殆どムラ無くメッキ出来ます。
 ただ、私個人的にちょっとこだわりがあるんですよね。
 それは写真のような腰祐乗の場合、磨き部と祐乗部の微妙なメッキムラを完全に無くしたい事、ハバキの内側がどうしてもムラ気味(メッキ不十分)になることなどで、これらが完全に解消されたらお客様からの御依頼を承りたいと思っております。もちろんそれは現実的なものとして、確実にお客様への仕事としてフィードバックし近いうちに実現するつもりですのでどうぞ御期待くださいませ。
 さて、話し変わりますが親しくさせていただいている研師仲間の方も言ってましたが、今年は早い時期から御依頼やお問い合わせが急増しています。
 本当に嬉しい限りで、今日も兵庫県のお客様御二方からお問い合わせを頂きました(同じ県、同じ地域の方が同時にお問い合わせ下さる偶然、本当に不思議ですが非常に多いです)。
 例年ではこれから春先にかけて御依頼が増えるのですが今年は更に加速しそうですしそうであるとありがたいものです。御依頼予定の御客様におかれましては是非御検討のほどお願い申し上げます。
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2013年10月12日

久々の二重ハバキ製作

dounijyuhabaki.jpg
 今日は青森のお客様からお預かりしております脇差の銅二重ハバキの製作を行いました。
 それにしても二重ハバキはホント何年振りのご依頼だろうか・・・、ちょっと記憶に無いです。
 そのようなわけで朝早くから準備に取り掛かり、一応今日明日と二日間での製作を予定しておりましたが夕方にはなんとか出来上がりました。残すは納品直前の色上げのみとなりました。
 予定よりも早く出来上がったものの二重ハバキはその構造から作業自体は一重ハバキよりも複雑で何倍もの手間を要するのは確かですが良い勉強をさせていただきました。

 ハバキといえばコンクールのハバキの部もボチボチ着手しなきゃです。
 御客様の御刀の合い間の時間を作っての作業になりますが研磨のコンクール同様、なんとか出品に漕ぎ着けたいと考えております。


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2012年11月29日

久々の銀ハバキ

ginhabaki.jpg
 今日は久々に銀ハバキを製作しました。
 これは茨城県のお客様から御依頼いただいている脇差のハバキで研磨と同時に御依頼いただきました。
 当工房ではハバキも製作することから研磨と一緒にハバキをご依頼されるお客様が非常に多いです。
 ただ、ここ数ヶ月は銅ハバキの御依頼が続いていましたので、銀ハバキはホント久しぶりですね。
 銀は銅と比較して格段に軟らかく、ヤスリでの整形やロウ付け、色揚げなども作業がしやすいです。
 ただ難点はここのところの銀相場の高騰ですよね、7月のブログに掲載した地金はかなり以前に安い相場の頃に買った銀材料を鋳直したものですのでそれがある限りはまだハバキ料金表の価格で大丈夫ですが使い切ってしまったらちょっと厳しいかなあ・・・(困)。
 使い切る前に銀相場が以前のように下がってくれると良いのですが。

 さて明日はコンクールの授賞式に行ってきます。
 親しくさせていただいてる研師仲間やお世話になった先生方にもお会いできるので楽しみです。
 
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2012年08月24日

研修の準備

 予定通り今日は通常の仕事と平行して、研修会の準備に入りました。
 前半の研磨の部、後半のハバキの部のいずれも研修材料としては私自身が所有する刀の中から持っていくことにしています。
 お客様からお預かりしている大切な御刀は研修用の教材にはもちろん使えませんしその前に当工房の金庫から出したくないというのが本音ですね。
 移動中の事故や盗難など・・・、自分の刀なら自己責任でまだしも、大切な御客様の御刀はやはり工房内金庫でしっかり保管です。

kenshuuyou.jpg

 そんなわけで研修用の御刀、今日は後半の部のハバキの土台整形をメインに行いました。
 上の画像がそれです。

 刀身は2尺3寸3分と、ほぼ定寸、ただ、ナカゴ形状がややムラもあり、こういう場合のハバキ製作と処理について研修の折に講師の先生に教えて頂きたいと思っております。
 とりあえずは荒削り状態の現状ですが肉置きその他含めていろいろ学びたいと思っております。

 研磨のほうはこのハバキの刀刃もちろんですが同様の古研ぎ、ムラ刀も数本持参して、研ぐ前のチェック項目なども学びたいと思っております。

 さて、明日は別の錆刀(これも自己所有です)についてじっくり整備もしたいと思います。
 
 
 
posted by togishi1 at 19:44| Comment(0) | TrackBack(0) | ハバキ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする