2018年11月25日

小刀のツナギ。。。

 今年は暖冬とか言われてますがさすがに11月も下旬の今日あたりは朝晩の冷え込みが厳しくなってまいりました。
 それでも週間予報ではまた明日あたりから日増しに暖冬復活と言っているしなんだか体調のほうが追いつかない感じですね。
 さて行慶先生の脇差も23日に無事にお客様に納品できまして昨日は下の写真にある小刀ツナギを製作し、本日は通常の研磨作業後にこの小刀ツナギの最終点検と発送準備を行いました。
 kogatana-tsunagi.jpg
 ちょうど一か月前ですが煙草入れに仕込まれた六歌仙小刀を研磨し、御客様にも大変ご満足いただけました。
 (10月22日に日本刀研磨工房Facebookページに投稿しました)
 その後お客様からご連絡があり、やはり中身がないと煙草入れのほうがガタツキがあるので小刀ツナギを作って貰えないだろうかとのご要望がありましたことかお引き受けした次第。
 実際に煙草入れをお送りいただきましたが元々が小さな木ハバキ(柘植製?)も付属していてこの薄く小さな木ハバキに合わせて竹製のツナギを製作し煙草入れに入るようにしなければなりませんのでかなり神経を使う難しい作業でもありました。
 無理に合わせようとすると薄く小さい木ハバキですから破損するリスクもありますし、目釘のない柄に適度な固さで挿入、鞘側はガタつかないようにキッチリとしかし固くならないように・・・、いやはや本当に難しい作業で時間がかかりました。
 当工房では小柄小刀の研磨にも積極的に取り組んでおり、同時に小柄櫃に小刀の代わりに入れる竹製のツナギも御要望があれば製作しておりますが今回のような仕事は初めてでした。
 それにして色々なご依頼があるものですね・・・!、今回も勉強させていただきました。
 
posted by togishi1 at 18:42| Comment(0) | 小刀 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月27日

残念、刃紋がない・・・

 今現在今月最後の仕事として名古屋の御客様から御依頼いただいた小刀研磨パック3口を行っておりまして本日下地の最終段階である内曇砥を完了しました。
 長い御刀でも同様ですがこの内曇砥まで来ますと地金の鍛え肌、刃紋の形状がかなり鮮明に、具体的に見えてまいります。
 が、しかし今回お預かりした3本のうちの1本が全く刃紋が見えませんでした。
masayuki.JPG
 刃紋は見えないものの完全に焼きが入っていないというわけではなく捲れは多いながらもなんとか刃は付きます。
 また、全面に焼きが入っている”丸焼き”というものとも違いますね。
 完全に焼きが入っていない状態ですと薄い小刀では研ぎながら簡単に曲がってしまうのですが曲がることはないので弱いながらも焼き自体はあるはず、でも刃紋が見えてこない・・・。
 そういえば小柄に合わせるためと思われますがナカゴは磨られて光っていますが焼け身特有のブツブツの朽ち込みも見られるので恐らく何らかの要因で火を被ってしまったのかもしれませんね。
 ちなみに通常は下の写真のように刃紋が見えてきます(今回同時にお預かりした別の小刀です)。
kanemoto1.JPG
 いずれにしても明日、仕上げを行いますのでお客様にご納得いただける最善の状態に仕上げてお納めしたいと考えております。

 
posted by togishi1 at 18:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 小刀 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年07月25日

小刀仕上がりとふれあい里親の事

 千葉のお客様から小刀研磨パックとして御依頼いただきました小刀3本が本日仕上がり、無事に発送できました。その3本の中で特に出来が良かったのがこの小刀です。
kinkazan-kogatana.jpg
 ”金華山兼貞”と銘のある小刀、お預かりした段階では辛うじて刃紋は見えるも薄錆があり無駄肉もついておりました。しかし研ぎ進めるに従ってみるみる良くなっていきました。
 大肌交じる地金ですが腰開き互目の刃紋は匂いが深く明るく冴え、刃中にも細かい働きが随所に豊富にみられます。なかなか好感持てる小刀に研ぎ上がりました。
 さて話はがらりと変わり、jisou.JPG児童相談所から封筒が届きました。
 予め担当の方から電話をいただいていたので結果は知っていましたが今年の夏のふれあい里親事業は我が家の場合はなしという事でした。
 該当児童がいないということ、少子化と言うのもありますしそれはそれで仕方ないことです。これも御縁ですからね。楽しみにはしていましたので残念ですがふれあい里親は今後も申し込むので施設のお子さんが泊りに来る時が来たらまた思い切り遊んであげようと思います。
 
 
posted by togishi1 at 18:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 小刀 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月06日

小刀の研磨

 毎年のことですが12月に入ってからほぼ毎日のように研磨のお問い合わせや御依頼メールをいただいております。(本当にありがとうございます!)
 実際の研磨作業も年内納品をお約束した御客様の御刀もありますので忙しめではありますが何とか予定通り納品できております。
 kogatana-kiribako.JPG
 そんな中、数日前に、いつも懇意にしていただいている大阪のお客様から送られてきた小柄小刀2本。
 お預かり当初は二本ともうっすらと刃紋は見えるものの粗い赤錆に覆われておりました。
 お客様のご希望は”数ものだろうし研ぎに値するものかどうかも不明なので桐箱入りで・・・”との事でしたが、どうしてどうして!
 差し込み研磨で仕上げましたらご覧のように二本とも疵もなく小刀特有の玉焼のあるしっかりした刃紋が現れ、素晴らしい作品に生まれ変わりました
 長い御刀の時も同様ですが、荒錆の吹き出た状態で預かった御刀が研ぎ上げてみたら抜群に良くなったという経験を時々させて頂きます。
 研師冥利に尽きるといいますか、本当に嬉しい瞬間でもありますね。
 小刀の場合、別枠で作業できますので、お預かりから納品まで比較的早く出来ますし、今回のように桐箱入りでしたら刀身の研磨のみですからさらに早く出来ます。
 もしお手元に錆びた小柄小刀がございましたら是非一度当工房にお声がけいただければと思います。
 研磨を施すことによって可愛らしい宝物へと変身するかも知れませんね

 
 
  
posted by togishi1 at 18:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 小刀 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月09日

発送できました

chiyozuru.jpg
 前回のブログでご紹介させていただいた小刀、無事に研ぎ上がり本日発送できました。
 御預かり当初は真っ赤な錆に覆われて鍛え肌はもちろん刃紋も全く見えない状態でしたがこうして研ぎ上がると素晴らしい作品となりました。
 それと所有者であるお客様が悔やまれていらっしゃいましたが、この小刀は小柄袋に合わせるためにナカゴを短く詰めてありました。
 確かにそれはそれで決して価値が上がる要素にはなり得ませんが長い御刀でも時代の要求に応じてナカゴを磨り上げたりもするので、それと同様にお考えになればご愛蔵なされることの支障にはならないと私は思いました。
 さて小刀は比較的短い研磨工作期間で納品も出来ますし、今回の小刀のようにどんなに錆びていても研磨を施すと素晴らしくなることも結構あります。
 そのようなことから当工房は小柄小刀にも積極的に取り組んでおりますので、もしお手元に錆びた小刀がございましたらお気軽にご相談いただければと思います。
 よろしくお願いいたします!

 
posted by togishi1 at 20:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 小刀 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年07月13日

小柄小刀のこと その2

 今日は日曜日ですがまた御依頼件数が増えてきたこともあり(ありがとうございます!)、和歌山のお客様からお預かりしている小刀二本の研磨に再着手、研ぎ上げることが出来ました。kogatana2.jpg
 
 前回の小刀の記事以降、小刀のお問い合わせ、ご依頼をたくさんいただいております。
 そしてほとんどのお客様が上の画像のような共柄木ハバキ白鞘付の”小刀研磨パック”をご希望されます。
 やはり研磨して白鞘入りになりますと愛らしいミニチュア短刀のようになりますのでかなり見栄えもよくなります。
 ただ、小刀師による数打ちの小刀の場合本来が拵えの小柄櫃に入れておくものですので白鞘に入れることを前提に製作されておりませんし地刃ともに残念な結果になることも多いので研磨パックはお勧めできません。
 ですので研磨パックを御依頼でもお品を拝見して研磨のみの桐箱入りをお勧めする場合がありますので予めご了承いただけると幸いです。
 さて当工房では今までたくさんのお客様から小刀を研がせていただきましたが刀匠による真面目な作品、入念作品となりますと砥当たりも非常に良く、研ぎ上がりも非常に素晴らしいものになり、”たかが小刀・・・”などとは言っていられないとつくづく感じております。

posted by togishi1 at 20:40| Comment(0) | 小刀 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年07月01日

小柄小刀のこと

 御贔屓いただいている和歌山のお客様から先日、三口の小柄小刀(こづかこがたな)の研磨パックのご依頼をいただきましたがそのうちの一本を今日仕上げることが出来ました。
 kogatana.jpg
 小柄小刀としては比較的大振りのほうですがお預かり当初は薄錆もあり、なんとか玉焼きを交えた湾れの刃紋が見える程度でした。
 しかし内曇砥を終えた段階では匂いの深い湾れ刃、玉焼きのある棟際には映りも僅かに表れてきました。
 そして通常の日本刀の研磨同様に艶砥を使い、刃取りを行って仕上がった状態が上の画像です。
 白鞘に入っていることも手伝って、一見短刀にも見紛う素晴らしい作品となったと思いますがいかがでしょう・・・!?
 あと二口の小刀も同様に頑張って仕上げていこうと思っています。
 さて小刀についてですがここでちょっと送付についてお願いがあります。
 つい昨日も「小刀の送付は封筒に入れて送ればよいですか?」というお問い合わせをいただきましたが、
これだけは絶対になさりませんようお願いいたします。
 いくらボール紙で包もうがベニヤ板で挟もうがペラペラの封筒では輸送中に突き破って事故につながる危険があります。
 そうなってからでは遅いのですが実際に過去にティッシュで包んだまま封筒に入れて送ってきた方がいらして良くぞ事故にならなかったと冷や汗をかいたことがありました。
 常識で考えればわかることですのでなにとぞよろしくお願いいたします。
 なお、小柄小刀だけでなく通常の長い御刀に関しましても梱包方法や発送方法でご不明な点がございましたらメールいただき次第、安全確実な方法をご提案させていただきます。
 togishi@s6.dion.ne.jp

posted by togishi1 at 20:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 小刀 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする