2017年01月27日

銅板が来る

douban.JPG
 注文しておりました銅板が来ました。
 日本刀研磨工房だからと言って銅剣を作るわけではないです(笑)。
 これはハバキを作るための材料です。
 ちょうど作業の順番的に銅ハバキを作ることになりましたが材料の在庫がもうあと二個分になっていて急遽注文しました。 
 寸法は500mm×30mm×4mmを2本です。
 そう言えば昨年の10月から業務拡張をお知らせしていたこともあってか、たくさんの研磨御依頼をいただき、ほとんどの御客様から同時注文で銅ハバキの製作御依頼もいただきました(ありがとうございます!)。
 昨秋のコンクールで銅一重ハバキで努力賞を頂けたことから刀剣美術誌を見た方からの御問い合わせも数件頂きました。
 当工房ではハバキ製作は研磨御依頼時に同時注文のみ承っておりハバキ単品では現在のところ承っておりませんが今の調子で研磨御依頼と同時に銅ハバキの御依頼をいただければもう一回くらい銅板を注文しなきゃかなとも思っております。
 研磨御依頼の際には是非当工房の銅ハバキの同時注文も御検討いただけたら幸いです。
 よろしくお願い申しあげます。

 ※ ちょうど作ったばかりの銅ハバキ(色上げ前)がありましたので銅板と一緒に撮影しました。

 
posted by togishi1 at 21:12| Comment(0) | TrackBack(0) | ハバキ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月21日

今回は”張地艶”で・・・。

 日本刀研磨工房のfacebookページに錆身状態で掲載しました小脇差、今日から仕上げ研磨に着手となりました。
 下刃艶はいつも通り刃中の均しですのですんなり出来ましたが問題は地艶でした・・・。
 当工房では通常は”砕き地艶”と言いまして鳴滝砥を薄くして細かく割り砕いたものを用いて地金を研磨し、鍛え肌を美しく整えるのですが今回はどうにもこうにも思うようにならず硬軟、厚薄、粒の大小などいろいろ変えてもダメで、しまいにはヒケまで付き始めました。
 そこで張地艶で行う事にしました・・・。(下の写真)
harizuya1.JPG
 張地艶は刃艶同様に和紙を漆で裏打ちしたものですがベタ一枚で使用する刃艶とは違い、和紙を張った状態で切れ目を入れて平肉に順応するようにします。
 今回は張地艶にして大正解でした。
 砕き地艶で付いたヒケもみるみる取れて、靄が立ち込めたようなカブった個所も晴れていきました。
 harizuya2.JPG
 今回の小脇差の地金は鍛え割れもあり、巣が喰ったように口が開いた弱く粗い地金ですが、以前にも同様な地金の時に張地艶で行ったことを思い出しました。
 砕きだと荒れた地金の中に粒が落ち込んで親指の中で踊ってしまうのだろうか?、張艶だと和紙と漆の分、硬さが微妙に変わるのだろうか?
 今回は張地艶のほうが格段に良くなりましたが別の御刀だと肌が伏さってしまったこともありましたので興味は尽きないですし、今後は更にデータもとり、研究を進めて明確な答えを出したいと思っております。
 さて明日は日曜日ですが当工房では休日返上で明日も仕上げ研磨の続きです。
 仕上がりましたら日本刀研磨工房facebookページに載せたいと思います。

 
posted by togishi1 at 21:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 研磨 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月14日

今日の勉強会

 今日は今年初の月例勉強会でした。
 参加者はWさん、Tさん、Hさん、Iさん、そして今回が初参加となるIKさんでした。
 まずWさんですが今日も一番乗りで会場のセッティングから手伝ってくれました。
 その後今現在練習中の短刀の中名倉(天然砥石)での”タツ突き”法と砥目残りの処理法をお伝えし、実践でやっていただきました。前回の勉強会までは手だけで研いでしまいがちで砥石の上で刀身が踊ってしまったりしまいましたが体重を乗せて突く研ぎ方をかなり修得してきましたから砥目もかなり綺麗に揃うようになりました。
 ですので次回の課題として止まり目の取り方をもお伝えしました。

 Tさんは今回も二振りご持参され、内曇砥まで行ってきました。
 Tさんの課題は目下内曇砥でのヒケです。 
 前回よりもかなりヒケは少なくなりましたが着手し始めの区際と終盤となる物打ちから横手下ではまだヒケの付き具合にムラがあったりしますのでその辺をウィークポイントとして自覚されればヒケもかなり改善し付かなくなることと思われます。またつい最近本格的に研舟などもご用意されてますます意欲的に取り組まれているご様子ですのでメンタル面でも前向きに研磨を行えることでしょう。早ければ次回から仕上げ研磨にもチャレンジといきたいですね。

 Iさんは前回ご持参された脇差の備水砥工程に対して中々自信を持って着手出来ないとの事からまずは練習用の残欠を二本ご持参されました。それはそれで宜しいと思われますが研磨の根本にあるのは日本刀の鑑定鑑識ですのでそれに基づいて研磨することの重要性と砥面の調整について私なりの考えをお伝えしました。
 日本刀の姿形は歴史の中で時代の要求する戦闘様式に厳格に反映されるものですから下地においては研ごうとする御刀がいつの時代の作品かを鑑定するのが絶対条件です。それを再現するのが研ぎの目的でもありますからまず日本刀の鑑定を踏まえた上での着手をお勧めいたしました。

 Hさんは午後からの参加となりましたが小脇差をご持参されました。
 当初錆身だったそうですがかなりムラが酷く、本日の段階でも一応はかなり仕上げに近い状態まで行ってのご持参でしたが刃が駆け出している部分に刃ムラが大きくあったりして御本人もかなり悩まれたご様子でした。 
 とにかく現状よりも減らしムラを作らないことを前提に補修法などもお伝えいたしました。
 また細かい点についてもたくさんご質問もいただきました。

 本日が初参加となるIKさんはお父様の御遺品となる海軍軍刀拵え入りの軍刀をご持参されました。
 終戦も近い昭和19年の年紀がナカゴに刻まれた現代刀ですが軍刀とは言え真面目に鍛錬されたしっかりした御品でした。御自身で研磨されるか否かはお話になられておりませんでしたが熱心にメモなどもとられておりましたので今後も引き続き御参加いただき共に学んでいけたらと思いました。
 
 その他の事項としては今年初となることから今年の予定などもお話をし、中央での研修会やコンクールなども出来るだけ参加して相互の親睦と交流を更に深めることを参加者共通の今年の目標としました。

 次回は2月11日に開催いたします。ご興味のある方は是非お気軽にお問い合わせくださいませ。

posted by togishi1 at 19:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 勉強会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月07日

リダイレクト完了!

 すでに当工房ホームぺージの”お知らせ”ページなどにも記させて頂いておりましたが、当工房が利用しているKDDIのホームページ公開代理サービスが今年の10月31日に終了してしまうために昨年9月にJimdoによる新ホームページを作成しました。
 そしてKDDIとJimdoの両方のホームページを並行して更新してまいりましたが、KDDIのほうから”リダイレクト機能”(旧ページから新ページへ自動遷移する機能)の提供が始まり、当工房でもさっそく登録しました。
 ですので旧ホームぺージのURLを入力しても新ページに自動で遷移できるようになりました。💡
 試しに自分のパソコン内のブラウザのお気に入りに入っている旧ページをクリックしましたら新ページの画面になりますし、ヤフー検索で出てくる旧ページをクリックしても同様にJimdoの新ページに自動遷移してくれますのでリダイレクト機能成功です!。
 さて、Jimdoではアクセス数も編集ページから確認できますがリダイレクトを完了してから一気にアクセス数が上がりました。これは旧ページが検索サイトで結構良い順位で表示されていたこと、つまりは多くのお客様に可愛がって見ていただけていた証でもありますね。
 あらためて感謝しています。ありがとうございました。
 Jimdoによる新ページもほぼ旧ページ同様の内容ではございますがJimdoのページ構成にまだ合わせきれていない点や修正が必要な個所がありますのでこれらも出来るだけ早く修正していきたいと思います。
 また、Jimdoだからこそ出来る機能などもあるようですのでそれらを駆使して充実したホームページ、見ているだけでも楽しめるようなサイトにしたいと思いますので今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
 なおこのリダイレクト機能は2018年3月31日をもって提供を終了してしまいますのでその前に新ページをお気に入り登録していただけると幸いです。


 
posted by togishi1 at 16:21| Comment(0) | TrackBack(0) | ホームページ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月01日

謹賀新年

 明けましておめでとうございます!
 旧年中はたくさんのお客様からたくさんの研磨御依頼を頂き、そしてコンクールでは白銀の部で努力賞も頂けて当工房の業務としては本当に充実した一年でした。本当にありがとうございました。
 本年も何卒よろしくお願い申し上げます。
 さて元旦である今日は例年通り市内の愛宕神社に初詣に行ってきました。
atago.JPG
 ここ数年はずっとここに初詣ですね。今年で87歳になる母も一緒に行くので、なんといっても全く混まずむしろ空いているのが良いです。無料で甘酒とミカンのサービスもありますし・・・。
 ひとまず無事に新年を迎えられたことを神様に感謝して参りました。
 帰宅してからはニューイヤー駅伝中継を観ました。
 このニューイヤー駅伝は我が家の近くも通るのでいつも見慣れた風景がテレビに映し出されてそこをランナーが走りますから、夫婦で中継見ながら「あっもう松原橋じゃん!」とか「あれ?去年とコース違くね?」などで結構話が盛り上がりますね。
 駅伝観終ってからはやはり年末に作っていた研ぎ舟が気になって仕事場にちょっと入って最後の水漏れなどをチェックしました。
 さてさて当工房は明日から通常業務となり新年スタートです。
 今年もたくさんの研磨御依頼をお待ちしております。
 今月はリピータフェアーも受け付け開始(1月31日〆切)ですので、そちらも是非よろしくお願いいたします。
 
 
posted by togishi1 at 19:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月31日

今年もお世話になりました

 2016年もあと数時間で終わります。
 今年は私的には人生の転機と言いますか、大きな決断をしたりもして激動の一年でした。
 しかし、決してマイナス要素ではなく勇気を出したことでむしろ夢に向かって一歩前進できたと思いますから振り返れば本当に良い一年でした。
 特に思うのが10月から業務拡張を予定していて、HP上などでもお知らせしておりましたが当初の予想以上に研磨の御依頼を多数いただき、現在もお問い合わせはほぼ毎日頂いております。
 そういう意味では”感謝”という言葉を実感する年でもありました。
 ホームページのほうでは2017年10月末で現在メインにしているKDDIのホームページが終わってしまう事を知り業務上の危機感から相当に焦ってしまいましたが偶然にもHP移行先であるJimdoのセミナーが私が住む桐生市に時を同じくして開設され、偶然とは言えかえって学ぶ機会を得られたことに不思議な感銘を受けました。
 そして秋のコンクールでは白銀(ハバキ)の部で努力賞も頂けて本当に感無量でした。
 多くの人に助けられ、お世話になったおかげで2016年も終えることが出来ます。 
 本当に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました!
 明日からの2017年も私そして当工房にかかわる皆様お一人おひとりに幸多い素晴らしい一年となりますようお祈りしております。
posted by togishi1 at 21:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 思うこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月30日

研ぎ舟製作

 2016年も残りわずかとなりました。
 28日に今年最後の御刀を無事に発送し、昨日からは研ぎ舟の製作をしておりました。
 togifune2.JPG
 昨日材料の製材、今日が組み立てで、上の写真は枠組みに床材を張っているところです。
 
togifune3.JPG
 そして裏側はこのような感じです。特に排水溝のある角材には防水の為カシュー塗料を塗ったりしました。
 また表裏とも枠組みと床材の端にはシーリング剤を塗り隙間を塞いだりと完全防水にしました。
 
togifune1.JPG
 枠組みにも防水の為、油性ニスを塗り本日の作業を終えました。
 明日は裏側も油性ニスを塗り、排水溝両端に防水パテを使って完全防水を施してから排水パイプにホースを付けて床にはビニールクロスを張って完成の予定です。
 何とか年内ギリギリに間に合いそうです。

 、大工だった義父が10年以上前に作ってくれた研ぎ舟を現在まで愛用してきましたがここ数年は枠組みも狂い、床材は水の吸収と乾燥を繰り返したために歪んで、そして何よりも水漏れが酷くなってしまいました。
 その都度修理したりしてきましたがボチボチ寿命が来たようです。
 そのようなわけでこの暮れに来て研ぎ舟製作となりましたが、いやはや、当然ながら本職の大工さんみたいにはうまくいかず、また道具不足も当然あって、採寸を間違えてしまったり、削り過ぎて隙間ができてしまったりと悪戦苦闘しました
 私の地元の師匠は長年自然乾燥させた欅材を用いて寸分狂わぬ実に見事な研ぎ舟を自作し今現在も使っておられ私も憧れていますが、今後は今製作中の研ぎ舟を補修しながら使用するも、いつかは師匠のような欅製の立派な研ぎ舟を製作してみたいと思っている次第です。

 今回制作の研ぎ舟は1月2日の研磨から使用開始となります。


posted by togishi1 at 20:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 道具 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月25日

クリスマスですね・・・。


 今日はクリスマスですね。
 本来はイエスキリストが生まれたとされる御祝いの日ですがサンタクロースがトナカイのソリに乗って大きな袋に入ったプレゼントを子供達に配るとか、いろいろ夢のあるお話もあるので家族団欒の良い機会でもありますね。
 maria.JPG
 我が家は子供がいないこともあってクリスマスはここ何年も無しですがクリスマスっぽいものの写真でもと、寝室に飾ってある陶器のマリア像を撮影しました。
 これは私が高校生の時に市内のカトリック教会のイベントだか何か催しがありそこの売店で購入したものですからもう30年物です。震災の時も床に落ちたりしましたが割れて壊れることもなく今も見守ってくれている感じです。 
 fureaisatooya.JPG
 さて今回もふれあい里親に申し込みましたが該当児童なしという事で児童相談所から通知が来ました。
 実親から虐待等を受けてクリスマスどころではない子供達、赤ちゃんの時から乳児園で温かい家庭での家族団欒など経験したことない子供達も施設にはたくさんいます。
 里親として力になりたいのですがふれあい里親に出せる状況の子供が少なくなっているのもまた実情のようです。クリスマスになると毎年やりきれない気持ちになりますね。
 児童相談所の担当の方が毎回、該当児童がない時には結果通知書に手書きの添え状を同封してくださいます(写真)。気にかけていただき本当にありがたいですし励まされています。
 さてさてクリスマスは今日で終わり下地研ぎの内曇も今日丸々一日かかってしまいましたが完了しましたので明日から仕上げに着手。なんとか年内には研ぎ上げられそうです。
 
 
posted by togishi1 at 20:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 里親 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月19日

お預かり証を・・・

 ここのところ本当に御依頼が非常に多く、嬉しい悲鳴を上げさせていただいております。
 昨日短刀の研磨御依頼を県内のお客様から正式に頂き今朝お預かり証を投函、お昼過ぎには数日前にお約束頂いておりましたやはり県内のお客様が直接お見えになり定寸の樋入りの新々刀の御刀の研磨を御依頼くださいましたので夕方にはお預かり証を作成し投函いたしました。
 いやはや、朝晩2回、お預かり証を郵便ポストに投函させていただきました。
 oazukarishou.JPG
 既に当工房に御依頼いただきた経験のある御客様にはお馴染と思いますがこの写真がそのお預かり証です。
 当工房では正式に御依頼いただいた段階でお預かり証をパソコンで2枚作成し、うち1枚は捺印をしてお客様に郵送、1枚は控えとしてクリップに挟んで保存、そしてパソコン内のお預かり証ファイルデータも外部記憶媒体に出力して保管しておきます。こうすることでお客様ごとにお預かりしてる御刀データを管理しています。
 そう言えば、ホームページでもお知らせしておりますが年明けから毎年恒例の”リピーターフェアー”も実施いたします。お預かり証をお客様にお渡しすると同時にそのお預かり証のデータを管理することでお客様が例えばこのリピータフェアーに該当されているかもすぐにわかります。
 
 当工房に御依頼くださるお客様お一人おひとりの素晴らしい刀剣コレクションをお手伝いさせていただけるパートナー的な存在になれたらと日々思っております。
 ”お預かり証”・・・、ある意味で、当工房と御客様の絆を結ぶ重要な橋渡し役になってくれるものと信じています。
 
 
posted by togishi1 at 21:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月10日

今日の勉強会

 今日は今年最後の勉強会でした。
 参加者はWさん、Tさん、初参加のTTさん、Hさん、Iさんでした。
 いつも通り一番乗りはWさんでした。
 毎回時間前に来ては他の参加者が気持ちよく参加できるように会場である仕事場の整理を手伝ってくださるので本当にありがたいです。そしてこういう気遣いというのは実は研磨作業にはかなり直結する心構えでもあります。
 そのWさんですが午後にですが今練習している短刀の中名倉砥の研ぎ方を実地でやっていただきました。
 刀身の長軸方向、つまり縦方向にややシャクリの動作を加えて突き研ぎをする中名倉砥の研磨動作はなかなか難しいので上手く出来た瞬間とぎこちない動作になってしまうが半々ですが要領さえ掴めばできるようになりますのでじっくり反復練習をして頂ければと思います。
 次にTさんですがここ何回かはずっと内曇砥のヒケで悩まれたおりましたが本日はかなり改善してきました。
 大きな原因の一つはその砥目から判断して刃砥としては硬過ぎる砥石を使用していたことではないかと思われました。御刀と砥石のマッチングというのは昔から言われていることですからオールマイティにどんな御刀にもマッチする内曇砥と言うのはなかなかありません。どのような御刀にも対応できるだけの砥石を揃えて使い分けるのも研師の技量ですからその点をお伝えし、御確認いただきました。
 初参加のTT さんは当工房と同じ町内にお住いの方で介護士をされていらっしゃるとの事。刃物を研ぐのが好きで砥石についても結構御存知のようでした。ただ、日本刀についてはまだ初心者とのことで、今日は薙刀直しの脇差をご持参され、どのように着手して研いでいけば良いかを参加者一同で意見交換を行いながら必要な砥石などもご確認されておりました。
 Hさんは前回ハチマキが出来てしまった切先に修正を加えてご持参されました。
 前回からはかなり改善しましたが確定的な原因は断言できないのでとりあえずはナルメ台やナルメ艶の見直し(厚さなど)をお勧めし御確認いただきました。
 Iさんは備水相当の砥石をかけてご持参されました。
 ただ微妙に曲がりがまだ取り切れていないことから砥石が当たる箇所と当たらない個所があり、御自身もこれ以上やっていいものか不安に思われたご様子で途中の段階ご持参されました。
 研ぎを始めて間もない頃はとにかく砥石を当てることにのみ気が取られがちですがその前に曲がりを直さないと無駄に刀身をかなり減らしてしまい結果も決して良くなりません。砥石を当てる前に充分な研磨計画を立てることなどもお伝えし参加者一同で確認することが出来ました。
 
 本日は今年最後の勉強会であることから今年一年の勉強会を振り返って反省点なども取り上げました。
 毎年のことながら砥石で研磨するという事だけが先行してしまう傾向があります。 
 ”錆びた御刀を自分の手で輝きを取り戻せたらどんなに素晴らしいだろう・・・”、これは参加者共通の思いでもあり本当に素晴らしいと思います。ただそれを実現する為には日本刀の鑑識鑑定が絶対条件で、むしろ鑑識鑑定が先行してからそれを実現させる為の研磨というのが本当だと思います。
 来年からは本格的に鑑識鑑定をメインとした研磨研磨勉強会を行うべく準備もしてまいります。
 今年一年ご参加くださった参加者の皆さんにはここで御礼を申し上げるとともに来年以降も引き続きよろしくお願い申し上げます。また来年以降ご参加をご検討されていらっしゃる方も是非お気軽にお問い合わせの上是非私達の仲間に加わっていただき、美しい日本刀鑑定を研磨を通して体感できる喜びを共有できたらと思います。
 新年1月は14日に開催いたします。

 
posted by togishi1 at 20:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 勉強会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月26日

ハバキで努力賞いただきました!

doryokushou-shoujyou.JPG
 既にfacebookでは書かせていただきましたが、今年の研磨外装技術発表会には研磨(鎬造の部)、白鞘、白銀の3部門に出品し、研磨、白鞘の部は入選、白銀の部では努力賞を頂くことが出来ました。
 昨日は刀剣協会講堂で表彰式があり私も出席して賞状を頂いてまいりました。
 今年のハバキは例年もそうですが当工房で一番御依頼が多い銅一重ハバキで腰祐乗の化粧ヤスリ仕上げにしました。色上げ(タンパンと緑青の煮汁で煮込む)がどうにも思うように上がらず磨き地部分の処理を色々変えたり、タンパンと緑青の配合を変えてみたりしましたがどうにも3回目もダメで4回目でやっと上がりました。
 自分なりには精一杯神経を注ぎ製作したのですがまさか努力賞を頂けるとは思いませんでしたので本当に嬉しかったです。
 これも地元の師匠、研修会でご指導くださる講師の先生や先輩、そして研磨御依頼と同時にハバキもご依頼くださるお客様のおかげです。
 本当にありがとうございました!。
 努力賞を頂いたことで良い意味での欲も出ます。
 もちろんこれに慢心せず、さらに精進して研磨や白鞘でもさらに上の賞を頂けるよう研究していきたいと思います。
 さてこれから年末に向けて今年のラストスパート!たくさん御依頼もいただいてお預かりもしているので頑張りたいと思います。
posted by togishi1 at 19:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月15日

格安研磨のこと

 10日前から着手しておりました格安研磨御依頼の御刀が本日研ぎ上がり、発送することが出来ました。
 kakuyasu.jpg
 今回の御刀は長さとしてはほぼ定寸(2尺3寸8分)、差し表側に二筋樋が掻かれていて、お預かり当初はその二筋樋を中心に地刃不明なほどに錆びておりました。
 加州ハバキが付属(ガタはないもののかなり傷みあり)しておりましたので兼若系かなとも思いましたが大きく磨りあがってもあり時代的にもちょっとわかりずらい御品でした。
 実際に研磨してみますと兼若風の箱乱れが現れてきました。
 ただ、差し裏側は比較的健全ですが差し表側はやはり二筋樋のあたりを中心に粗い地金があり、刃紋も焼きムラが出ておりました。
 格安研磨ですので略式の差し込み仕上げですが写真のようになりました。
 格安研磨の場合、仕上げも人造の地艶を使う為にどうしても結果的に刃の部分も通常の差し込み仕上げのように刃が白く浮かび上がることはないのですが今回の御刀の場合、それでもしっかり匂口は出てきました。
 久々の格安研磨(数か月振りですね)でしたが作業自体はまずまず上手く行ったかなと思いましたし、ちょっとした発見(これは企業秘密・・・笑)もあり通常の美術研磨に生かせそうです。

 さて明日からは反りの深い鎬造り脇差の研磨です。付属品もハバキ、白鞘も破損しているので研磨、白鞘、ハバキ製作の3点セットの作業、気持ちも新たに頑張りたいと思います。


 
posted by togishi1 at 19:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 研磨 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月12日

今日の勉強会

 今日は月例の勉強会でした。
 参加者はWさん、Hさん、Iさんの御三方でした。
 Wさんは菖蒲造りの小振りな短刀に取り組んでいますがどうしても砥石が当たらない個所があり悩まれておりました。砥石が当たらない個所はもちろん刀身側に地ムラがあったりもしましたが同時に砥石の形状にも原因が見つかり、これを修正することで改善できました。
 これによって前回の砥目はほぼ除去できたので次の工程に進むことができそうです。
 Wさん、本当に良かったですね!

 Hさんは研ぎ上げた脇差と内曇まで着手している御刀をご持参されました。
 まず脇差ですが切先の横手上の色変わり、俗に言う”ハチマキ”が出来てしまう現象に御苦労しているようでした。筋切りの刃艶の厚さや竹ベラの弾力にまだ改善の余地があるようでした。
 ただ切先の筋切りやナルメは非常にデリケートな面もあり御刀との適合性もありますから単純に原因を決めつけるべきではないのですが考えられる原因を一つひとつ突き詰めていけば必ずや改善できるでしょうし、経験値が上がればそれは御自身の技のレパートリーも増えるので今後も生かせると思います。
 次に内曇砥までかけてこられた御刀ですが砥石の効きがまだ十分ではなく、効いていないことからヒケが入ってしまったりしておりました。Hさんのご自宅ではヒケを確認できなかったとの事ですので光線の取り方などをお知らせし御理解いただけました。電球との距離や位置を是非ご自宅作業場でも実践されて日頃の内曇工程に生かしていただきたいと思います。

 Iさんはまだ実際の研磨作業ではなくまずは基礎知識からではございますが熱心にご質問もいただき、参加者一同でそのご質問の回答について話し合い、また情報交換をすることが出来ました。
 特に一つの工程を終えて次の工程に進めるための見極めについては言葉では言い表せない微妙な点もあり、それはある程度年数を重ねた経験があって認識できるようになること、もし見極めを間違えたら戻る勇気も必要であることなどを一同で話し合い、確認しあう事が出来ました。

 その他の事項としては共通のテーマとしては本日のテーマである地艶の作りかたや張艶の方法、そして時代を見極めた上での研磨計画の立て方をお話しさせていただき参加者一同で確認しあう事が出来ました。

 次回は今年最後の勉強会となり、12月10日に行います。
 もちろん初参加の方も大歓迎いたしますのでご興味のある方は是非お気軽にお問い合わせください。
 togishi@s6.dion.ne.jp
posted by togishi1 at 21:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 勉強会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月05日

納品

 先日このブログでご紹介しておりました平造の脇差、無事にお届け出来、お客様にも非常にご満足いただけました。本当に嬉しいです。ありがとうございました!
 masahiro.JPG
 この平造の御品はお客様の御祖父様の形見分けで御受け継ぎされて今回、当工房に研磨諸工作の御依頼をいただきました。
 お客様御自身は御若い御年代の方ですが大変誠実なお方で毎回当工房の研磨報告に御丁寧に御返信も下さり、本当に気持ちの良いお付き合いをさせて頂きました。
 またそのようなお客様の御品だからという事ではないでしょうが前回も書きましたように研ぎ減りがありながらも不思議なほどに違和感なく研ぎ進めていく事が出来て私自身も今更ながら古刀の神秘的な地金の魅力を再確認した次第です。
 おそらく500年ほど前の御品ですがそれが現代に伝わってきたという事は日本人の日本刀に託す心、精神性を物語るものだと思います。
 今後も大切にしていきたいですね・・・・。

 さて今日からは同じく古刀だと思われますがほぼ定寸の鎬造りの御刀の研磨に着手しました。
 格安研磨での御依頼ですが切先周りなどの整形はやはり大事な決め所、やはり妥協はせずに取り組んでしまいますね。
 
posted by togishi1 at 18:59| Comment(0) | TrackBack(0) | カテゴリ無し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月01日

11月ですね・・・

 今日から11月ですね。 
 さすがに仕事場にもストーブを入れてとりあえず朝の作業開始時だけは点火しています。
 Facebookのほうでたまたま1年前の今日、つまり去年の11月1日を振り返りましょうという案内みたいのが出て去年のブログがあったので読み返したら、そうですね、退院したばかりで体調はイマイチ(すぐ疲れてしまう感じ)でしたがコンクールに間に合いそうなので精一杯頑張っていました。
 でも今だから言える事ですが結構きつかったのが事実で出品に漕ぎ着けられて入選できたことは自分の中では特賞とれたぐらい嬉しかったですね。
 さて今年は出品予定の御刀は既に研磨を完了して後は受付期間に東京に持っていくだけになりました。
 
 という事で今研磨しているのが平造り脇差です。
 本日、内曇地砥まで完了しました。
kumori.JPG
 かなり時代が上がると思われる御品で、刀身の半分は研ぎ減りで芯金が露出しており、匂口もかなり眠いのですが、やはり鉄自体が良いんでしょうか、通常これだけ弱い地金だったりすると内曇砥の相性もなかなか合わずヒケ気味になったり、特に地砥で大肌の部分が裂けたりしてしまいますが砥石を引き込むほどに落ち着いてしっとりした潤いさえ出てきました。この辺が時代の上がる古刀の神秘というか不思議なところですね。
 明日から仕上げ研ぎに着手ですが今から着手が実に楽しみでもあります。
 
posted by togishi1 at 22:25| Comment(0) | TrackBack(0) | カテゴリ無し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月25日

鞘ノミが来た

 先週注文していた鞘ノミが出来上がり、今日来ました。
 それがこれです。↓

sayahiranomi.JPG
 刃幅は21mm、通常の鞘ノミは極浅の外丸ノミ(丸の外面が鋼)ですが今回のこの鞘ノミは真平です。
 では、どういう用途で使うかというと刃道の微調整で使うものです。
 日本刀と言うのは一般的なイメージで言いますと刃筋は元から先まで刀身のど真ん中を真っすぐ通っていると思われがちですが、必ず表裏どちらかに寄っていますし場合によっては左右に蛇行しているものも決して少なくありません。もちろん、研磨が主業務の当工房では極力直していきますがそれでも刀身を収める白鞘製作に当たっては刃筋が寄っている側へ刃道を作りそこに刀身が収まるように調整します。
 この刃道を微調整するのが今回のこの鞘ノミです。
 深さにして僅か1oにも満たない刃道の修正にどうして刃幅21mmの平ノミが必要?
 そんな疑問の声も聞こえてきそうですが、今まではもっと幅の狭い極浅ノミなども使っていましたがどうしてもノミ自体の重量が足りずに逆に深すぎてしまったり、ムラが出来てしまいがちだったりもしましたが本日の鞘製作で早速導入したところ抜群に微調整が効き、刃道も綺麗な曲線となりました。
 他にも刃道の修正にはヒフクラ鉋を刃道修正用に改造したりして用いる方法もありますが私的にはこの平ノミが一番合っているかなと自分では思います。
 今後も主業務の研磨はもちろんですが白鞘もハバキ製作も一切の妥協はせず研究も続けてお客様からの御依頼にお応えすべく体制を整えたいと思っております。
 どうぞよろしくお願い申し上げます。

posted by togishi1 at 19:33| Comment(0) | TrackBack(0) | カテゴリ無し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月15日

今日の勉強会

 今日は月例の勉強会でした。
 参加者はWさん、Tさん、Mさんの御三方でした。
 Wさんは小振りの短刀の改正砥研ぎを今やっていますが中々思うように砥石が当たらない個所があり苦戦しているご様子でした。着手以前から既に研ぎ減っているので地ムラもありますからその点をご確認いただいた上で対処法を参加者間で意見交換致しました。

 Tさんは本日のメインテーマでもある”ヒケ”で現在悩まれています。
 研磨中についてしまうヒケには実に様々な要因がありますし、同時に複数の要因が重なってヒケとなってしまう事もあるでしょう。今回は二振りご持参いただき、一振りは健全な現代刀、もうひと振りはやや疲れのある時代刀でしたが現代刀のほうは比較的ヒケが少ない事、刃中にヒケが多いことなどから内曇砥の効かせが不十分であることも要因の一つかもしれません。とりあえずは思い当たる要因を参加者で情報交換を行いましたのでTさんにおかれましてはさらに解決法を発見してヒケという壁を突破していただきたいと思います。頑張ってください。

 Mさんはコンクール出品予定の御刀をご持参されて見せてくださいました。
 現在は地艶の段階でした。地艶でもまだ下地艶の段階ですのでこれから肌や色を整えていくわけですが非常に丁寧に地艶作業を行われたので細かい肌の鍛接面なども良く見える状態になっていました。
 これから上地艶、拭いへと進むわけですが楽しみですね。
 そういえばMさんも以前はヒケに悩まれた時期がありましたが今は完全に克服しましたね。そういう意味でも今回はTさんにとっても参考になったのではと思います。

 さて本日は本来ならブラジル出身のHさんが来る予定でしたが朝方発熱してしまい来られませんでした。
 (夕方にはお薬も効いてだいぶ熱も下がってラクになったそうで良かったです)
 ご本人も残念がって、来れなくなってしまったことへのお詫びのメールをくださいましたが、是非来月は元気に御参加いただければと思います。

 次回は11月12日です。勉強会御参加にご興味のある方は是非お気軽にお問い合わせ頂ければと思います。
posted by togishi1 at 21:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 勉強会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月13日

仕上がる

 10月も半ばとなってきますといよいよ秋の深まりを感じますね。
 さすがに朝晩は寒いのでボチボチ仕事場にストーブを入れたくなる時期となりました。
kissaki2156.JPG
 今月3日に荒研ぎをしてこのブログでもご紹介しておりました脇差の研磨が本日完了しました。
 画像がその脇差の切先部分で3日のブログでは横手を跨ぐように存在していた錆の痕跡について書きましたがほぼ痕跡はなくなりました。それどころかこの脇差、当初は錆もひどくボテボテで形も崩れておりましたが工程が進む程に沸え出来の素晴らしい刃紋が現れてきました。切先に関しても激しい沸え帽子(切先内の刃紋)とは別に荒沸えが厚く付いていてまるで一枚帽子の様相を呈しています。
 惜しむらくは棟と鎬地にやや鍛え疵が出てしまっていますが、そのような短所をカバーして余りある刃紋の出来でしたので私自身が研ぎに惹き込まれてしましました。
 
 さて秋の研磨コンクールの作品もボチボチ着手しなきゃと思います。去年の今頃はちょうど怪我で内臓を痛めて入院していたのを思い出しました。コンクール出品も半ばあきらめていましたがギリギリ間に合いましたが今年からはもうあのような怪我をする心配はなくなったので気持ち的にも良い意味で余裕を持って取り組みたいと思っています。
 
posted by togishi1 at 21:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 研磨 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月03日

切先の整形と錆の痕跡

 早いものでもう10月になりました。
 季節の変わり目とは言え今年はまだ日中は汗ばむ日もあり体調を崩さないようにしたいものです。
 先月下旬はかなり以前から決意し準備も進めてきておりました私個人の事ではありますが一つの人生の大きな転機を迎え精神的に良くも悪くも大きく揺れ動きました。
 ただ普段はなかなか気付かない事ですが周囲の人に支えられて自分という人間がいるという事を改めて実感することが出来たのもまた事実でお世話になった方々には本当に感謝しています。
 今月からは当工房も業務拡張していきますが研磨の御依頼をくださるお客様お一人おひとりとのお付き合いを大切にしていきたいと考えておりますので何卒よろしくお願い申し上げます。
kissakiseikei2.JPG
 
 さて写真は県内のお客様からご依頼いただいた脇差。
 お預かり当初は完全な錆身で曲がりやウネリはもちろんですがボテボテの地ムラで鎬線は当然蹴られて立っておりませんでした。
 昨日早朝から開始し本日午後に切先の整形まで何とか漕ぎ着けました。
 この切先は表裏とも錆の朽ち込みが酷かったために相当時間もかかりましたがまだ細かい錆の痕跡が横手筋を跨ぐような感じで残っております(写真では残念ながら写っていませんが)。
 ただ荒い砥石でガサガサ研ぎすぎますと肝心な肉まで落とす結果になりませんしそれだけは避けたいですから残りは次の改正砥や名倉砥に委ねていこうと決めました。
 まずは三つ角、刃角、それをつなぐ横手線、小鎬などの稜線の位置を定めてから切先内の錆を極力落とした段階がこの写真です。
 「う〜ん・・・、名倉までで痕跡は消えると思うんだけどなあ・・・」
 毎回のことですが自問自答しながらの作業となりました。
 形だけはバッチリ決まっても錆が残っている、うっかりすると形だけ先に出来上がって錆がまだ残っているということもあるわけで、この辺の見極めが難しくもあり経験ですね。
 とりあえずは備水砥まで完了したので明日は改正砥でちょっと様子を見てみたいと思います。👀

posted by togishi1 at 23:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 研磨 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月13日

動いてる!ありがとうございます!

 先月後半から、そして特に今月に入ってから過去最高くらいに御依頼を頂いております。
 なんだか毎日、お預かり証を作成して投函してる状況ですが本当にありがとうございます。
 昨日もアポ無しでしたが隣市のお客様が直接当工房に御相談に来られたし・・・。
 刀剣界が動きつつある脈動を確かに感じております。
 また、私自身と言いますか、当工房は10月から業務拡大して今まで以上に作業時間も増加してお客様のニーズにお応えしていく所存ですがそれを発表する前にこんなにたくさん御依頼やお問い合わせをいただけたことに不思議な運命を感じております。
 ホームページの納期目安のほうは多少余裕をもって記させていただいておりますので詳細は個別にお答えさせていただきます。
 
 刀剣博物館の両国への移転、昨今の刀剣ブーム、全てが良い方向に向かっていることは本当に素晴らしい事ですし、これも愛刀家の皆様のご協力なしには叶わなかったものです。
 私自身も微力ながらこの良い動きに参加していけたらと心弾む思いでいる次第です。
 
 さて明日は地元のお客様からお預かりしている御刀の内曇り引き作業が控えております。
 今日は早目に床について良い夢でも見て明日に備えたいと思います。

 
posted by togishi1 at 21:38| Comment(1) | TrackBack(0) | 研磨 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする